人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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Chiabica テオドロが参加しました。

【人】 Chiabica テオドロ

通報を受けてすっ飛んでいった路地の裏側。
平穏を乱すものから人を守るため、今日も馬車馬のように働いていた。

「……これで全部ですね。ええ、お疲れさまでした。
 あなた方にしては手際が良かったんじゃないでしょうか」

上出来ですよ、と、部下達にたまの褒め言葉を添えておく。

暴行、強要、果てに威力業務妨害。
大層な罪状で押さえつけた輩どもが、
一人、また一人と車に蹴り込まれて行って。

その一人に近づけば忌々し気な目で睨まれたものだから、
面白味もなく薄く口角を上げた表情で、
心の内にあった憐れみと慈しみを混ぜ掬った。

「大方頭の茹った破落戸でしょうが、不運なこと。
 最近就任なされた署長代理は少々潔癖症のようでね」

可哀想に、彼は何も知らない。
先に待ち受けてるものを。今この国を回してる者たちを。

「歌うならばお早めにどうぞ。

 私は人道という言葉は好きですが……
 それが適用されるのは良い子にだけです、おチビちゃん」

嘲笑交じりに言ってから、ドアを閉めた。
(11) backador 2023/09/02(Sat) 3:12:01

【人】 Chiabica テオドロ

名前:テオドロ・アストーリ
性別/年齢:男/26歳
身長:178cm
所属組織/立場・肩書:警察官/警部補
表向きの仕事:副業はしていません

得意武器:大抵は扱えるが、強いて言えば素手

ひとこと:「黙って世話を受け入れるなら、何だって育ててやれるんですが」
(12) backador 2023/09/02(Sat) 3:13:00
Chiabica テオドロは、メモを貼った。
(a5) backador 2023/09/02(Sat) 3:13:37

【秘】 Chiavica テオドロ → 口に金貨を ルチアーノ

おはようございます!ご相談ありがとうございます、質問にお答えします。

質問1 YES
金には困らず、女の趣味も落ち着いていて会話デッキが結構心許ないことから、己の、或いは共通の知り合いが話題に上がるのは自然な流れでしょう。

テオドロがエルヴィーノさんについて語る時の疲れの滲む口振りからして、あまり親しくしてはいなさそうですが、それとは別にどうしても気にかけているような様子が伺えます。

質問2 NO(知ってはいそうです)
三日月島に日頃から出入りしている上、マフィアに命を救われた経験を持っていることから、気遣い半分世渡り意識半分で相手がマフィアだと何らかの理由で知ったり気づいたりしても触れることはなかったかと思います。

警察であることもまた同じく敢えて口にしませんが、こちらは聞かれたら答える隠そうとはしてない程度のものです。

質問3
女性へのプレゼントに何がいいか意見を求めたとか。
特別な意味を持たないものであればなお良いと厚かましいことを言っていたやも。

性格と縁によって、寄りかかりのない同年代の交友関係が大変希少になりつつあるので、どのみち無意識ながらしがらみの少ない気楽さを感じてると思います。
少しギスっとしていようと、こちらの男からすればわりと平常運転で。

何かとんでもないもの、そうでもないものがあれば追加でご連絡致します。
こちらの口の悪さレベルは険悪さに比例すると思うので、その辺りなるべく柔らかくしてほしい、ずっとキツくしてほしい等あれば気軽にお声かけください。よろしくお願いします。
(-8) backador 2023/09/02(Sat) 9:44:36

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

/*こんにちは。私も眠いですって言おうとしたら違いました。九本指です。こちらこそ打診いただきありがとうございました。それだけで感謝が尽きません。

摘発に際しスラムの少女を使ったことに関しては、
解決できているなら後まで引き摺ったりはしません。

正義感が薄いのとはまた別に、幼いころに臓器売買のために捕まっていたことがあるので、正しい手続きを踏んでいる余裕など当事者には無いことを知っていますから。

「もっとマシな言い訳があるでしょう、アンチヒーロー。似たような手が何度も通用するとは思わないように」
「後でどういう評価されるかも含めて、です」とか、一見詰りつつも後のことを憂うような言い草があったことでしょう。

