人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[ところで、彼は自分の自転車に乗って来ていただろうか。
もしそうなら、自転車屋さんの子供は、
どんな自転車に乗ってるのかなと、
私の目が向くのは自然な流れだったと思う。

もしそうなら。]


 ……………
 ……………


[塗装が剥げていたか、型落ちしていたか……>>206
は、関係なく。

私の視線が釘付けになるのは、そこにあるべき補助輪が、
きれいさっぱり取り払われているその部分。

同じ年くらいだと思ったのに……
裏切られた……


なんて感想を、抱いてしまったかもしれない。

私の自転車に、彼が乗ってみるという話になっていたなら、
代わりに彼の自転車を借りて、
補助輪なしを試させて貰えたりもしただろうか?

背の高い私にも、背伸びしたいお年頃はあったのだ。]*
 
(215) 2021/07/22(Thu) 11:33:08