【人】 3年生 武藤景虎[触れ合った肌がどこもかしこも熱くて。 頭を抱えるように抱きしめると、少しの間重なる心音を聞いていた。 抱き寄せる腕の力が緩めば、少しだけ体を浮かせて体の間に僅かできた空間に片手を滑り込ませた。] ……、わかった、 見てないから、 [まあ嘘なんだが、体の方は今はよく見えないし嘘でもない。 どちらにせよ固く閉じられている瞼にはわからないことだと唇を落として。 引き締まった腹筋を撫で上げると、先程は速攻で隠された胸元に触れた。 膨らみこそ感じられなくても、直接触れたそこは自分の胸板より幾分柔らかいと思える。 手の動きは揉むというより弄るに近かったけど、硬くなった突起に掌が触れるとまたひとつ体が熱くなる気がして、指先で形を確かめるように摘んだ。] (173) 2022/09/18(Sun) 11:08:14 |