昇格試験に関してはあの同期ならほっといても受かる能力はあるだろうし、受けない受からない所以もいくらでもあるだろう、とどちらにせよ特別気に留めずに世話を焼いています。

「あなたが食事を抜くことで起き得る仕事効率の低下は周囲にまで影響するんです、自分ひとり飢えて終わりではない。いいですね?」
(-49) backador 2023/09/02(Sat) 19:00:54

【秘】 Chiavica テオドロ → pasticciona アリーチェ

/* こちらこそ素敵な打診を公募してくださりありがとうございます。
何分性格に癖のある幼馴染ですがよろしくお願いします。

・テオドロは昔からして自己価値の顕示として人の役に立ちたい性分だったのですが、
食事など生活のことに関していえば建前として仕事効率に影響するから、と言いつつ、それらが得られない時に後悔しても遅いという考えがあるのかもしれませんね。

空腹であれば素直にお菓子をつまみにいくでしょうし、仮に持ち込まれていらないと固辞する際も、背景を知っているからかどこか穏当です。場合によっては押し切られるかも。

・そういった言葉や出来事もあったからか、警察やマフィアに対しては決まって自分の目で確かめてから信じるか否かを決めるようにしています。
それにより向いているだろうから、いけるだろうから、というくらいの軽い気持ちで警察の職に就きました。

なのでアリーチェさんが警察官を志すとなった時は協力を惜しまなかったでしょう。
あなたが言い出すのなら、自分なんかよりよほどちゃんとした理由があるのだろう、報われるべきだと思って。

ミスに対するものや、心配が成した苛立ちは隠そうともしませんが、それでもスプシの通り仕事が向いてないなどとは言いません。
辞めると言い出すまでは改善点や気をつけるべきことなどの助言が(皮肉混じりで)続くことでしょう。
(-80) backador 2023/09/03(Sun) 10:08:18

【秘】 Chiavica テオドロ → pasticciona アリーチェ

/*
・誘拐の流れについてはそれで大丈夫です。
しばらく呆然としていましたが、道を辿って帰るなり、率先して通りかかった人に助けを求めるなり。

自分はあれほど重く苦しくどう切り抜けるか考えていたのにあっという間に劇画的に解決してしまったことから、何かと斜に構えるような癖がついてしまいました。
そのため、警察マフィア絡まない場では幼馴染二人の誠実な物事への物差しを頼りにしていることもあるかも。あったらなあと思います。

・口がどうしても悪いのですが、時折自分からも菓子やバスグッズを持ってきては「食べない/使わないからどうぞ」と何気なく渡しにくるような男です。
テオドロなりの気遣いでしょうが、根の真面目な彼にしてはセンスがどうも洒落ていて、誰かから入れ知恵がありそうだと勘付くかもしれません。

他、追加の設定以外にも口調をもうちょっと柔らかくして欲しいなあ、とかあれば遠慮なくご連絡ください。よろしくお願いします!
(-81) backador 2023/09/03(Sun) 10:08:43

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

/*
どうも、九本指です。この度は弟子になってくれてありがとうございます。テオドロは「好きにしたらいいんじゃないですか」と無関心な態度を取りますが、必要なものや注意する点、コツなどを逐一教えていたことでしょう。

若干厳し目ではありますが、仕事中に比べて幾分か丸い言い草をしていたかと思います。義務のない場で自ら何かをやりたいという気持ちは尊重されるべきだと考えているために。

質問に対してもその時は「理由が必要ですか?」などと言いつつも、教えていくうちにぽつぽつと「こうして丁寧に育てていないと、花は簡単に枯れてしまいます」「けど自分が手を入れることで長い間保たせてやることができる」「何より植物は煩くないのがいい。ただ世話をされるのを待っているだけなのでね」と回答らしきものを示していました。

捻くれ者の上司ではありますが、こちらこそよろしくお願いします。
(-154) backador 2023/09/04(Mon) 22:27:52

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

/*
この度は幼馴染のお兄さんになっていただきありがとうございます、九本指です。
関係性を組んだことによって分かる情報はだいたいスプシの通りですが、その詳細をいくつか記載しにまいりました。
これちょっと重いな、苦手だな、等々ございましたら遠慮なさらずにお伝えください。

