うへぇ……オタクっぽい言い回しすんねぇ、俺の中の花がなんか咲き乱れてるわ……

そこは、俺の忘れてた記憶が順序よく鮮明になっていく手筈のアレコレにしてて、説明不足で本当すまん。
それは、フォーマルハウトとの出会いの記憶。

俺の育った場所は戦闘が絶えない地区だったが、貧しくて逃げ出す知識もないから運良く生き抜けることを神に祈るしかなかった。だが運悪く、順当にその時は来た。
一家の皆殺しに、遭遇した俺が一人逃げた話。

人を意味なく殺すというのは、ただの消費行動で人間から離れた所業だと認識してるためそういう描写にしちゃったよね。

その男が、フォーマルハウトの前の持ち主。
フォーマルハウトで、自分の心臓を刺したところまでを俺は見ている。それを拾って逃げた。

フォーマルハウトは、持ち主のネガティブな感情を食うけれど、それがコンスタントに持ち主から発されなくなった時（気力が萎えたとか、幸せになったとか）持ち主の心臓を食って終わるんだ。俺は知らない情報だけど、そうだ、サーリフには伝えておこうと思ってた。
（ロルで手一杯になっちゃってた！）