人狼物語 三日月国

224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】


【人】 陽光の元で ニーノ

>>82 リヴィオ

反応は予想出来ていたものだった。
滅多なことで怒ったりもせずにいつも微笑みを返してくれる。
そんな寛大さだって男が貴方を憧れている要素のひとつ。
それでも礼儀というのは大切だから、訂正は自分の意識を正すための儀式だ。
……とはいえ。

「かっ、からかってたんですか!?
 っていうか後輩かあ、そっか、なるほど、な〜んだ……」

正したところですぐにまた崩れるのだが。
勝手に変な想像しちゃったな、なんて肩を落とす。
にしても誰だろうなと考えて、なんとなくわかるような、わからないような。

「でもそうやって毎日着けてくれたら渡した相手もうれしいだろうな。
 オレもせんぱいに何か渡したくなったら、渡しますね!」

サプライズにならないような言葉を添えて、今度握り直した拳はやる気から。
仕事を邪魔してしまっていることに関しては気にしなくてもよいみたいだけれど。

「あ、そういえばリヴィオせんぱいに話したいことがあって……
 またえっと、ご飯とか行ってくれたらうれし〜んですけど……」

それでもやっぱり引き留め続けるのは悪い。あんまり約束を取り付けられるタイミングも多いわけではないから、最後にそれだけ、と。男はちらり、貴方を見上げていた。

#街中
(101) 2023/09/13(Wed) 10:24:07