【秘】 古書店店主 薄氷 智詞 → 灰原 詩桜あぁ――… [ その音に、酷く泣きそうになった。 天色から、ぽたり、ぽたりと、汗ではない雫が落ちる。 自分が嫌いで、他者に興味がなくて それでも――寂しくて、冷たくて、寒くて、 家族は愛しているけれど、それでは足りなくて。 他人を愛してみたけれど、それは偽でしかなく。 ずっと避けていたものに触れられて、 ずっと欲しかったものを与えられて、 ――――満たされる、 ] (-129) kasuga_2jp 2020/08/01(Sat) 14:56:00 |