【人】 古書店店主 薄氷 智詞[ 書き込まれていく文字に、瞳を緩ませ それを受け取れば、] ありがとう [ 添えられた部屋番号に、嬉しそうな笑みを零す。 部屋の番号を教えて言われれば、隠すわけもなく] 912号室だよ [ 福引の女神様が選んだ数字。 伝えれば、ニコニコと笑う顔が可愛くて、 ぽんと軽く頭を撫でようと手を伸ばした。 名残り惜しい気持ちは一緒なのかな。 それでも、今はまだ誠実な狼でいたかったから 未練を残しながらも、部屋を後にした。*] (437) 2020/07/27(Mon) 20:20:10 |