人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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【赤】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

卯波! 今日がお前の命日だ!
unforg00 2021/08/12(Thu) 21:00:02

【赤】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 
 あまり手の入っていない、雑木林の中を分け入って少し。
 今はもう、誰も参る事の無い、寂れた神社。

 昔もお婆ちゃんっ子やお爺ちゃんっ子でもなければ
 この場所の存在は殆ど誰も知らなくて。
 だからここは、今も昔も二人だけの秘密基地だった。

「みんなは来てくれるかなあ」

 月日に埋もれる事も無く、今も形を保ったままの石畳を踏んで
 一人ぼっちの王様は、ここじゃなくてもいいやと笑う。

「来ないってことは、
 他にもっといい場所があるってことだものね」

「ひとりじめなんてずるいから、それなら探しに行こうかな」

「だってみんなの秘密基地は、一つだけじゃつまらない!」
 
(*0) unforg00 2021/08/12(Thu) 21:01:25

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 四角形の記憶 卯波

/*
ご連絡なのじゃ!

今から連れて行くロールのさわりを置いておくのじゃけど、
多分きっとみなに見えてる所を優先した方がいい…
と思うから、レスは後からでも全然オッケーなのじゃ!

というより秘密基地に連れて行く方のロールはさっくり〆て
早めに全体で遊ぶのに移った方がいいかもしれんのう!
(-3) unforg00 2021/08/12(Thu) 21:21:10

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 四角形の記憶 卯波

 
 日もとっぷりと暮れて、
 川遊びに集っていた人々も疎らに帰路へと就いた頃。

「ねえ、卯波兄!」

 あなたももう帰路に就こうとしていた頃だろうか。
 それとも、帰り路を行く人々の背を見送っていただろうか。

「まだ帰らないで、もうちょっとだけ遊ぼう?」

 いずれにせよ、遠慮を知らない末の子は
 幼心にその手を引いて、昔のように遊びの続きをねだった。

「教えたい場所があるんだ」

 夕暮れに烏が鳴いて、落ちた影がうんと伸びる。
 その得も言われぬ寂寥感がそうさせるのだろうか。
 
(-5) unforg00 2021/08/12(Thu) 21:23:20

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

「……いやいや、全然!そんなことないですよー!
 え?あはは、やだなあお婆ちゃんったら…うん?
 うん、わかった!モモチに任せて!」

 それじゃあいってきます、と言って広い玄関を潜る。
 まだ来て数日も経っていないけれど、涼風の祖母は優しくて。
 よそよそしさは殆ど消えて、既にもう一つの家のようだった。

 それから、今日は何をして遊ぼうか、と考えて
 川遊びをしていた時、卯波や夕凪が
 近くの海について話していた事を思い出した。

「……海、海かあ…
 みんな、誘ったら来てくれるかな?」
(2) unforg00 2021/08/12(Thu) 22:16:29
百千鳥は、昨日のように目に付いた人に片っ端から誘いを掛けて回った。
(a5) unforg00 2021/08/12(Thu) 22:17:29

百千鳥は、夕凪の事も探しに行った。遊びに行くなら、みんなと一緒がいい。
(a6) unforg00 2021/08/12(Thu) 22:18:35

【赤】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 
「──ようこそ!」

一人ぼっちの王様は、待ちわびたとばかりに来訪者を出迎えた。

「いいよ、いいよ、一緒にいつまでも遊んでいよう。」

迷夢の中に、甘い肯定を投げ掛けて

「遊び相手だって、遊び場だって、いくらでもあるんだから」

「みんなもきっと、みんなの居るこの村が好きなはず」

どこまでも、幼気な夢を謳う。

「ずうっとここに居たいはず!」

きっと、皆がそうなのだと信じて疑う事も無く。

「だからみんなでずっと、遊んでいよう?」
 
(*1) unforg00 2021/08/12(Thu) 22:44:40

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>@0 夜長

「秘密基地?」

 夜長からの問いを、ころりと首を傾げて復唱した。
 人を探しているのはそれとなく聞いていたけれど
 目の前の大人の人から、そんな言葉が出てくる事が
 あまり結び付かなくて、子供心になんだか意外だったのだ。

