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人狼物語 三日月国

203 三月うさぎの不思議なテーブル


【人】 厨房担当 ゲイザー

― 現在:ケーキのおはなし ―

[お誕生日のケーキ……といっても、ホールに蠟燭を大量に立てて出すものではない。
 あくまで食後のデザートとしての小さなもの。
 それでいて、ささやかであってもお祝いに相応しいもの。

 黒原=ベイカーが作ってくれた生地を用いた、クランブル風のケーキ。
 あの「紫のうさぎ」が腕を示す一品としてはうってつけの品だろう>>0:182

 型に流し込まれたケーキ生地の上には林檎が、さらにその上にそぼろ状のクランブルが敷き詰められている。
 低温のオーブンでじっくりと焼き上げられたケーキは、予熱を取った後に冷蔵庫で少し寝かせて――。
 そんな工程で作られたクランブル風ケーキは、四角いピースに切り分けられた状態で盛り付けられる。

 シナモン香るさくさくのクランブルに、林檎の甘さがよく馴染んでいるしっとりとしたケーキ。
 盛り付けるケーキ用の小皿の中央には、四葉の新緑のクローバーをくわえた青い鳥が描かれている。]
(512) 2023/03/04(Sat) 16:53:50