人狼物語 三日月国


129 【身内】狂花監獄BarreNwort2【R18G】

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【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン

成程に成程をした音をあまり感じられなくて、少しだけ口を尖らせた。

「だって、どこに何があるかわかっても、なんでそこ壁なの!? ってなるじゃん……」

なるか?なるらしいです。音のする方向を素直に辿ろうとしても物理的に壁にぶち当たる。

それにしても……ここ、水族館的な何かだったのかも。いいえ、地下室です。
首を傾げながら棚を確認していくあなたの様子を見……
いや、隠し扉とかそんなベタなことある?あったわ。
ついていくのに精一杯の迷子に拒否権などないので入るのを拒みはしない。

「ンーン、耳の良さは別にそうでも……なんか、みーんな耳がいいの?って聞いてくるなー……」

そして"耳が良いんですか?"の問いには否定的に首を横に振りつつ。

「俺……耳が聞こえるようになったの、ここにブチ込まれてからだぜ。
 だからフツーの人と変わらない……と、思う?」
(-32) yayaya8 2022/03/03(Thu) 4:20:50

【独】 衝撃波 ポルクス

/*
処刑すっぽかしヒューマン、実はゲーム脱落によって処刑に参加する理由が早々に無くなってしまい、立ち位置が分からず表に出られないだけの生き物だったりします。参加した方がきっと良いのだと理解しているのですが、コイツ、動機がよォ……!!!

ハグモンとの会話のおかげで
ギターを欲したエゴを貫き通すため
に人を殺す動機という名の意志を一瞬だけ持ったんですけれど、投票権を失ったのでつまりは人を殺す必要が……なくなっちゃったんだよね!わあ!!!!

やっぱキャラの造形ミスったなと思います。懺悔。

それはそれとしてポルクスもっと死ぬべきじゃない?わからんけど。みなさんどう思います?
(-33) yayaya8 2022/03/03(Thu) 4:35:40

【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン

隠し扉の先、更に暗く不気味になっていく部屋の雰囲気に怯えてか、袖を掴む力が強くなっていく。なんなら距離も先程よりは近いかも、かなり。ピト……。
よくわかんない機器が沢山あるなあ、と首を傾げつつ。

「……ンー、そう……
"振動特化性難聴"
つって。
 耳が聞こえない代わりに、音を振動として感知する力が強いーってヤツらしい……で、感知するのは耳じゃなくて、主に心臓」

拘束解除直後の演奏時に起きていたであろう心臓の揺れ。
あれと近しい感覚で常に振動を感知しているのだ。
常に騒々しく動き回る音を心臓で受け続ける。

だから疲れて人のいない場に無意識に逃げてしまう。


咄嗟に出る声が大きくなる癖があるのはあなたの想像通り。耳が聞こえてからの音量調整にまだ慣れていない。たまに喋るまでに空白の時間があるのも、音量調整のためなのだ。
自分の胸のあたりを手のひらで軽くぽんぽん、と叩きながら。

「アンタの音は、なんか……静かだけどザワザワする感じするな」
(-82) yayaya8 2022/03/03(Thu) 23:35:29

【秘】 衝撃波 ポルクス → 従者 ムルイジ

「俺は親、いなかったから……比べられたり、は無かったけど……
 なんだろうな、兄弟って結構……そういうモンなのかな?
 切っても切れるもんじゃない、しな……こういうの……」

嬉しい、と同時にちょっと安心できた気がした。
自分は普通の家庭とは言いづらかったから。他の"兄弟"も同じような悩みや思いを抱えるものだと、やっと実感した。

「……ウン、いつ出れるかは、わかんないけど……
 出られ、たら……絶対に探し出して、聞くつもり」

……なんて、どこか困ったように曖昧に笑って。

能力詳細と双子の兄の存在の黙秘。
これらはとある
未解決事件
に由来する行動で。
この男には刑期など未だに知らされていないのだ。

決まっているかどうかも分からない。


それでも……腹は決まったから。
あなたが願ってくれるのなら、それがこの男の背を押す。
きっと叶う。叶えようと思うんだ。
逃げるのはもう、やめにするんだ。


摘まんでいたマカロンの残りを口へ放り込む。
紅茶を飲んだあなたの音が和らいだのが理解できたから、男も真似をするように紅茶を飲んで。ほっと一息をついた。
(-84) yayaya8 2022/03/04(Fri) 0:02:14