「うーんとね、今もあればだけど…
 たしか、あんまり使われてない海の家があったはず。
 そこなら秘密基地になるんじゃないかなあ?」

 それでも尋ねるからには何か理由があるのだろうと
 秘密基地、の心当たりを一つ答えてみせた。
 子供の行くような場所は、子供に尋ねた方が早い。
(3) unforg00 2021/08/12(Thu) 22:51:47

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>+2

「あ、夕凪姉!
 うん、昨日みんなが行きたいねって言ってたの思い出して!」

 ひょいと顔を出した捜し人に、ぱっとそちらを振り向いて
 問いに答えを返して、何をして遊ぼうかと考える内に
 見付からなかった事の違和感など、遠くへ消えてしまった。

「そっか、車で行かないとなんだよね。
 じゃあモモチ、もう少しみんなの事を呼んで来るから
 夕凪姉にはその間に色々準備してもらっていい?
 えっとね…そうだ、夕凪姉は何して遊びたい?」
(4) unforg00 2021/08/12(Thu) 23:03:13

【独】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

/*
やべえ身体がちぎれるかもしれねえ!!!!!!!
(-22) unforg00 2021/08/12(Thu) 23:08:42

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 額縁の外 卯波

 
「もう、卯波兄だから来てほしいのに!」

 俺なんか、という言葉にわざとらしく口を尖らせて
 了承を得たのをいいことに手を引いて、二人河原を離れて行く。

「秘密基地!呼子お姉とモモチだけ…かはわかんないけど!
 でも、今まで誰にも教えてなかったんだよ!」

 向かう足はあまり人の手の入っていない雑木林に差し掛かって
 伸び放題の下草の中を迷いなくかき分けていく。

「…卯波兄、なんか元気ないように見えたから
 だから、特別だよ?」

 夕暮れ時の薄暗さの中、差し込む夕陽だけでは
 きっと、その表情を窺う事はできない。

 そうして、二人は寂れた神社に行き着いた。
 
(-24) unforg00 2021/08/12(Thu) 23:21:22

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>@1 夜長

「母さん……えっと、雪子さん、だよね?」

 大人の大きな背を見上げて、念の為にもう一つ尋ね返した。
 狭い田舎の中だから、人の事はすぐに覚えられるけど
 それでも念を入れて悪い事はない。

「ううん、案内するくらいなら全然!
 秘密だから秘密基地、っていうのはわかるけど…
 ひとりじめはずるいし、他の誰かに見つかっちゃう場所なら
 そもそもそこを選んだのが大失敗!それに……」

 まだまだ子供の少年は、にっかり笑って言い切った。

「かくれんぼだって、見付けてもらえなきゃさみしいもん!」
(7) unforg00 2021/08/12(Thu) 23:33:30

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>+4 夕凪

「やった!」

 了承の言葉に飛び跳ねんばかりに喜んで
 それから、羅列されるやりたい事、にふんふんと頷いた。

「わかった!じゃあモモチ、みんなの事呼んで来るね!
 清和も翔兄も、引き摺ってでも連れて来る!
 あと今度こそ着替えてサンダル持ってって…」

 その中に、女の子らしい遊びが含まれていなかった事は
 百千鳥にとっては、幼い頃に一緒に遊んだ夕凪が
 今も変わらずそこに居るようで嬉しかった。

 モモチもスイカ割りやりたいなあ、なんて
 海でできる遊びを指折り数えてから、
 集合場所を決めて、また皆を呼び回りに一度別れただろう。
(8) unforg00 2021/08/12(Thu) 23:47:46

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 額縁の外 卯波

 
「あ、それ呼子お姉から聞いた気がする!
 たしか結局みんな、虫にぼっこぼこに刺されてやめたって…」

 思い出を手繰り寄せて、くすくすと笑いながら
 一つ、石畳を踏んで、振り返った。

「……みんな、変わってないのに、なのに何か変なんだよ
 また昔みたいにみんなで居て、みんなで遊べるのに
 みんな、いつも何か他の事考えてる。」

 ここでは、思い出は必要ない。
 だって、思い出の中のものは全て、ここにある。

「ねえ卯波兄。どうせ辛いなら、全部忘れちゃおうよ。
 全部ぜんぶ、外の世界に置いていこうよ。
 みんなが居て、みんなの居るこの村があって
 それ以上に必要なものなんて、何もないはずなんだから。」
 
(-30) unforg00 2021/08/13(Fri) 0:03:51

【赤】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 
秘密基地は、みんなの国。

一人きりの王様は、ある時不意に、二人の迷い子に呼び掛けた。

「ねえ、みんな!」

みんなは誰と遊びたい?


