人狼物語 三日月国

129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】


【秘】 人形師 シェルタン → 泰然自若 シトゥラ


「……。」

しばしの沈黙。
想像する。自分が取り返しの付かない事態になり、そのせいで彼を傷付ける可能性を。
……自身の存在が疵となるのに悦びを覚えてしまうのも確かなのだが、それ以上の苦しさを感じた。
同時に過ぎったのは『処刑』後の彼の泣きそうな表情だった。


「……悲しませてしまうのは。確かに、嫌ですね」

答えた声は、先程よりも自嘲の混じった温度だ。きっとそれは隠せない。
どれだけ外で"我慢"が出来るのかを考える。
けれど、どんなに頑張ったとしても。こんなにも歪で異端な愛の形でも肯定してくれる彼の事だけは、きっと外で出会って尚も望まれてしまえば。


「シトゥラ様は。どう、思いますか?僕の事を。」
(-75) 2022/03/08(Tue) 15:19:20