【秘】 衝撃波 ポルクス → 従者 ムルイジ

家族のしがらみ、というのはどれも難儀なのだろう。
男をこの場に引き留めるモノは兄の存在で。
兄に憎悪の音を響かせた原因は親の存在で。


それでも、あなたと過ごす時間は兄弟のような優しさがあって、男はそれを難儀だとは思わないし好きだと思う。

「…………ッハハ、アリガト!」

そして感情も。音である程度は伝わるが。
直接言葉で応援を貰えると嬉しいし、心強いと感じた。
――音など関係なしに、言葉を信じたいと思えたのは久しぶりな気がして。


この男はきっと色んな人に救われている。
その中の一人にも、もちろんあなたが居て。
いつだって面倒を見られてばかりだ。


マカロンを慌てて頬張る事はしない。たぶん、慌てて食べなくても怒られないし、笑って見守ってくれるだろうし。
静かで穏やかで優しくて、兄みたいな存在のあなたとのお茶会の時間は、そうしてゆるやかに過ぎていくのだろう。
(-111) yayaya8 2022/03/04(Fri) 2:06:44

【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン

「……ン、人といるのは別に嫌いじゃないけど結構ね、疲れるし……酔う! いっぱいいる場所はうえーってなる。
 演奏してる時とかは、演奏の振動に集中できるから大丈夫なんだけどね」

この特性は能力へと直結している。故に、拘束で力を抑えられる普段の生活では感知の能力は鈍くなる。
それでも人が多い場所がしんどいのに変わりはないが。


ピト……のまま、たまに、ここ面白いか?本当に?みたいな視線をあなたに投げかけるだろう。

「アンタの音は……なんだろうなー、表向きはすごい、普通? なんだけれど拍が不規則……というか、レコードの針が飛ぶ感じ? 説明が難しいな……俺、アンタのことよく知らないしな」

振動の種類が分かっても、その本質までもを見透かす事は出来ないのだ。なんでだろうな?と疑問を浮かべつつ。

「……えっうわ、
ここなんかいる……!


急に怖いこと言い始めた。
(-115) yayaya8 2022/03/04(Fri) 2:31:17

【墓】 衝撃波 ポルクス

「…………う゛ぅ」

PLの技術力的にも
作曲中のメロディと歌詞が上手いことえいっ!ってならなくて、唸りながら部屋から出てきた。進捗、ダメです。

「……きゅうけい…………」

何か飲みながらのんびりしような。えっと、抹茶drink
(+28) yayaya8 2022/03/04(Fri) 2:40:53

【墓】 衝撃波 ポルクス

>>35 ナフ

「…………、んう? おつかれ?」

ロックオンされてる〜〜〜〜!
なんて本人は気付かないんだよな。

「……? なにこれ?」

抹茶を飲みつつそばに置かれた
猿の脳みそ
を見て首を傾げた。なにこれみたことなーい!
(+29) yayaya8 2022/03/04(Fri) 2:50:21

【墓】 衝撃波 ポルクス

「疲れてるー……というか、曲が思ったより上手く作れなくって……」

そこは素直に言う。引きこもってた理由でもあるしね。

「……えっなに、
こわいんだけど……


微々たる助け舟が微々すぎてビビり始めた。
なに?俺なにかされるの?
(+30) yayaya8 2022/03/04(Fri) 2:52:55

【墓】 衝撃波 ポルクス

「…………ン、いいよ……がんばるー……」

元気を繕う余裕がないのでにへら笑い。へにょへにょ。
無礼講が終わる前には一発演ってみたい所存だが果たして。

「ああ、食いモンなのかー……、?」

そうしてナフの説明(>>38)を聞きつつ首を傾げ。
プリンと茶碗蒸しは違うだろ、という顔をした。

「あー……じゃー……たべるか……アリガト」

終わりです。何も疑いません。ご期待通りに食べます。
箸を使う気力もないのでフォークでグサグサしつつ食べ始めるだろう。
(+31) yayaya8 2022/03/04(Fri) 3:09:29
ポルクスは、
はじめての
猿の脳みそ
(c15) yayaya8 2022/03/04(Fri) 3:10:49