「アタシ達、きっと二人が連れて来てほしい人を連れて来るよ」

「一番に遊びたい人を呼んで、それからいろんな事をして遊ぼう」

「──いつまでも!」
 
(*2) unforg00 2021/08/13(Fri) 0:11:53

【赤】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

/*
という事で墓下のお二人に次回襲撃先のアンケートなのじゃ!

とは言っても妾、黙狼どのの襲撃先は本当に自由にしてほしいと思っておるからの
だから絶対に連れて来る事ができるとは言えないのじゃけど、
妾一人で決めてしまうのも勿体無いから是非お聞かせ願いたいのじゃ!

あくまでも参考にしたい程度のものじゃから
ロール的にはこの人が居てくれたら嬉しいな、くらいで
あまり気負わず答えてくれると嬉しいなのじゃ!
いずれはみなを連れて来たいの……のじゃ……のののじゃ…
(*3) unforg00 2021/08/13(Fri) 0:13:13

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 夕凪

「──晶兄?」

 楽しそうに告げられた名に、一度目を瞬かせて

「あはは」

 それから、大丈夫だよとにんまり笑った。

晶兄なら大丈夫。きっと誘えばいつでも遊びに来てくれるよ。

 それから、瞬兄と鬼走さん。
 わかった。待っててね、夕凪姉
 アタシ達、きっとみんなを連れて来るよ。」

 こんな秘密の作戦会議を、きっと昔にもした事があるのだろう。
 ──アタシ、というのは、昔日の呼子鳥の一人称であった。
(-33) unforg00 2021/08/13(Fri) 0:38:41

【人】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>@2 夜長

「まっかせて!モモチ隠れるのは下手くそだったけど、
 探すのはけっこう得意だったから!」

 しんしんと降り積もる言葉に得意げに胸を張って見せて、
 それから付け足されたお願いと問いに肯定を返した。

「うん、わかった!まだまだみんなを呼ばなきゃだから
 またあとでね、和臣さん!あ、そうだ…」

 ぱっと手を振って別れようとして、ふと思い当たる。

「モモチ、でいいよ!」

 まだまだ子供と言って差し支えない少年は、実に子供らしく
 自分の言いたい事だけを言い残して駆けて行くのだ。
(10) unforg00 2021/08/13(Fri) 0:54:21
百千鳥は、一度振り返って夜長に手を振った。「またあとで!」
(a12) unforg00 2021/08/13(Fri) 1:04:08

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 夕凪

「────ああ、そっか」

 そうだった。
 
この双子の兄姉は、いつでも二人一緒に居て当然じゃないか。

 一度そう思えば、それは大した違和感も無く懐に収まった。

「ごめんごめん、なんかうっかりしてたみたい。
 それじゃあ夕凪姉、夜凪兄。
 モモチ、一度みんなのところに行ってくるね」

 いってきます、なんて微笑む夕凪達に手を振って
 踵を返して、独り言のように呟いた。

「呼子お姉も、そのうち来てくれるかなあ」
(-41) unforg00 2021/08/13(Fri) 1:41:29

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 額縁の外 卯波

 
「田舎のなかに?」

 何か卯波が辛いと思うような事が、今もこの田舎の中にある。
 田舎の中に居る事で、きっと欠けているものを意識してしまう。
 だからずっと、みんなの中で浮かない顔をしていたのだろうか。

 みんなもきっと、自分達と同じように
 何の屈託も無く、ただ
みんなの居る田舎
が好きに違いないと
 そう無邪気に思い込んでいた百千鳥にとって、
 そんな事は、まったく考えもつかない事だった。

「……それは、遊んでるだけじゃ忘れられないの?
 ずっとここで遊んでいれば、きっと嫌な事なんて忘れられるよ
 みんなでずっと、ずっと一緒にいれば、きっと…」

 作った笑みを覗き込んでも、視線は上滑りするばかりだろうか。
 言葉はだんだんと尻すぼみになって、縋るような問いに変わる。

「…モモチには、何もしてあげられないような事?」
 
(-44) unforg00 2021/08/13(Fri) 2:01:21

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 額縁の外 卯波

 
「………気にするよ」

「だって、呼子お姉も、それからモモチも
 みんなが居て、だから毎日楽しくて、大切にしたくって
 辛いことも悲しいことも、あったら嫌だよ
 …モモチには何もしてあげられないのは、もっとやだ」

