人狼物語 三日月国


98 【身内】狂花監獄BarreNwort【R18G】

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視点:


ナフは、アマノの近くにいる。ずっといる。邪魔なら退けてくれて大丈夫です。
(a0) rustyhoney 2021/10/16(Sat) 23:10:49

【人】 不覊奔放 ナフ

>>6 アマノ
「……善処してやるからァ、さっさと戻ってこい」

男にしては、非常に大人しく。黙ってあなたのそばにいる。
他の要因で今にも叫びそうだなんて、表情にも言葉にも、声にさえ出さなかった。



>>7 アンタレス
男の言葉はたったそれだけで、それ以上続けることもなかった。
あなたの邪魔にならない位置で、全てを柘榴色に収めることとなっただろう。
(8) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 0:30:14

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

空中で避けろ、だなんて酷いことを言う。頭の中で、思ってもいないことを言葉にする。それを口に出すことはなくて、堪えきれない笑いだけが込み上げた。

空中で、しかも攻撃をすると決め切っている体勢で雷を避けられはしない。
避けはしない。

数度目の雷電の味。痛みと共に筋肉が収縮し、着地するので精一杯。けれど。

威力が弱い気がするな。

殴りにきた部分にもよるが、男は身体の脱力と重力に合わせて思い切りしゃがみ込む。腰より下を狙っていたのでなければ躱せるはずで、拳でそこを狙うのはまずないのではないかと想定する。
それが正しければ、次に行う動作は、飛び上がるように身体を伸ばして立ち上がりーー……、

あなたの眼前で勢いよく両手を叩くことだった。

大きな音がトレーニングルーム内に響き渡る。俗に言う、古典的な、猫騙しというやつだ。
(-26) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 4:07:07

【人】 不覊奔放 ナフ

これは、勝敗が決っしてすぐのこと。

「センセェ」

くる、と振り向く。今日の処刑者を。
いつものように処刑室に向けて走る、ということはしなかったが。この男はやる気満々だ。
(12) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 13:34:40

【人】 不覊奔放 ナフ

「俺は絶対にやる」


相手が誰でも絶対にやる。強い意志。

「参加率はそもそもそんな高くねーじゃン…?俺の時も二人しかいなかったよ、今ほら、少なくとも二人いるしィ、最小じゃねーよ」

そんなこと言いながらぐいぐいされていく トラヴィスと、ぐいぐいしていくイクリールの後をついていく。

「センセェ何したら死ぬン」

害意しかない無邪気な質問。
(15) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 13:55:18

【人】 不覊奔放 ナフ

「俺はァ、ショーにしてくれッてェ言ったのにィ……まァでも、なンだ、その後の話は聞いたから、うン」

脚を巡って一悶着あったらしいのはある人ルヴァに聞いたので。違いますとは言い切れなかった。
告白の前に死ぬべきだったか…?とは口に出さないだけマシ。多分。


「めちゃくちゃ俺と相性悪くねェ?俺そンなダメージ出せン……足生えるンすげーな……」

一発目は避けとこう、というかどうしよっかなといった具合。やりたい人はお先にどうぞ、でもある。
(20) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 14:13:47

【人】 不覊奔放 ナフ

はた、と目を瞬かせた。のは、今日の処刑者が処刑執行者に対して反撃を仕掛けているのが見えたからだ。

なら問題ないな、とさっき頭の中でぐるぐる回した『相性悪くね?』をどこかにすっ飛ばした。

強く踏み込んで高く跳び、 トラヴィスの頭上から踵落としを仕掛けに行く。
(28) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 14:46:08
ナフは、胴体がガラ空きなので胴体空いてるぞ!って周囲を見渡したかもしれない。誰か気付くかはともかく。
(a10) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 15:21:58

【人】 不覊奔放 ナフ

>>32 >>33
「うォ、あ、」

払われるがまま……に見えて、目配せが通じた相手がいたことをちゃんと確認した。
射線上から退くようにして払われる。

「だァってこれ処刑だしィ」

反則には、そんなふうに笑った。
(35) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 15:45:01

【人】 不覊奔放 ナフ

大穴が空いている胴体と、真っ赤に染まる周辺を見た。
脊髄が動いている様子も眺め、おおーなんて無邪気な歓声をあげる。
そして、それによって、あぁまだ死ねないんだな、とも思った。

