【念】 愛らしさで人類を支配するラッコ 瑠璃人[すっかり絆されていたから、 「おとなしく」の範疇を越えて来られても止められなかった。 でも「自分で脱ごうと思ったのに……」とかちょっと思った。 もたもたしてた自分が悪いんである。 身体が熱いから、肩が晒されてもちっとも寒くない。 肩から落とされるガウンに引っ張られて、細い肩紐がちょっとだけ外側にずれる。 「かわいいの着てる」なんて言葉もすごく嬉しいけど恥ずかしくて、顔を根元に近付ける様に深く咥え込んだ。 喉奥まで、とかまでの発想には至らないけど、 じゅぷじゅぷと音が鳴るくらいに頭を上下させただろう。 何か恥ずかしいので咥えてる時はホウスケの方を見ないでおいた。 ずっと咥えているだけより色々してみたくて、 かたちが変わるところや血管みたいなところを舐めたり先端を擦ったりして反応を見ていた。 気持ちよさそうな震えや声や息を伝えてくれるのが嬉しかった。 グロテスクだと言えばそうかもしれないけど、 かわいいホウスケにこんなものがついている事や、 これを俺に挿入れてるんだよなとか思えばどきどきするし、 ホウスケのものなら何でも愛おしい気さえする。 ──と、 まだまだ愛で足りない内に急に肩を押され、 驚きの声を上げるより前にホウスケが背を反らせた。 思わず手を離したところから液体が溢れ出る] (!11) 2021/02/25(Thu) 21:02:51 |