【墓】 衝撃波 ポルクス

>>39 アルレシャ
「ンー? 寝るのは……あんまし……」

言い方を濁しているが10分〜15分くらいの仮眠しかしていない。
その方が集中力上がるって言うから……。

グサグサしていた一部をやっと口に入れれば。
フリーズしました。
怪訝な顔で首を傾げた。本当になに?これ……の顔をしている。
食レポの仕方がわからないとも言う。
(+32) yayaya8 2022/03/04(Fri) 3:29:13
ポルクスは、
猿の脳みそ
をグサグサするのをやめた。フォークをカラン……戦意喪失。
(c16) yayaya8 2022/03/04(Fri) 3:30:53

【墓】 衝撃波 ポルクス

>>40 アルレシャ
「ンン、俺が寝るの得意じゃないの、アンタなら知ってるでしょ……」

痛い所を突かれてしまった。
だからといって眠れるかどうかは別の話、少し困りつつ。

「ンー……ンー……どうしよっかな……
 あんまし腹にモノ入れる気分でもないんだよな」

食べる元気がないのも相まっての戦意喪失らしい。睡眠も食事もグダグダなダメ人間である。

ナフ、食いかけでも返品受け付けてくれるか?
お言葉に甘えてアルレシャに渡しちゃうかもしれない。あーあ。
(+33) yayaya8 2022/03/04(Fri) 3:51:05

【墓】 衝撃波 ポルクス

>>41 ナフ
「…………!」

へにょへにょだった表情が一瞬だけ「!」になった。

「…………、あげる」

もうちょい元気な日だったらいけてたかもしれないし、そうでもないかもしれない。一先ずは食いかけ
グサグサ脳みそ
をご返品した。
ひとくちしかたべてないよ。
(+34) yayaya8 2022/03/04(Fri) 4:01:38

【墓】 衝撃波 ポルクス

>>42 アルレシャ
「…………、?」

脳みそご返品の後。数十秒の空白の時間には首を傾げ。
耳打ちには自分も少しだけ顔を寄せるだろうか。
(+35) yayaya8 2022/03/04(Fri) 4:09:46

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

耳元の近くで響く声がこそばゆい。
小さくくすくす、からからと喉が鳴った。

「……ン、寝れるんじゃない? アンタの近くだと落ち着くみたいだし、俺」

それがどうしたの? と首を傾げた。
(-124) yayaya8 2022/03/04(Fri) 4:10:06

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

萎んでいく声も取り溢したりはしない。
少しだけ驚いたように身体が跳ねたかもしれないが。

忘れろと言われれば首を横に振るだろう。

「……また来てくれる? なら、……嬉しい」

この"嬉しい"は眠れるから、ではなく。
傍にいてくれるのが嬉しい、という意味合いだ。
(-127) yayaya8 2022/03/04(Fri) 4:29:33

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「…………やったあ」

頷く様子を見ればまた嬉しそうに笑う。相変わらずへにょへにょだが。

「えっと……あれ、一緒に寝てほしいとかさ、誘い方わかんないし……アンタの方から言ってくれるとは、思ってなかったから。少しだけ……ビックリしたんだ。……ゴメンな」

様子が気になったのでふわっとだが説明をした。
頼みに行こうとした時もあるにはあったのだ。あなたから来ようとしてくれるなんて、考えもしなかったから。
(-130) yayaya8 2022/03/04(Fri) 4:49:11

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「ンン、そうでもないよ……、たぶん」

へにょ気味なのは疲れているのもあるが、本人の本来の気質でもあるのだ、きっと。
パフォーマーは観客の前では役を繕い演じるモノだ。

今は無理に繕う必要がない、と無意識に感じているのかもしれない。


「……そっか、……そっか? しんどくさせちゃうかもーって俺の考え過ぎ?
 まあアンタがいいなら、俺はそれでいいけどさ」

首を傾げ。そして視線で促された先を理解すれば、飲みかけだった抹茶をまた一気に、ガッと、飲み干して。
「いいよ」と口だけを動かした。
アンタと一緒にいられるんならどこでもいいけどな。
(-132) yayaya8 2022/03/04(Fri) 5:15:31

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

あなたが自分を心配してくれていると理解しているし、こうして気にかけてくれるのは嬉しいな、とも思う。
でも疲れているのも事実なので、曖昧に笑いながら少しだけ肩を竦めた。

