【人】 古書店店主 薄氷 智詞― 個室休憩室でのこと ― [ >>422不服そうな顔。 肩にかかる重さに、ん?と耳を傾ければ 拗ねたような響きに聞こえて] 叶うなら、その先も――…だといいな [ 我が儘なんて、思わない。 だけど、この気持ちが何のか、 まだ名前を付けるには、人を想ったことが少なすぎて。 それを確かめる時間が欲しかった。 酒精の香りに惑わされた一時の感情とは ――…思いたくなかったから。 だけど、その言葉で君の表情が萎れてしまって、 胸の内で少し焦ったりもして、だけど 名刺を渡せば、ぱっとその花はまた咲いた。] (436) 2020/07/27(Mon) 20:19:25 |