人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 神崎 紅葉

「お祭り、あんなに楽しみにしてたのにね……」
「その直前であんなことになるなんて……」
「きっと無念だっただろうね」

[席のあちこちでそんな言葉が交わされている。
話を聞こうとすれば、誰もが皆涙とともに教えてくれるだろう。

明るく、優しかった彼女のこと。
お祭りが大好きで、毎年とても楽しみにしていたこと。

お祭りに行けなかった彼女は、どんなにか無念だったろう。彼女の心を推し量る優しい人たちの言葉。

それが転じて、

「はなひら神社には、夏祭りのまえに死んでしまった女子高生の幽霊が出る」

なんて噂になっていく、これはまだその前の話**]
(153) 2021/07/23(Fri) 21:27:45