人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 数学教師 長尾 浩明

   
   「 明るくて優しくて、か……。 」

  昨日会った時のイメージと同じように思う。
  心からお祭りの準備を楽しんでいるように
  自分には見えて、それはきっと
  お祭りを楽しみにする故で。
  クラスにいたら注目を集めそうな
  
……教え子としていたのなら

  
覚えていそうな、存在。

  
  
―――昨日会って話したのは、やっぱり



   
「 鳳さんは……死者と話すことって

     
できると思うか? 」



  なんて、問いかけておいて
  彼女を困惑させるような気がしたから
  いや、やっぱり何でもない、なんて首を振った。
  話が続いたとして…今日はお祭りの日。
  楽しみに来たのだろうし、あまり引き止めるのも
  よくないだろう、と。

   「 お祭り、楽しんで。 」
  
  そう言い残して、向かう先は屋台が並ぶ方。
  行き先が同じなら別れずにいっしょに向かうことに
  なったかもしれないけど、どうだったかな。*
(248) 2021/07/24(Sat) 12:40:39