「…………、そっか……ウーン……
寝れなくて良かった、とか
思っちまうな……


最後の呟きはあなたの耳に届くかも怪しいくらいの音だ。
立ち上がるあなたを見て自分も立ち上がり。人の目があるなら気恥ずかしさが来るし、差し伸べられないのなら手を取ったりはしないのだろう。

そうしてまた二人で歩いていくだろうか。いつも通り、薄く開いた扉の先、アンティーク調の部屋へ。
(-135) yayaya8 2022/03/04(Fri) 5:39:26
ポルクスは、アルレシャのおやすみと一緒に周りにおやすみ、した。
(c17) yayaya8 2022/03/04(Fri) 5:40:28

ポルクスは、部屋のある方へと歩いていった。
(c18) yayaya8 2022/03/04(Fri) 5:41:13

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

振り返る顔には「なんでもない」とまた曖昧に笑った顔を向けたのだろう。
服の袖を掴んでいる訳でも、手を繋いでる訳でもない。きっと隣に並んで歩いていた。

「ン? ああ……いいよ、入りな……ほら」

促されれば扉を大きく開けて、自分が後に入る形で招き入れるはずだ。無事に部屋の中に着いたのなら扉を閉め。

「……クラッシュ邪魔だな? これ」

部屋に入るや否や、ベッドの近くに立てて置かれたギターを、楽譜が散らばるサイドテーブル付近へと移動し始めた。よいしょ、よいしょ。
(-137) yayaya8 2022/03/04(Fri) 6:06:55

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

移動し終えたギターを軽く撫でる。戯れに弦を弾き、単音を三つ響かせた後はうーん、と首を傾げ。
でも、あなたの問いには頷きを落とした。

「ン? そう、クラッシュ……」

弦を弾いた手は今度はサイドテーブルの上、散らばる楽譜をかき集め一つの場所に纏め置いた。
文字ではない、記号のような何かも書き込まれているが。

「本当はコイツに名前、付けるつもりなかったんだけどね……俺の手物じゃないし」

片付けが終わればベッドまで行き、端に座って。あなたの方へと視線を向けるだろうか。
(-139) yayaya8 2022/03/04(Fri) 6:28:21

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「…………、」

目を閉じる。言われた言葉をなぞるように思い出し。

――『無礼講』である以上、それに参加したのなら『処刑』に加わったのと同じだ――


「『ギターを抱く為に、人を殺しているんだよ』……全くその通りだと思ったんだ」

ギターを欲しがったエゴイスト。
出来損ないの機械と似合いの自嘲的称号を自分へと与えた。

「だから、責任を持ってコイツと最後まで舞い続けよう……今度は俺が俺の意思で人を殺して……って、まあ、結局は俺がすぐに死ぬことになったんだけれどな」

くすり、笑う。
自嘲を含んだ音で。

寄ってくるあなたを認めれば目を細めて。

「……おう」

後ろ手に枕元まで身体を持っていったあとはごろん、と両手を広げ寝っ転がった。ぼんやり天井を見つつ。

「……アルレシャは……今日は寝れそう?」
(-142) yayaya8 2022/03/04(Fri) 6:52:42

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「……、まあね……俺、どうすれば良かったんだろうな」

結局、自分は早急に投票権を失い。
それと同時に人を傷つける理由を失ったようにも感じた。
人が多い場所を避けたいというのは言い訳だろうか。
残ったのはどこまでも中途半端な意思で。

そんな自分が嫌になって。


「俺……アルレシャには……」

死んでほしくないな、なんて。
逃れられないと理解している。言えずに掠れた声が空を揺らすだけだった。細くため息を吐いて。

そうしてあなたの言葉を聞けば、天井からあなたの方へと視線を移し。

「ンーンン……今日も腕枕は……ダメ?」

ダメ?の言い方がちょっとしたおねだりに聞こえるかもしれない。あれが一番抱きしめやすい
可愛がりやすい
と思ったので。
(-144) yayaya8 2022/03/04(Fri) 7:19:19

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「運が無かった、かあ……笑い飛ばす、は……まあ、できなくは……ないか」

あなたの言った意図とはきっとズレた考え、パフォーマンスの一環で笑った顔を取り繕うのならできると、そう捉えた。
いつだってどうすれば良かったんだろうと後悔ばかりで、考えても答えまでには辿り着けなくて。
だからいつでも揺れ動いている。真面目なんかじゃない。
迷子で、不安定で、出来損ないの機械だ。