 どんなに手を伸ばしても、心には触れられなくて
 適切な触り方も知らない子供には、
 頻りに嫌だ嫌だと駄々をこねる事しかできなかった。

 それから、叶わない願いと、今だけは叶えられる望みとを
 聞き届けて、顔を上げて、確りと頷いた。

「…うん、わかった。
 大丈夫だよ、卯波兄
 だって遊んでる間はみんな、年上も年下もないんだから。
 いつまでも、みんな一緒になって遊んでいられるから。

 そのためにモモチ、きっとみんなを連れて来るよ。
 きっと……呼子お姉も、いつか来てくれるはずだから」
 
(-50) unforg00 2021/08/13(Fri) 3:01:21

【赤】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 
 寂れた社に背を向けて、
 下草に埋もれかけた階段を下りて行く。

 
みんなを呼びに行かなければ。


 次は誰を迎えに行こう、そう考えて
 みんなは誰と遊びたい?そんな問いの答えを思い返す。

 編笠。

 青嵐。

 涼風。

 髪置。

 鬼走。
 
 その内の一人は、何れ来るだろう。
 そんな漠然とした確信があった。

 そして、その内の一人は──
 
(*4) unforg00 2021/08/13(Fri) 3:41:42

【赤】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 
本当は、二人がここに居るの、知ってるよね?


 根拠なんて何処にも無いけれど、やはり確信じみたものがある。
 たとえば、夢の中で、無根拠にそうなのだと思うように。

 にんまりと笑って、一人呟いた。

「いじわるしないで遊びに来てあげればいいのに。
 それとももしかして、恥ずかしがりやなのかなあ?」

「まあ、どっちでもいいか。
 そうだなあ、アタシが呼ぶのはあの人にしようかな。
 だって誘わないと来てくれなそうだもん」

 脳裏に浮かぶのは、いつも寡黙でどこか顰めっ面の大人の人。
 それでも優しいあの人は、自分達が待っていると言えば
 きっと、この場所にも来てくれるだろう。
 
(*5) unforg00 2021/08/13(Fri) 3:52:15

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 巡査部長 鬼走

/*
性感44倍耐久勝負どの、遅くにすまんのう……皇狼妾なのじゃ。

一人協議の結果、今夜の襲撃先は鬼走さんに決まったのじゃ…

妾の襲撃と黙狼どのの襲撃と半々になるはずじゃから、
確実に襲撃されるわけではないのじゃけど…

もしロールする時間があんまり取れそうにないとか、
秘密基地には自分から行きたい!というわけでなければ
妾、責任を持ってバッチリ襲撃ロール……
というか秘密基地に連れて行くロールはするつもりなのじゃ

確実に襲撃できるかわからない以上
仮に襲撃ロールをするにしても墓落ちを確認した後に前日時空で、
それから多分さくっと全体に移った方がいいのじゃから
連れ出して、秘密基地まで連れて行った所でさっくり〆…
くらいがちょうどよいのかのう…

妾からは以上なのじゃ、
秘密基地で夕凪姉達と待ってるのじゃ……
(-54) unforg00 2021/08/13(Fri) 4:21:37

【独】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

/*
処刑無効化で確実に皇狼バレすると思うと
そのまま一日ロールの上では素知らぬ顔をすると思うと
処刑されたくなってきたなあ〜
(-69) unforg00 2021/08/13(Fri) 7:17:40

【神】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>2:G26 >>G20 涼風 髪置

おひゃあ!!


 勢い良くやってきた闖入者に素っ頓狂な声を上げたのち、
 威勢の良い兄貴分から下された指令を聞いて
 同じように片手に持っていた水鉄砲を構え直した。

「アイアイサー!
 恨みはないが…この都々良 百千鳥、容赦はせん!覚悟!」

 呼んである、とは聞いていたけれど
 まさかパシられて来たとは夢にも思うはずもなく。
 引き金を引く事に、それはもう迷いも容赦も無かった。

 ちなみにこちらの水鉄砲は引き金式のチープなもの。
 当然霧吹きよりは水量があるけれど、
 勢いはごくささやかなものだし、顔は狙わなかった…はず。
(G21) unforg00 2021/08/13(Fri) 8:05:38

【神】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>2:G26 >>G20 涼風 髪置

──そしてこれはさっきのお返しだ!!