・誘拐された辺りについて
この一件によってニコロさんが警察を志すきっかけになった、とされていて、テオドロ少年はその姿勢に憧れを抱いていました。
けれどそれと同時に、スプシで書いた通り劣等感を沸々と募らせるようにもなりました。

幼馴染の女の子を守れなかったこともそうですし、こちらも最終的に警察になることを選びましたが、それは兄貴分の持つような大層な理由ではなく、「向いてると思ったから、なれそうだったから」というほんの軽い気持ちだったことも関係しています。
万一、常人の範疇を超えて察しが良ければ、「警察を目指すかマフィアに向けて正道を外れるか」について悩んでいた果ての気持ちや選び方だったことまで見抜けた可能性もあるかもしれません。


・自己価値の顕示と劣等感について
テオドロは昔から『自分は価値のある人間だ』ということを示すために、何かの役に立とうとするようことが多かったです。
甘やかさない範囲で、率先して助力をしたり、嫌なことを取って代わるなどの行動は今でも続いており、
親しい相手であれば一層(口の遠慮の無さに比例して)その傾向が強くなることが見て取れるでしょう。

ニコロさんに対しては特に、価値のある存在と確信している≒弟分として自分の価値も引き上げられるものとして、斜に構えつつも真っすぐな気持ちで慕い、世話を焼き、同時にそちらが『守るべき弟分』と思ってくれていそうなことにより一層憧憬と劣等を持ち合わせています。

提示してくださったとおり、出世欲が無い理由について深読みを続けては、
何故(あの時のように)志を持たないのだと密かに思っては言葉にできず、
けれど自分の劣等感が僅かに癒されているようで嬉しくもあり、今も矛盾した感情に頭を悩ませていたり。

長くなるものと分かっていて早めにお送りしておきたかったのですが遅れてしまってすみません、ごゆっくりご確認ください。よろしくお願いします。
(-216) backador 2023/09/07(Thu) 5:15:49

【秘】 Chiavica テオドロ → pasticciona アリーチェ

/*
もう一人の幼馴染にも送った中で、こちらにも送っておきたいな、というものがあったので加筆ついでにお伝えしておきます。

・自己価値の顕示と劣等感について
テオドロは昔から『自分は価値のある人間だ』ということを示すために、何かの役に立とうとするようことが多かったです。
甘やかさない範囲で、率先して助力をしたり、嫌なことを取って代わるなどの行動は今でも続いており、
親しい相手であれば一層(口の遠慮の無さに比例して)その傾向が強くなることが見て取れるでしょう。

善良な人、ひとつの真っすぐな志を持つ人に対して劣等感を抱えることもあり、そちらの志望理由の話と照らし合わせると少しだけすれ違ってる気持ちもあるかもしれませんね。
スプシの通り違うから嫌い、というわけでもありませんから。

そこにある微妙な距離を察しているのかいないのか、変な意味を持たないものと念を押しつつ知り合いに贈り物は何がいいか助言を貰ってたり、「余りもので喜んでもらえるなんてね」とは言いつつも表情はどこか満足そうだったり。

上記の通り、テオドロは寧ろ幼馴染の方が口に遠慮がなくなりがちなので(勿論気にしているようなら控える、場によって弁えるはちゃんとすれど)PLが厳しいなと思ったら、本当に、いつでも言ってもらって大丈夫ですからね……!
(-217) backador 2023/09/07(Thu) 5:31:25

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

/*
おはようございます、九本指です。この度は既知を提案下さってありがとうございました。

スプシの上ではただの顔見知り程度ではありましたが簡易メモの軽いやり取りが楽しかったのもあり、もしそちらが宜しければもう一歩くらい、そういう軽口を叩けるような関係まで踏み込め(まれ)ていたらいいなと考えています。

花のみの接点ではあまり会話も無さそうですが、
お菓子作りに長けた幼馴染がそれを売って寄付に充てていることを知っており、自分も幾度となく食べた経験で包装などのパターンを覚えていて。