「……なに? なんかあんの?」

当たり前だ。好きな人が死ぬ所など見たくない。
……が、あなたの言葉と響く音がちぐはぐな気がして疑問を浮かべた。言われなきゃ内容まではわからないので、少し問いかけるような口調。

そして一番苦しいの言葉を聞いてしょんぼりになった。
しょんぼりになったが、近くに来たあなたを見、首を傾げ。

「……ふふ、……もうちょいこっち」

なら、好きにしてやろうか。
少しだけ身体を起こせば、腕を伸ばし、あなたを掬い上げるようにして自分の方に寄せてしまおう。枕元へと身体が戻る頃には腕枕の状態になっているはずだ。
近くにある頭は枕になっている方の手で撫でながら、自分の頭も寄せてしまおうか。……猫可愛がりだ。
(-146) yayaya8 2022/03/04(Fri) 8:07:34

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

「……好きにする……は、できるかわかんないけど、……俺、いつも人が決めたことしか、しなかったし」

ここに来る前も、ここに来てからもそう。
親に捨てられ、異質な力を持ち、居場所が無かった。
だからいつでも己が他人へと与える影響を恐れ、人に従った。
影響を与えないため自分は消えて無くなるべきだとも。


「でも……自分から逃げるのはもう、やめにするってのだけは……決めた」

それでもこの無礼講で新たに芽生えた意志は確かに存在するのだ。
いい加減に向こうも決着付けたいだろ、と鼻で笑い。
――無意識に。一瞬だけ大胆不敵な笑みを浮かべて。


最後くらい、その言葉を聞いて、「……そっか」とだけ呟き。
寄せた頭、頬を擦り寄せるような動きをする。
言葉にはしないがやっぱり嫌だな、と思ってしまう。


ゆるやかに頭を撫でつつ。

「……、あはは……起きてる時にやるの初めてだな、そういや……」

あなたが寝ていた時もこうやって結構好き勝手していたという事である。
起こしてしまわないように、
正確に言うと額へとキスを落とした時に
少しだけ、だが。
(-148) yayaya8 2022/03/04(Fri) 9:03:09

【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン

「……えっと、治療? の、話は出るには出てたけど。俺らには金が無いから無理だって方面でだからなー……金、スっても自分のためには使わなかったし」

遠回しに生活のために盗みをしていた、と言っているようなものだろうか。それをするくらいには境遇が貧しく、生きるのに精一杯で医療を受ける余裕など一切、無かったのだ。
尤も、治す必要がないと思っていたのも確かだが。


"面白いし興味深い"と言いたげな姿勢は音でなんとなく理解するのだろう。きっと音を察知する度に周囲に目を凝らし、わからん……の顔で首を傾げる。

「音はみんな結構、違うから……パターンを覚えちゃえば、探したり、するの、が、……楽、なん……ちょ、
あっちいけって!


そそくさと出ていこうとするあなたとは裏腹に、こっちは足元を若干バタ、バタ、とし始め。

「あ゛……シェルタンそっち、それ踏んじゃう!」

下、足元を指差した。なんかいます。ライトを照らせばきっと見えるでしょう。
足元に(2)1d6匹蠢く
ネズミという生物が……
(-197) yayaya8 2022/03/04(Fri) 20:45:51

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

自分の味方など、この世に誰も兄しかいないと思っていた。
……でも話してみると案外、そうでもなかったんだ。
見届けると言ってくれた存在がいて。
優しい言葉で背を押してくれた存在がいて。
話を聞いて、理解を示してくれたあなたがいて。


「ン! ……腹が決まったの、アンタのおかげでもあるんだぜ」

だから、あなたを"言いなりの人形"だなんて思いもしない。
あなたの優しさが自分に与えた影響は大きいのだから。
――この時だけは、企む音を自分も響かせていたかもしれない。


小さく、くすくす、からからと喉を鳴らして。

「…………さあ、どうだろうね?」

ちょっとしたいたずら心で言い方を濁してみたり。
丸まっていくあなたを見て目を細め。
存外、規則正しく穏やかに
ほんのちょっとだけ早まり
動く心音はあなたにも届くのだろうか。
布団を引っ張り自分とあなたにしっかりと掛かるようにして。

