![]() | 【赤】 宝石人 リリス「いぁっ!?ーーーーーーーーっ!!!」 途中、スノウの指先が届かなかったあたりに、薄く膜が張られていました。 本来なら魔力で染めていくはずの膜が、物理的に体の奥で引きちぎられたのだと、リリスは気づくこともできません。 ただ、身体の奥底で何かあった。それが流石に痛くて声にならない声になってしまったのでした。 ごちゅん、と最後、スノウの熱を根元まで飲み込んだからでしょう。 内臓を押し上げるような、スノウのものが最奥にあたった感覚があって、やっと腰が止まりました。 ぎゅ、とスノウにしがみつきながら、流石に内側の痛みにポロポロと涙がこぼれてしまいます。 辺りにそれが転がって行っても、今は拾うことも出来ませんでした。 「ん、んぅ、スノウ…平気? ごめん、もっと入らないと…思っ…。」 それでも、今は自分だけのことではありません。 勢いで入れてしまって、スノウが大丈夫なのかリリスはしがみつきながら耳元で尋ねました。 リリスの咥え込んだそれが無事なら、熱い内壁に包まれて、締め付けられ、吸いつかれているはずです。* (*49) nasca 2023/06/25(Sun) 17:48:21 |