どこかで教会から買ったお菓子を持っているの所を見かけたら、テオドロが話を聞きに行って交流が深まるきっかけになりそうです。他に思いつくものがあればそれでも構いません。
もちろんお断り頂いても大丈夫です。余裕があればいいので、ご一考のほどよろしくお願いします。
(-218) backador 2023/09/07(Thu) 8:12:44

【秘】 Chiavica テオドロ → 花浅葱 エルヴィーノ

/*
そういえば:ルチアーノさんとの既知の擦り合わせによって、会話中にテオドロの会話デッキの乏しさから同僚の話として二人、そしてそのうちエルヴィーノさんについて触れていたということが決まりました。

共通の知人であるくらいは話の流れで行き着くか察するかしつつ、勿論それ以外の関係は知る由もなく、警察とマフィアの軋轢への興味も薄いことから今の時点では何かあるわけではないと思いますが、一応これからの不都合がないようご報告しておきますね。

ついでに、「放っておけば」という言葉に対しては「あなたの為以上に自分の為ですから」といったことを決まって返していたことでしょう。
己の価値を高めるために人と付き合う、世話を焼いてやる、というのはこの男の常套の手法で、傲慢且つ、けれどどこか卑屈な様子が見て取れるかもしれません。

ただ、世話は成果が出るから意味があるもの。価値があるものに接するから自分の価値も引き上げられるもの。結局それだけ目をかけている、ということでもあったり。

返信の速度は気にしないでください。頂けるだけでも嬉しいですし、なんならこちらも結構疎らですから。本編でも機が合えばよろしくお願いします。
(-222) backador 2023/09/07(Thu) 10:38:15

【秘】 Chiavica テオドロ → 月桂樹の下で ニコロ

/*

快諾ありがとうございます。では返答に際してもう少しだけ。

わざわざ藪をつついて蛇を出すものでもない、と、基本的には何だって踏み込まないようにはしていますが、そんなことを零される度に、

自分に今度はアリーチェが守れるというのか。
自分の事は誰が守ってくれるのか。
自分たちにはあなたは守らせてくれないのか。

劣等感に気づかれないならば、猶更大っぴらに弱音も吐けず、能力以上に精神面での自己評価の低さからくる劣等感により苛まれつつも、「俺が何かあったら受け持ったデスクワークを流しておきます」や「あいつだってもう一人で……そう、掴まり立ちくらいはできるでしょう」などと軽口を交えつつ時折真剣な呟きを見せていることでしょう。

テオドロにとっては手のかかる部下でありつつ、どうしても憧れの兄貴分だということが勝り、複雑な感情を煮やし続けているのだと思います。

こちらはやっぱり手を焼くような男かもしれませんが、それでも良ければ本編でもよろしくお願いしますね。
(-224) backador 2023/09/07(Thu) 11:00:32

【人】 Chiavica テオドロ


「ええですから、被害の潜在化が問題となるでしょう。
 『組織犯罪者』Mafia達が一般市民の生活の身近に置かれてしまっているのは無視できない事実であり……

 ここ数年は生まれた親しみによって。或いは反対に報復を恐れて、被害者からの通報・相談が遅れるという傾向が見られました」

厳かな空気の中、男は実地での捜査を取り纏める者の一人として司会進行を買って出て議論を進めている。

「これから防いでいくためにも、人々に対して警察への通報と相談することの重要性、意義等を今一度周知させる必要があります。それには──」

うおっほん。御大層な咳払いがひとつ。
それから『マフィアを一人残らず捕まえればいい』と御無体な意見がもう一つ。

「……すみません、僭越ながら申し上げますが!今は肩書ひとつ取って誰彼もなく罰することは、聊か前時代的で、」

前時代だからいいのではないか、今の警察は腑抜けてしまっている、と。
矢鱈とマフィアに対する強い制裁を望む所長代理を何とか操縦しようとするが、彼が感情を込めて口を開くたびに会議室は厳罰化ムード一色になってしまう。
黙っててもらえないかなとは思いつつ、流石の皮肉屋でも顔にも口にも出せない。こちらが口を噤んで好きに言わせてやる。

