人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 神崎 紅葉

ねえ、わたしはここに居ちゃいけないの?
一人で、違う場所に行かなきゃいけないの?

そんなのやだよ……ねえ、先生。
どうせなら一緒にーー


[血塗れの少女は手を伸ばす。
今までずっと、誰のことも恨んでこなかった。
今だってそうだ。
この手を伸ばしている相手は、自分を殺したあの男性教師じゃない。

恨んではいない。ただ寂しいだけ。
もうここに自分の居場所がないことが、ただ悲しいだけ。

それだけで、少女は手を伸ばす。
どうしようもない自分に、微かに自己嫌悪を感じながら]

一緒に来てよ、先生。
(お願い、この手をとらないで)**
(209) 2021/07/26(Mon) 2:01:40