【人】 2年生 松本志信─少しだけ前─ そ、残念ながら。 [繰り返される抑揚のない声に>>95 少し苦笑しながらまた繰り返した。 触れられた部分は生きるリズムを無慈悲に刻み その音に心は死を憧憬する。] 箱を見たり考える側になることはあっても まさか猫側の気持ちを味わうなんて、思ってもなかったなぁ。 こりゃ、いいレポート書けそうだわ。 [ははっと笑う。 半分冗談で、半分本気だった。 それから朝霞ちゃんの介抱をすることになったわけだが 途中、何やら難しい用語も交えていろいろと工藤ちゃんが教えてくれた>>96 袋は使わない方がいいらしい、それがわかれば袋を手から離させて。 ただ息を吐くように、アルカ…なんちゃらが治るように。 寄り添い介抱をしないことには別段嫌悪も何も抱かない。 寧ろ“声”で情報をくれた工藤ちゃんに感謝こそすれど。] あ、じゃあ俺と朝霞ちゃんの無事も伝えといて! 頼むぜぇ〜。 [レストランへと向かう工藤ちゃんの背にかけたのは間延びした いつも通りの声]* (101) 2022/09/04(Sun) 9:42:54 |