脚を踏みしめることもなく、ただ近くへ。まだ動いているその身体へ。手を抜いたでも、この程度ならとたかを括ったわけでもなく。
走っていくよりも、『タメやすい』から以外の理由はない。

「センセェ、」

呼ぶ、というより漏れた声。呼びかけ。こっち向いて、ととれるかもしれない、もし聞こえてさえいればだが。
しかし振り向くほどの猶予もなく。さっき反則だと言われた頭部に向けて。鋭い蹴りを放った。
(44) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 16:55:01
ナフは、じっとそれを見ていた。
(a16) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 17:55:32

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

あなたの目が閉じられたのを見、雷光が散っていく様を見た。典型的で卑怯で単純な手でも、不意打ちともなれば効力は十分だ。

目の前には、欲を湛えた柘榴色が、覗き込むほどの至近距離に。それ以外には何も目に映させんとでも言わんばかりに。甘ったるく、あなたのターコイズを覗き込もうと。
そっと打ち鳴らし終わった片手を拳の形へ。もう片手であなたの肩を掴もうと。そして、あなたの腹、鳩尾を狙って打ち込みにかかる。グッと後ろへ引く。麻痺のせいで動作自体は一瞬一瞬の遅れが出ている。普段通りのあなたであれば避けられそうなものだが、さて。

威力も普通の人間程度には抑えられている。しかし、当たれば当然そのくらいのダメージは出るだろう。
(-45) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 19:49:10

【人】 不覊奔放 ナフ

>>50 ルヴァ
「………、」

センセェ、と慕う死体を見ていた。あれももう肉の、細胞の塊だなという意識はある。あった。ずっと死体にはその感覚が付き纏っている。

それでも目を離せなかったのだが、呼ばれて初めてあなたを振り返る。目配せを受け取った、トドメを刺した人。

「……いーな」

返事はたった一言。言ったそばから、あなたの目の前まで踏み込み、しゃがむ。初めの合図もあったもんじゃない。
一発目の様子見に、そこからあなたの腹をぶん殴ろうと。
(51) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 19:55:49

【人】 不覊奔放 ナフ

>>52 ルヴァ
「あ」

なんと忘れていた。手の感触とよろける姿を見て、一旦止まった。
肉弾じゃ、失血死を遂げさせるのは……難しいな。胸に手が突き立てられるほどの力はない。

「そっちも反撃してくれた方が嬉しいしィ、」

覚えたての嬉しいを告げながら、処刑道具を眺める。ここが処刑室で本当に助かった。血が出る武器、で思いつくのが刃物しかない。小ぶりのナイフを一つ手に取り。

「殺せそうなら俺を殺してくれてもかまわンぜ」

そんなことを言いながら再度あなたへ向かう。仕切り直しの気持ち。軽やかに頭上を跳ね飛んで、あなたの背後へ回ろうと。
(53) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 22:02:17

【人】 不覊奔放 ナフ

>>55 ルヴァ
「あッ、はァ!」

笑い声一つ。銃口がこちらを向くのが見えて、発射される音が聞こえて、その身に、左肩に銃弾が突き刺さったころのこと。
あなたになら、銃口を見ていたのがきっと分かるだろう。分かるならば、避けなかったのだということも分かるはずだ。

その後の着地。身体を捻り、あなたの方を向いての着地。だから恐らく、銃弾は男の正面から当たったはず。血が溢れ出る傷口を顧みもしない。
着地から床を踏みしめるまではノーモーション。すぐにあなたに向けて飛びかかる。タックルでも仕掛けるように。
銃を持った相手だから、一応は両腕を頭の前に掲げて盾とし、あなたに接敵。叶えば、懐に飛び込んで首から胸元へとナイフを振り抜こうと。
(56) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 22:36:33

【人】 不覊奔放 ナフ

>>57 ルヴァ
目の前で離された銃を、見はするが隙ができるほどではない。
戦う際、男はもはや考えてなどいない。一瞬一瞬を繋ぎ合わせて動作としている。あなたとは違い、むしろ考えたらそれが隙である、ような。

しかして。思考するあなたと試行する男の行動が偶然似通った・・・・・・のを知ったとき。
男は今までになく、歓喜するように声なき声を上げて笑った
。身体の損傷を度外視して動くのは男もよくやることだ!

