人狼物語 三日月国

259 テスト村


【見】 時雨

[さっきは意図せず綻びた唇が。>>@4
 つと動きを止める。

 名前──────は、
 もう聞いて、覚えていた。
 講演会のリーフレットにも載っているだろう。
 どこの中学に通っているのかすら。

 聞くべきことなんて、何にも見当たらなくて。
 急に焦燥が喉元に迫り上がり、乾きを覚えた。
 無意識に、首裏を爪先で引っ掻いて。]





    …………、…… よかった。さっきの、



[抑えた声音で囁く。
 思い出して、ささやかな笑顔を添え。
 膝上からふらり、徨い出た手を、
 さりげなく退いた**]
(@7) eyes 2024/04/29(Mon) 15:05:03