人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 数学教師 長尾 浩明

――どこかの休日の話――

  いつだったかな。
  花巻庵へお菓子を買いに行って
  でもタイミングの問題か
  いつも商品をお勧めしてくれる看板娘はいなくて
  店番をしていたのは彼女ではなくて家族の誰か。
  
  何度か来ていたから花一高校の先生だとは
  知られていたんじゃないかと思う。
  だからこちらから軽く挨拶をして。
  
  気が緩んでたのか。
  
それともいつも見てる顔が見れなかったから

  そんな理由だったのか。

   「 花巻庵は可愛い看板娘がいるから
     この先もきっと安泰ですね。 」

  なんて、本人のいない所で
  話してしまったことが、あったかな。
  
それが本人の耳に届いたかどうかは…

  
自分は知らないことだけど。
(145) 2021/07/29(Thu) 0:30:48