「はッ………、ァ、」

たのしい。あなたはきっと男からそれだけを感じ取れるはずだ。
振り回される腕にせめてとナイフを大きく振るう。刺さったとしても、突き飛ばされてそれはすぐさま抜けるだろう。もし仮に刺さっていたとしたら、抜ける際に傷を大きくするかもしれないが。

蹈鞴を踏んで後ろへ数歩。全力の腕に当たってしまったからには、男も無事とはいかない。頭は避けたものの、胸に、肩に、酷い痛みを感じる。肩なんかは、さっきの傷が更に悪化したような。

「あは、」


男は笑っている。
(58) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 23:24:53

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

あなた、であるから使える戦法を堂々と使う。強さの比べ合いではなく、あなたとの遊びであるからこそ。男は案外卑怯で、狡猾なのだ。

浮かべられた笑みが、自分の浮かべるものと違うことを知っている。その笑みの意味を察する前に、拳があなたの腹に突き刺さり、その内臓を震わせたのを感じ取った。

「……ァー……、すげェ、イイ、」

胸の内に広がる充足感。力が抜けるあなたの身体と、背筋に走る快楽。やっぱり、自分は碌なもんじゃない。
掴んだあなたの肩から、手は胸ぐらへとスライドさせた。そして。

「アマノォ、愛してるぜ。
全部俺によこせ


横暴に、けれどとびきり甘ったるく囁いて。
あなたの頭を床に叩きつけるだろう。 
あなたが死ぬまで何度も。
(-56) rustyhoney 2021/10/17(Sun) 23:36:53

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

「……ッあ゛ー………、」

受け入れられた。受け入れられるだろうと思っていたが、今この瞬間、それが確定した。悪魔でも人でもなんでも、というあなたの言葉に嘘がないことをやっと男は実感として信じた。こんなことをしなくても、感覚として信じては、いたのだが。

そして、男も。本当にあなたのことが欲しくて堪らず、あなたに他にはない欲を抱き、それを男の中では愛としているんだなと、より深く飲み込んだ。

ぐしゃ、ごしゃ、と硬質なものが砕ける音と、びちゃ、と粘度のある液体や柔らかい物質が立てる音が混ざり合って響く。
あかく、あかく、
全てが濡れていく。あなただったものも、部屋も、男も。
今あなたの目に映っているものが何であろうが、あなたが最後に見た赤色は自分だ。それでいい。あなたが目覚めて一番に認識するのもできればこの目の色であって欲しいが、さて。
男は冷静だ。冷静に、

あなたの反応が完全になくなってから、ふるりと背を震わせた。
ごそ、とあなたの衣服に手をかける。
もっともっと、あなたが欲しい、今すぐに。
(-60) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 0:45:20

【人】 不覊奔放 ナフ

>>59 ルヴァ
知らない話だが、知ったらきっと酷く笑っただろう。機嫌良さげに。目的に対して容赦ない様子は好きだ。

男は、あなたが楽しいわけがない、と知っている。ひとに興味がないのだ、自分の楽しみに付き合うのが楽しいはずがない。ひとに興味がないから、痛みも血肉も好きなはずがない。
あなたは頭がいいから、約束を破るより守った方が面倒が少ないと思っている、と思っている。

男がぼんやり抱くのは、律儀だな、という感想のみ。
それも愉悦に押し流されて。

笑みの圧に負けるくらいならば、こんな勝負を仕掛けていない。構え直すまでは数秒くらいあるだろうか?ならば、男にとっては十分な隙だ。
そうでなかったとしても、男は蹈鞴を踏んだ3歩目で跳ね飛ぶ。高く、と思わせて、低く。次には高めに。狙いを付けづらいように。ぱたぱたと血の雨が降る。これには何の効力もないが、ただ重力に従って降っていく。

最終的に着地するのはあなたの眼前。もしそこまでの接近を許してしまえば、近過ぎて腕を振り回すのも困難なのではなかろうか。
男はといえば、横から水平に差し込むように、ナイフをあなたの首へと突き立てようとするだろう。
(60) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 1:07:21