「あーあー……そんな撫でやすい位置にさ……」

こうなってしまえば撫でたい放題だ。腕枕をしていた方の腕はあなたの背に回せてしまうだろうか。もう片方の腕で包み込むように抱きしめて、ゆるやかに頭を撫でてしまおう。
繕う元気がない分これでもかなり無意識の動作で、それはもちろん言葉にも表れる。

「あっはは、……
かわいい……
だいすき、
(-213) yayaya8 2022/03/04(Fri) 22:13:10

【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン

「……ン? ンーン、だいじょうぶ、気にしてないぜ」

眩しくなくてよかった。向けられた顔には首を傾げて。
事実、それが自分にとっての当たり前だったから過酷なんて思っちゃいないのだ。家が、お金が、学が無くても。それでもここまで生きてこれた。困ったことなどなかった。
男にとっては、この檻のほうが窮屈なのだ。


そうしてわちゃわちゃしてる足元にはめちゃくちゃ困った顔を向けつつ。素の口調が出ていたとしても気にしない……というかたぶんそれどころじゃないやつだね。

「俺も食いモン持ってない……
うあぁ、きしょ……


絡まれドン引きボイス。の後。

「ああもう、しょうがないな……ほら、あっち行きな……」

両の手を高く上げて
タン、タン!
と軽く叩き鳴らそう。
存外、控えめな響きで――正確に言えば、音の端々がぐにゃりと歪み途切れるような違和感があったかもしれない――放たれたそれに驚くようにして
奴ら
は逃げていくだろう。
でもすぐ戻ってきたらどうしよう。

「……ここ、さっきのヤツら以外にも……いるみたいなんだよな……」

実験施設だし実験マウス的なやつかもね。絶対違うけど。
一先ずは出る……? という視線を投げかけた。
(-226) yayaya8 2022/03/04(Fri) 23:17:31

【秘】 衝撃波 ポルクス → 白昼夢 アルレシャ

例え"放っておけなかった"が原動力だとしても、あなたの行動をこの男は優しさとして受け取ったのだ。勝手にそう思っているだけだと理解している。言葉を否定したりはしない。
ただ少しだけ
本来の顔で
曖昧に笑ってみせた。
今となってはそばに居てくれるだけで、


「ンーン? ……寝てたらいいの? ふーん……?」

嫌ではない。知っているから、今もこうやって寄り添っている。

一緒にいて落ち着くあなたの、音の、そばにいるのだ。
早まる音はあれど乱れる程ではない。疲労が溜まっていたし眠気の波も、穏やかにだが押し寄せている。
跳ねる心音は、やっぱり愛おしく感じるもので。


「はあい……おやすみ……、


寝ていないあなたの頭へと、軽くリップ音を立て触れ合うだけのキスを落としてしまおう。額……よりはもうちょっと上だったかな。感覚としては、ただの挨拶だけど。

その後はちゃんと素直に眠るつもり。
抱きしめたままに。ゆるやかにあなたの頭を撫で続けていた手が止まり、それが眠りに落ちた事を告げるだろうか。
前に比べれば寝付くのは早かった、かもしれない。


眠りが覚める頃には、またあなたはすぐに部屋を出ていくのだろう。
その際は寂しそうな顔をするかもしれない。
手放したくないな、と。

それでも引き留めはしない。
また本来の顔で曖昧に笑って
見送るはずだ。
(-237) yayaya8 2022/03/05(Sat) 1:04:00

【秘】 衝撃波 ポルクス → 人形師 シェルタン

「……おうよ!」

本当に気にしていない、大丈夫だ、と笑みを浮かべるだろう。
追い出された、とすら思っていない。
物心つく頃から……最初から"なかった"のだ。
――この男は、掘り起こされたくない事を口に
出来ない。


感心の声を聞けば得意げな顔をする。どう?これすごくない?みたいな感じの。

「ン! よかった、ここのヤツらにも通じて……
 出る、そうだな……
あ゛
、ま、待って!」

そういや両の手をタンタン!したのであなたの袖を掴んでいなかった。気付き。慌てて引っ付く態勢に戻れば一緒にこの
ネズミーランド的な
謎の実験施設を出ていくのだろう。
休憩しよう、の提案にも快く頷きついていくはずだ。アンタいい奴だなーとか言いながら。

なんだかんだ楽しい探検になったので男は満足げだ。
(-238) yayaya8 2022/03/05(Sat) 1:20:45