【人】 大木慎之介[何気なく尋ねてみた噂話で、 未國が見せた優しい表情に目を奪われた。>>210 その表情と語る言葉とで、 その人こそが未國が助けたい友達なんじゃないか、と なんとなく感じ取り] ……うん。紹介してくれよ。 オレも一度話してみたかったんだ、 保健室には全然馴染みねぇからさ。 [そう返したときの大木の声も表情も、 未國につられたかのように優しいものだった] じゃあ未國、“また明日な”。 [ひら、と手を振って歩き出す。 昼休みが終わってしまいそうだったから。 旧校舎探検の後では、このひとときが一番 安らかな心持ちがした時間だった]** (219) 2022/10/19(Wed) 19:04:25 |