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

はやる気持ちがある。服を脱がせるのがより一層もどかしく感じられて、ボタンを数個引きちぎる羽目になった。

痣が浮く身体、停止した鼓動と機械の駆動音、冷えていく温もり、名前を呼ばない口、こちらを見ない目。

男は、人の反応が好きだ。そうじゃないならものと同じで、ならばどれだって構わなくて、だから死体には興味はない。
ないのに。

「……アマノ」


返事はない。俺がなくした。

あなたと褥で抱き合う時は、全て脱ぎ去って全身で抱き合っていたけれど。今は、自分は前だけを寛げて。
あなたの女の部分は使えるだろうかと触れて、ぬるさに目を伏せる。がっかりしたわけじゃない、
直後熱い息を吐き。


あなたを男として抱くのは、あなたが起きてるときがいいな。

そう思ったから、それ以上濡れもしない熱くもならないあなたの雌を、そそり立った下卑た雄で押し入り、蹂躙する。自分の熱が移っても、熱くなどなりようもない。反応して締め付けることもなく、その上の雄の象徴が硬くなるわけもない。

けれど。なんとも言えず。それに欲情して。

あなただったものに、暴行を加え。精を中に注ぎ込んだ。
ひとりで。
(-64) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 1:42:37

【人】 不覊奔放 ナフ

>>61 ルヴァ
もしあなたの考えを知ることがあるなら、もう終わったならよかったのに、なんて言ったかもしれない。持ちかけられた話に待ても出来ず突っ込んだ獣が何を、という話ではあるのだが。

男は約束に頓着しない。他人がつく嘘もどうでもいい。
だから、あなたの命は、キャッシュバックされたら『ラッキー』で、されたので『ラッキーになった』というだけだ。

男は男で。
暴力は頭脳に劣るな、と考えているので。
やっぱりどう足掻いても交わることはなさそうだ。

噴き出す血を浴びて、悪魔が笑う。これほど人並みはずれていても、血の匂いは特に周りと変わらないなと感じた。

あなたの向ける銃口が見える。見えた。あなたの目が濁ってきたのを知っているし、照準は少しばかりずれている気がした。

「……俺なァ、今回、脳味噌でしか死んでねェン、」

呟いた言葉が聞こえるなんて思っちゃいない。
男は少し身を捩り、
あなたの照準に心臓を合わせた。


銃声が聞こえる。有り余る血が噴き出す。常人より多く、さながら作り物のスプラッター映画のように。強すぎる心臓が、止まれと言われてめちゃくちゃに暴れているかのように。

びくん、と一度跳ねて。
その場に倒れ込んだ。 血の海を作りながら。
(64) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 2:11:26
ナフは、血の海に沈んでいる。
(a28) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 2:12:37

ナフは、呼吸をしていない。
(a29) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 2:12:51

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

愛を叩きつけ、内側を汚したのは一度のみ。あとはずるりと雄を引き抜いた。
どうするべきかを少し考えながら、血溜まりにぴちゃぴちゃと指先を浸して遊ぶ。綺麗にした方がいいのだろうかとか、服を着せるべきかとか、そういう。

考えても答えは出なかったので、早々に蘇生を申請した。

あとは、あなたがしっかりと起きて、柘榴色をそのターコイズに映し、自分の名前を呼ぶまで。男は蘇生機のそばにいただろう。
跳ね回りもせずに、退屈な時間をただそこで過ごしたはずだ。
(-68) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 2:23:29

【人】 不覊奔放 ナフ

三度目の蘇生は、軽やかな高揚に塗れて。
目を開いた瞬間は酷くスッキリとした朝の目覚めに似ていたのだが、ポッドを開けようと手を動かし、それが酷く重たいことに気付いた。

「………?」

精神は
元々育っていないせいで
カウンセリングルームに行くほど酷くもならないのだが、身体はそうもいかないらしい。短期間で培養と複製と増殖を繰り返した細胞は、あるべきところにあるくせに、まだうまく統率が取れていない。
寝起きの身体のだるさにも似た不調を抱えながら、気を取り直してポッドを開けた。

ずるり、とどこか這い出るようにして、ポッドの外へ。
(68) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 17:57:23
ナフは、ロビーの隅に座り込む。ここで待とう、色々を。
(a48) rustyhoney 2021/10/18(Mon) 21:22:13

【秘】 不覊奔放 ナフ → 模範囚 メサ

「えーッ、とォ、……なンだっけ、『どーいたしまして』?」

あなたの解釈は間違っていない。なれる、というより、男の中ではもう既にあなたは正しい感覚を持つ『人』であったが。
それはそれとして、ありがとうに対して返す言葉を思い出すのに時間がかかった。

