人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 田邊 夕鶴

 
[食い気味の返事に圧されながらも>>223
どうぞ、と自分の自転車を差し出して。
嬉しそうにペダルを漕ぐ姿を見られたなら、
私は満足げな顔で、ニコニコと見守っただろう。

代わりに差し出された、補助輪なしの自転車に、
乗れる?と尋ねられれば、神妙な顔をして。]


 ……やってみる。


[キリッと言いながら、頷いた。

脳裏に浮かぶのは兄の顔。
補助輪付きなんて、まだまだだな〜。お子様だな〜。
と言いたげなあの顔を思い浮かべると、
俄然やる気が漲ってきて。

そうだ、家族に面倒を見てもらわずに、
自分で補助輪なしの自転車を乗りこなせるようになったら、
どんな顔をするんだろう?

それはとてもいい考えに思えて。
だから、練習をしようと広場に誘われたなら、
二つ返事で草むらまでついて行った。]
 
(249) 2021/07/22(Thu) 15:25:42