(……さて、終わったら何の仕事から片づけようかな)

視線ばかりは議論を見つめつつも、小指の先ほどの興味すら失って、済んだ後のことに想いを馳せるのだった。

#警察署
(62) backador 2023/09/09(Sat) 3:37:48
テオドロは、園芸用の土を切らしていた思いだした。今の会議は言うなればもう土未満となった。#警察署
(a26) backador 2023/09/09(Sat) 3:41:13

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「おや」「今日も来てますね」

どこか嫌味のある笑顔でありつつ、出会った頃よりも随分打ち解けた様子を見せる男は、ワインレッドのシンプルなエプロンを身に着けて鉢植えを片手に。

咲いているのは、今見ているそれらと同じ九月の花settembrinoだ。鮮やかな紫と控えめな白が土を彩っている。

「育てる甲斐があるというものです。
 別に誰も見てなかろうと無心でやっていますが」

涼しくなってきたものだから、以前と比べれば結構様変わりしていますね、とこちらもまた幾つかの花を眺めていた。
(-361) backador 2023/09/09(Sat) 4:01:27

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「ええ。夏の日照りに弱っていたようなので、
 影の多くなる場所で面倒を見てやっていたんですが」

「綺麗に咲いてくれたので仲間たちの元に帰してやろうかと」

散策するときの邪魔にならないよう、地植えの花たちに寄り添って置いてやる。ついでに残っていた咲き終わった夏の花がらを摘み、ざっと見で何か異常がないか確認をしつつ。

「つまらない男に愛なんてものがあればいいんですけどね。
 ただ、そう多くない暇な時間をくれてやっているので、
 綺麗でいてもらわないと困るというものですが」

過去に、これと言って特別好きな女性や花のタイプも言えなかったことを指しては捻くれた情を注ぐ。
手塩に掛けて育てているのだから、愛に強い否定はできないが。

「終わったらお茶にでもしますか?
 夜勤までには切り上げてしまうと思いますけど」
(-364) backador 2023/09/09(Sat) 5:45:29

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「それは、だからあなた達が物好きなんでしょう?
 蓼食う虫も好き好きTutti i gusti sono gustiです、全く」

顔を背けて、辟易とした風に溜息を吐いてみせる。
自分が向けるものは兎も角、他者から受けるものに対して素直に向き合う、ということをとんと苦手としているから、どうしても理解が出来ず、そっけない対応になってしまいはする。