「ン。……またあえたらいーなァ、俺ェ、お前のこと嫌いじゃねーし」
「手合わせは殺しちまうかもだが。……殺させちまうかもだしィ?」

これは、あなたを焚き付けるような。挑発の言葉。どう乗るか、乗るまいかは次に会った時の楽しみとして。

「またな」

この無礼講内で覚えた、次を望む言葉をあなたに贈る。
そうして、何もなければくるーっと踵を返して、ふらふらとどこかへ歩き始めるのだろう。
(-90) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 2:07:05

【人】 不覊奔放 ナフ

>>80 アマノ
男は、退屈が何より嫌いだ。
ではここで、動きもせずに何をしていたのかというと。人の流れを見、遠くの人のざわめきを聴き、この場の静けさを感じ……つまりは、そう、ぼんやりしていた。珍しく。
跳ね飛び回るにはちょっと身体が重い。枷もないのに。


「……、ン」

そんな風だから、隣にあなたが来た時も、ややいつもよりは反応が遅れた。隣に座るのを見、気持ちあなたの方へ寄った。

「退屈してたぜェ。……えー、ッとォ…おはよ?おかえり?おつかれ?……うーン?」

どの言葉を送るべきか、が曖昧だ。

「えェと、……会いたかったァ」
(82) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 3:01:01

【人】 不覊奔放 ナフ

>>84 アマノ
「……ンンン…」

よもやまた死んでいたとは。聞いて、唸り声を上げる。

「……………
俺も死ンでたのでェ、責めン


死んでなかったら、多分責めた。ちょっぴり。
肩が触れているにも関わらず、遠いなと思った。もう少しそばに寄りたいと思ったらあなたの頭が寄りかかっていた。避けるはずもない。

「あった。……ンー……いや、いいことだと思う。楽しー暇潰しのつもりで来たけどォ、暇潰しどころじゃなかった。生まれての71年間全部ひっくるめた分よりィ、頭使ったと思う」

得たもの、というには少し違う。これらを使ってこれから得るものが更にあるのだろう。
あなたの頭に頬を擦り寄せる。多分避けないだろうなと思いながら。

「……手に入ったモン、てェ言うならァ、お前」
(85) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 3:28:25

【人】 不覊奔放 ナフ

>>88 アマノ
「ルヴァとやり合った」

端的に伝えた。けろりとしているところと、あっさり告げるところから、揉めたのではないということと蟠りはこの男にはないということくらいは伝わるだろうか。

「うン。……変な話だがァ、アマノ、俺ァよ、なンかァ……この期間で、ようやく考えることを許された気がするンだ。いや、考えはしてたンだけど、考えたからこの監獄にいるンだけどォ、」

相変わらず脳内の思考というやつはうまく言葉に纏まってくれない。それでも、一番初めにあなたの部屋に訪れて話した時よりは少しはマシになったんだろうか。なってたらいいなと思う。

そして、あなたの言葉を聞くと。
より一層強くぐりぐりと頬をあなたの頭に押し当てて。

忘れるかボケェ!
いーかァ?よく聞け?お前多分自分で思ってるよりずーッと俺のこと好きなンわかりやすいしィ、すぐ忘れられるようなモンじゃねーからなこンなん!
俺のもそーだよ、何のためにあンだけ言葉ァ探し回ったと思ってンだ!忘れられっかこンな、初めてで強烈なモン!」

「だから」

「すげーイイコにしてみせッから、待ってろ」

悪魔でいることを選んで、悪の糧となることを望みはするが。
あなたに会いに行くために、イイコを演じることは、辞さない。
(90) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 4:10:54

【人】 不覊奔放 ナフ

>>93 アマノ
「ン」

それ以上返す言葉を持たないときの、短い返事は相変わらずだ。素っ気ないつもりはないと、きっと今なら伝わっているだろうけど。
つまりは楽しかったし燻るものは何もない。あなたの認識で間違いはない。

「……それが有り得ねーッてのも、初めて知った。から、それは収穫だな、デカい収穫。兄さンもセンセェもできた、知り合いも増えた、色ンな考え見たし、……ンー、」

それでも難しいこの言葉というやつは、あなたが言うようにもっと成長すれば追いついてくるんだろうか、この思考に。今はまだ分からないが、言葉を練るのが疲れたと言わんばかりに口を閉じた。休憩。