 髪置を集中攻撃の憂き目に遭わせてから、
 不意打ちじみて髪置へと向けていた水鉄砲を涼風へと向けた。
 反応が遅れれば、当然その洗礼を受ける事だろう。

 その次の日、河原にて
 昨日の今日で、また水鉄砲片手に勝負を乱戦に持ち込むのは
 今はまだ先の話。
(G22) unforg00 2021/08/13(Fri) 8:10:50

【秘】 君ぞ来まさぬ 百千鳥 → 巡査部長 鬼走

/*
お返事遅くなりましたのじゃ!
そうなのじゃ、黙狼どのから連絡が来ていなければ
恐らくそちらの襲撃と二者択一になるのじゃ!
どちらにせよ分福茶釜どの次第ではあるのじゃけど…

ひとまず全体的な流れはこちらも了解したのじゃ!
実のところ妾、どちらかと言うと鬼走さんのように現実寄りの人に
ぼっこぼこに説き伏せられるのを想定していた…のじゃ!
そういうわけで、襲撃の際は遠慮しなくてよいからのう!

何はともあれ四日目をお楽しみに……なのじゃ!
(-88) unforg00 2021/08/13(Fri) 18:52:56

【神】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>G23 >>G26 >>G27 涼風 髪置

「あっごめんごめん、顔に当たっちった!」

 あまり悪びれもせず髪置に形ばかりの謝罪をして、
 それから容赦なく涼風の事も水浸しにした。
 かんかん照りの夏の日の事だから、
 きっと濡れた衣服は遊び回っている内に乾くだろう。

「裏切ったなんて人聞きが悪いなぁ薫兄!
 こういう時に敵も味方もないのは昔から…」

 そうだ、きっと遠いあの日も皆でこんな事をしていた。
 そんな気がして、それが今も何ら変わっていない事が
 なんだかおかしくて笑みが零れた。

「あはは!ほんとにみんな、そういうとこは変わってないなあ!
 優兄も久しぶり、元気してた?」
(G37) unforg00 2021/08/13(Fri) 19:21:45

【神】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

>>G24 >>G25 清和

「もう、休みの日くらいおまわりさんじゃなくて
 ただの清和で居てくれないのかな〜!?」

 大人気なくつらつらと並べ立てられる屁理屈に
 子供らしく、わざとらしく不平不満を零して見せた。

 警察になった、という事は聞いていて
 今ではそれこそが清和という人間なのかもしれないけれど。
 昔日の影を追うばかりの子供は、その可能性には至らない。

え、宿題?進路?
な、なんのことだか……
 えー、あー、ていうか『不発弾』ってなんなのさ!
 流石に文字通りじゃないでしょ?ないよね?」

 それらは当然ながら耳に痛い追及だったようで、
 露骨も露骨、話題を逸らすように不穏な単語を聞き返した。
 呼子お姉からもそんなの聞いた事ないよ、なんて呟いて。

 きっと、百千鳥の記憶の中には
 一番ヤンチャをしていた頃の清和達の姿は無い。
 呼子鳥の話す思い出も、恐らくはごく断片的なものだろう。

 だから百千鳥の中では、どこまでもただ
 清和やその周りの人々は、時々遊びや悪戯に付き合ってくれる
 身近な兄のような存在だった。それが全てだと思っていた。
(G38) unforg00 2021/08/13(Fri) 20:06:04

【置】 君ぞ来まさぬ 百千鳥

 ──みんなで海に行こう。

 昨日と同じように、
 目に付いた人に片っ端からそう声を掛けて回った。

 夕凪には引き摺ってでも連れて来る、なんて言ったけれど
 大人というものは忙しいものだから、
 誘いは聞いても、来る事が難しかった人も居たかもしれない。

 なんだかんだと言って、後から来るかもしれないけど。

 その後に一度、宿泊先の涼風宅へと戻って
 濡れてもいいような服装に着替えてから、
 夕凪と待ち合わせた場所へと向かった。

 みんなで遊ぶ為に必要なものと、
 着いてからみんなで軽く飲み食いできるようなもの
 それから、一緒に車で向かう事にした人々と。
 それらを乗せて、車は海への道を行く。
(L4) unforg00 2021/08/13(Fri) 20:51:52
公開: 2021/08/13(Fri) 20:55:00