有り難いことではあるのだろう。自分を孤独の中に放っておかないお節介な知り合いが何人か居るということは。

「難しいとは思いますけどね。望むだけでは何も手に入らない世の中だというのに、私は望んですらいないのだから」

己が発するのはいつも人を遠ざける言葉ばかりだった。
どちらかといえば、其方の方を望んでいるから。

ただまあ、良縁は大事にするべきなのだろうとも思う。それを無為に手放して良いことなんか何一つないのも知っている。

「任せなさい。流石に甲斐性くらいはあると自負しています」
「……それこそ、あなたが枯れるまでは。
 覚えるくらいはしてやりますし、面倒は見ますよ」

それは好ましいからではなく、価値があるから。
伴って、自分の価値が引き上げられるからと認識していつつ。

バーに行くのもいいな、と考えながら世話を進めていった。
(-366) backador 2023/09/09(Sat) 6:55:43

【人】 Chiavica テオドロ

切らしていた園芸資材を買うのはいいとして。
秋が近づいてくるとなれば冬に向けて株を充実させるべく、何か丈夫な花の種を植えておくべきだなと思い至る。

「……」

行き着けの花屋に向かう足取りは、ピザに一切目もくれない。
イタリアの男たるもの、人並に好きではあるが。
それよりは植物だ。ピザより花。

Meglio qualcosa di lode che una utile役立つものよりかは賞賛されるものを』といったところ。

「……ルッコラでも植えてみるか?」


ただ少しだけ頭が食い気に逸れた。おのれ秋の味覚。

#商店街
(72) backador 2023/09/09(Sat) 9:43:56

【人】 Chiavica テオドロ

>>73 ニコロ

「! ……見当、外れ故に、知ったような口を……!
 その空想力は仕事中の暇つぶしにでも使うべきです」

僅かに目を見開いて硬直し、其方に振り向く瞳は忌々し気。
図星故に、ついつい意地を張った応答となってしまう。

「ニコ……あんたの方はピザの香水を好む女でもできたんですか?知りませんからね、急に体型が崩れても」

一切れ食べた程度でこうなるものか。
どうせ何枚も食べたんだろうという決めつけだ。
勿論ルッコラの件についての当てつけでもある。子どもだ。

#商店街
(75) backador 2023/09/09(Sat) 10:29:08

【人】 Chiavica テオドロ

>>77 ニコロ

「何を育てていようとこちらの勝手……
 ……いやでも、もしもの時の備えくらいにはなるか」

備えというのに種を買うのは迂遠な気がしなくもないが。
未来への投資と言い換えれば悪くはないのかもしれない。

結局一袋手に取っては、園芸用土の上に。

「お人好しだな……どうせ欲しがりそうな奴らは、
 持っていかなくても勝手に食ってるでしょうに。

 味は?一枚くらいは俺も食ってやろうじゃないですか」

結局は素直に食べに行く。食事に関してはあまり突っぱねたりしない。これもまた昔の一見で培われた感性だ。

#商店街
(82) backador 2023/09/09(Sat) 13:49:12

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「あっちは……分からないでもないですが、
 あなたに至ってはもう理解すら及びませんね」

背けたまま眉間に皺を寄せる。打算で人付き合いすることはあれど、ここまで好かれるほど何かしたか。それともやはり社交辞令か。

「……分不相応な望みは抱きませんよ。
 何の拍子で裏切られるかわからないじゃないですか」

「仕事も趣味も、やりたいからではなく、
 向いてそうだったから、自分が良く見えそうだから、で選んでますからね。
 これは単純に理由が少ないだけで……でも、やはり望まないから理由がない」

それが何故かと問われれば、口を閉じる他ないが。
とはいえやはり分不相応なのだ。自分より物事に向き合っている、真摯で善良な人間がどれだけいると思っている。
それらを差し置いて夢や愛など語れはしないし、至らない自分に気づきたくもない。

「させちゃう≠チて。怖いことは言わないでください。
 いくら俺でも、フィオレさんに棘の一つや二つがあることくらいは分かります」

それでも手伝いを要することなく夏の名残を摘み終えて、一区切り。普段より数割増しで疲れた気がするが、気のせいということにしていてやろう。

「さて、少し歩きましょうか。
 いつもの喫茶店に行くにも、車では風情があったもんじゃない。
 ……仕事がなけりゃバーの気分ではあったんですがね……」

花がらを袋にまとめて、エプロンも宙で手際よく畳む。
近くにある小屋へ道すがら放り込めば、あとはもうどこにでも行けるだろう。
(-416) backador 2023/09/09(Sat) 14:52:33

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「とっとと帰りたくなったような気もしますが、
 生憎すぐ帰ってやるべきことも特にありませんね」

居てほしいなら居てやりますけど。
尊大な態度で負けじとじっと見返している。

「とはいえ貴重な時間ですから、
 あまり浪費させないでもらいたいものです」

口こそ冷たいが、話してみれば何だかんだ最後まで聞いてくれる。こいつはそういう真摯なのか暇なのか分からない男だ。
(-424) backador 2023/09/09(Sat) 15:38:59

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「おかしい、と言えるほど中身のない証言ではない、か。
 物好きでいて時間も費やして、であるならば理解から遠かろうと、感情に対し自然とは言える」

つい仕事じみた物言いになり、未だに目を逸らしている。
世話をするにおいて、植物は自分に何も返してこない点で最も優れているのだ。それに比べて動物は、人間は。
花というのは結局物の例え。恐ろしいほど可憐だから直視できない。

「良い影響は得られてるのでしょう。
 義務でなく、心を満たす行いの自覚はありますから。
 だから今は、趣味一つやっていられたらそれで満足です」

「ああ、そういう……貴方以外にはそうそう言いませんよ。
 ……や待て、それこそ勘違いされてしまう。枯れるまでというのは俺から言える最大限の賛辞ではありますが、必要以上に重く受け取らないだろうとも踏んだので」

