人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 鳳 凛



『最初が肝心といいますでしょ?
甘やかして入り浸られたら困りますの。』



[何の店だったか、外から商品を眺めていた凛は、そこの女主人に塩をまかれ立ち去るように迫られた。
その時、たまたま通りすがった楓の祖母に助けられたのが出会い。
着古してボロボロの服を纏う凛の頭にかけられた塩を払いながら、彼女は自身の家へと凛を招き入れた。

そこで、少しだけど、と凛は彼女からお駄賃を手渡された。
何でも凛が好きなものを買えるようにそうしたのだと推測されるが、凛はそのお金を全額店の募金箱に投入した。]


すきにしていいって…、だから。
わたし、おかね、もっていたくないです。


[そう応える凛に彼女は、良かったら時々話し相手になって欲しい、と言った。
それから、少しの間は彼女を尋ね、一緒にお菓子を頂きながら話をしていたのだが、ある日、凛は彼女が例の店の夫婦と、その仲間から陰口を言われている場面に遭遇してしまう。
わざと聞こえるように話す悪口を、それでも彼女は気にすることはない、と凛に伝えたのだが、凛は首を振り、それ以来、凛が彼女を訪ねることはなくなったのだった。]
(212) springkraut 2021/07/24(Sat) 8:12:23