人狼物語 三日月国

86 【R15RP】君と僕の、夏祭り


【人】 二年生 稲出 柊一

回想:前世貧乏神の彼女


[幼い時から、一人の時間も割と好きだったオレは、
1人でふらふら出歩いて遊ぶことも、珍しくなかったんだ。
そんな時、同じように1人にしている
女の子を見かけたから>>247、声をかけたんだ。

そんな事が数回続くと、やった事ないって言うからさ、
吃驚しつつ、家でゲームしよう!って誘ったんだ。]

 『なにやってんの!?
  それ、ちょっと行った洞窟の宝箱に入ってるよ?』

[いきなり布の服や薬草を買い占めだすプレイスタイルには、
流石に面食らったが、当時その概念すら知らなかった
縛りプレイというのも、存外面白いものだと知ったんだ。
初期装備でクリアって出来るんだな……。


彼女の境遇や前世の話を、聞くことはあっただろうか。
無かったとしても、決して豊かではなさそうなことくらいは、
子供のオレにも察する所はあったんじゃないかと思う。
生意気ながら、彼女のことを心配する気持ちも、
少しずつ大きくなっていったような気がする。*]
(256) 2021/07/22(Thu) 16:25:45