「 うん！いっぱい楽しもうね！ 」>>168



［頭で二重に声が響いた気がして、一瞬、怯む。
　秋の彩りには未だ早い夏のこと

］


　　……あ。うん。
　　そうだな。………ッ、あ、えっと

［口を開きかけて、何を言おうとしたのか忘れる
　否、やっぱりそれを、いつかの夏も言った気がして。
　どうして言いたくなったのか、忘れてしまったけれど］