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人狼物語 三日月国

40 【完全RP】湯煙に隠れる吐息【R18】


【人】 美雲居 月子


[ 熱を持ち、少しばかりしっとりとした
首筋を、指先で撫でて。
「はぁ」と息を吐いた。

浴衣に着替えるか、と思案しながら
客室の方へ戻ろうと歩く。

だれかに声をかけられない限り、
そのまま百日紅の部屋に戻れば、
着ていた、しなやかな風合いの桃色に、
蒔糊散らしを施した小紋の着物を脱ぎ、
旅館の浴衣に袖を通す。
着崩すことなくきっちりと纏えば、
再び部屋を出るだろう。
どうやらあの噂は本当らしい。
そうならば、部屋に篭っているよりも、
おそらく外に出た方がきっと
楽しい夜になるはずだから。]*

 
(114) 2020/08/09(Sun) 15:01:53