伏せたあなたの顔を覗き込むなんて野暮はしない。が、離れようともしないまま。

「俺はさておかンが、まァ、いい。
……ふ、ふふ。他のヤツになァ、蹂躙されンなよ、お前ェ。俺のなンだからなァ、イイコにしてェ、大事にしとけよ。アーーー……何?頑張る、からさァ」

多分、努力とか、こういうことを言うんだろう。途中で間違うかもしれないが、間違いを教えてくれる人は、今までよりは身近にいるはずだ。
待っていてくれるなら、それを信じる。口付けを避けるわけもないのだが、……周囲を見渡して。
(94) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 5:03:34

【秘】 不覊奔放 ナフ → 知情意 アマノ

ーー自分の身体であなたごと隠すようにして。
口にキスし返そうとする。 勿論、あなたが避けなければだが。
(-108) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 5:04:32

【人】 不覊奔放 ナフ

>>97 アマノ
距離感が楽だ。言葉をやめても問い詰めもしない。そのくせ何か言いたいことがまとまらずにいるとそれとなくヒントをくれる。
色んな人は無礼講でなくともいるのに、考えに触れる場はそういえば多くはなかった。ぼんやりあなたの言葉を頭の中で噛み砕く。

「そりゃよかッた。俺ェ?俺はァ……、気ィつける。独房に鍵はかからンが、お前のモンだからなァ、守るわ出来るだけ」

未来は分からない、から絶対とは言い切れないが。男の思い的には絶対に近い。
自分の物陰で行われる愛の応酬に、小さく、これがあの悪魔かとは思えないほど穏やかに笑って。

「またな」

来る瞬間への挨拶を、
本当は言いたくないが、
述べた。
離れたく、ないなぁ。
(100) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 16:06:11

【人】 不覊奔放 ナフ

>>103 アマノ
「……『あの トラヴィスの生徒』でもあるぜ」

打算は幾らでもある。そのために繋いだ縁ではないが。
何かと目立つ看守二人の名前、使い方を間違えないように。そして、その後ろ盾を無くさぬように。
そのためには『イイコの仕方』を学ぶ必要があるのだが……これはきっと、このエリアを出た後でも学べることだ。

とん、と叩かれる軽い衝撃が、それだけでこの心臓を揺らす。あなたを名残惜しむ柘榴色は、ずーっとあなたを見つめ続ける。

無礼講が終わりを告げ、あなたと空間さえも分つまで。いや、離れてからも。
ずっと、
あなた
を。
(109) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 17:46:52
ナフは、メサに、緩やかに手を振った。おかえり。
(a50) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 17:47:28

【人】 不覊奔放 ナフ

終わりを告げるのは天使のラッパじゃない。多分、アラームか放送か何か。酷く現実的な何かが、男を暗い日常へ連れ戻しに行くんだろう、きっと。

まぁいい。あの場所ーーこの監獄が、唯一俺が生きられる場所だ。

幸福の形を知った今ではちょっと退屈さが増してしまうのは否めないが。退屈を楽しむ感性でも身につけてみようか。やろうと思ってできるかは分からないが。
男としては随分前向き……というか。足元だけを見る思考ではなくなったことは確かだ。

迎えに来た顔馴染みの看守を見る。始まる前に蹴られたことを根に持っている様子もなく……いや、覚えているけど諦めている顔だなこれは、と思い至った。そんな感情まで理解できるのがなんだか少し面白かった。
ついでに言えば、男の起こした事態について非常に呆れているようでもあった。そりゃそうだ。

枷は重くなるぞと言われた。それはそうだろうなと思った。
飯は不味くなるぞと言われた。……菓子以外の物ももっと食っとくんだった。
その他のことについてはまた後日、と言われて、はァいと返事をしたら、珍しいものを見る目で見られた。

そうして、腕に枷がつけられる。
脚にもつけようとしゃがんだ看守が、靴はどうしたと聞く。

「ンー、ッとォ、」

「重たくなっちまッてさァ」

その一言は笑って、軽やかにーーー、
(113) rustyhoney 2021/10/19(Tue) 20:33:20