価値の話をしてるだけであって、まるで色ボケたと思われたらたまったものではないから。
言う相手は選んでいるつもりだ。相手は勘違いのないように取りなす気遣いと計らいに長けたレディであると。棘があると疑ってないが。

「時間が合えば──そんなこと言ったら、
 きっと合わせに来ますね、あなたは」

提案には少し悩み、しばらく歩いてから観念したように声を上げた。
(-428) backador 2023/09/09(Sat) 16:57:53

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「いりませんよ、あなたが出せる物なんか知れてます。
 ……ああ、あの時の。大した買い物じゃないんですが」

また少し不機嫌そうな声色が滲んで、
けれどそれは相手に起因する物ではないから、
何とか胸の内に抑えて、いつも通りの無関心さを作る。

「まずはスイートピーpisello odorosoは植えようかなと。
 それと花ではないですがルッコラの種を買いましてね。
 上手くできたらサラダにでもしてくれます」

あからさまに季節の花に期待している様子だったから、
別途で購入していた種の名を述べつつ、きちんとあの時買った物のことも言う。こんなところで嘘をついても仕方ない。

今年の春から今に至るまで菜園に触れたことはなかったが、
長く植物を手掛けてるのだから一度や二度手を出していたりはする。恥じるべきこともあるまい。

「秋の花の鉢も幾つか店に出るようになりましたから、
 手っ取り早いインテリアとしてならそっちを買ってください。
 多少は……来たる冬の寒気にも負けないでしょうしね」

どのみち手入れすることにはなるのだから。
種が欲しいと言われてはそれだけ教えるものも増えそうだし。
(-430) backador 2023/09/09(Sat) 17:12:06

【人】 Chiavica テオドロ


「……別にああしろこうしろとは思わないし、
 私情を挟んでしまうことの是非は置いといて……

 私が一部の上の人間に圧力をかけられるのすらまだいいとして、
 じゃあ我々はあの間のことを議事録に一体どう書いたらいいんですかね」

前時代回帰のルネサンスが警察署の流行りとかですか?
要らぬ苦労を負わされることより、道理の通らないそれら全てに怒りを覚え、不機嫌そうに荒れている会議終わりの警部補。

「はあ……ただ愚図なだけならば可愛げがあるんですが」

会議後のフォローアップだって上に回してほしいくらいだ。
文句を垂れながら任された仕事くらいはやってやるのだが。

#警察署
(115) backador 2023/09/10(Sun) 5:03:46

【秘】 Chiavica テオドロ → 陽光の元で ニーノ

「難しいとは言いません。
 寧ろ先の二つは初心者向きとさえ言えるでしょう」

視線にはばつが悪く目を逸らしつつ、
相手の言葉からその続きを見透かして、
口を開く前にこちらから続けざまに話をしていく。

「寒さに強く、そのおかげでこの時期から育てられるため、
 水やりの頻度は少なくていいし、虫や病も沸きづらい。
 ルッコラに至っては一か月二か月でもう食べられるでしょうね」

ここで一段落、ではなく。

「ただ、一から物を育てる以上は、
 覚えるべきことはそれなりにあります。
 漠然と水をやり、肥料を与えるだけでは良い物は育たない」

畳みかけて、反対のネガティブなイメージも並べ立てていって。

「土の整理に種蒔き、追肥……それなりに面倒くさいですよ。
 それでも投げ出さないと約束できるなら勝手に学びなさい」

言葉には嘘をつかず。それでいて相手を遠ざけるようなものを選んで。乗り越えてまだ関わりに来るなら向き合ってやる。
傲慢ながらも、男なりの人付き合いの形であった。
(-476) backador 2023/09/10(Sun) 6:37:26

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「今は、の話ですがね。
 理屈は通るのに根っこの所で奇妙だから、
 人の心というものは俺の手に負えないものなんです」

単に含みなく笑われる度に居たたまれない気持ちが湧いてくる。
むしろ向こうも分かりやすいくらいに打算的でいてくれたらよかったのだが、こう思うのすら最早失礼なんだろうな。

「こちらこそよかったですよ。
 勘違いされるのはたまったもんじゃありません」

「……何より申し訳ないですからね。返せる保証はないのに、
 比重ばかりがズレて……きっと傷つけてしまうんですから。
 知らないうちに恨まれでもしたらその時は遠慮なく喧嘩しますが」

決して人の想いなんかに対し誠実ではいられないのだから、鈍感でもいてはいけない。
必要な労力とも言える。現実を見据え続けるならば。

「何処かのタイミングで嫌と言えていたら、
 我々の関係もこうはなっていなかったでしょうね」

相性が良いなどとは断じて認めないが。
扉を開け放ち「Prima le signore」の一言と浅い一礼で、先の入店を促した。
(-484) backador 2023/09/10(Sun) 8:41:51

【人】 Chiavica テオドロ

>>119 エルヴィーノ

Gra─zieどーも

心配に及ばず、一声かけられたおかげで難なく受け止める。
そのまま開けてはしまわずに、一度手で弄んで。

「過激な奴と一口に言うならどこにでもいるでしょうが、
 お偉いさんだからそれを隠さずに済んでいるという訳。

 考えてもみてくださいよ。私が偉い立場になったら、」

タブを指で引っ掛けて、ガシュだの力強い音が鳴る。

「まずはそういう輩どもから検祭りに挙げてくれてます。
 正義などではなくただ此方の鬱憤晴らしの為に」

過激さでは負けていない。そう示した。

「……気の毒という言葉には及びませんが。
 わざわざ率先して引き受けてやってるんですから、
 それに見合うだけの下働きがあればそれで」

#警察署
(123) backador 2023/09/10(Sun) 9:58:17

【人】 Chiavica テオドロ

>>120 ニコロ

「どうせならドルチェもついていたら良かったんですが、
 そこまで欲しがるのは酷というものですかね?」

会議で疲れている者の筆頭として、
我儘の一つや二つも言いたくなるものではあった。

「ポルチーニ……boscaiolaようなものか。ではチーズクリームピザを貰っておこうかな。

 ついでに飲み物の買い物にも付き合ってくれると、
 あなたの弟分は嬉しく思いますが如何でしょう」

袋に入れてしまえば園芸品は対した重荷じゃないし。

弟分という言葉をどこかわざとらしく使うものの、
これでも懐いていることを示してはいた。
(124) backador 2023/09/10(Sun) 10:37:02

【秘】 Chiavica テオドロ → 路地の花 フィオレ

「……別に世の中の全てが理解できるとは思ってません。
 ただ俺は───不確定要素のある人との関わりは、あまり増やしたくないだけ」

相手に裏切られること。それ以上に自分が裏切ってしまうこと。それが起き得ないように気を張り巡らせる必要があって。これは何かに対する恐れとすら言えるのかもしれない。
低い場所を見て呟く横顔は薄く笑みを浮かべてはいるものの、嫌味たらしいというよりかは酷く自嘲的なものだった。

「本当に!いっそ恨んでほしいんですがね!
 ……百歩譲って、能力や性質に惹かれたとしましょう。
 けれどそれは前者ならビジネスパートナーである方がいいし、
 後者は───反りが合わないよりよっぽどろくでもない相性です」

半端に救われたくはない。
自分の歪みが肯定されるほど脆い救いの手もない。
そして己はもうその手のひらの上では生きていけない。それだけ。

「幸せにはなりません。誰も。
 テオドロひとりならどうでもいいが、哀れな女は一人でも少ない方が良い」

「───喚き散らしますよ。大の男が、床の上で」

今のところ最も可能性が高そうな方法を言われて寒気が走る。


「感謝するくらいなら相応の報いは欲しいんですが。
 ええ、それらの可能性を掴めなかったのは明白な俺の落ち度です」

己の甘さが見えてくるたびに、反発するかのように棘のある言葉が出る。音の鳴らないよう戸を閉じた店内では流石に抑えはするけども。

「うんと苦いエスプレッソでも飲みたい気分ですね、もう……」
(-517) backador 2023/09/10(Sun) 16:26:57