人狼物語 三日月国


224 【R18G】海辺のフチラータ2【身内】

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視点:


【赤】 無敵の リヴィオ

"渡し忘れ"た一通を受け取った時、予感を感じた。
あれを嫌な予感とでもいうのか、
端末を片手にさてどうするべきか……。

話通りであれば名の上がった二人のどちらか、
それを決めるために動かなくてはならない。

想定内と言えばそうだが、
落ち合う場所を考える必要性に
少し乱暴な手付きで端末を机上へ。

/*
本当にふたりになってしまいましたわね…

対象を決める必要が出てきますが
予定通りカンターミネさんでよろしいでしょうか?
もしくはもう一人のルチアーノさんですが
もしも他に希望があれば遠慮なくお伺い出来ればと

あと落ち合う場所は何も考えていませんが
先にPL同士で運営ちゃん報告のために
襲撃先のみ決めておくのはいかがでしょう?
RPはいくらでも後付け出来ますため…

以上N.N.PLよりの相談でした。
(*0) sinorit 2023/09/17(Sun) 21:50:11

【神】 無敵の リヴィオ

今日も反応を伺うように周りを眺め、
しかしよくよく観察していたならば
検挙された者の名に顔を顰め考えるような様子。

「…困ったものだね」

ようやく口をついて出た言葉は、
周りのざわめきに掻き消されていく。

深く吐き出したため息も、また。

#朝礼_警察署
(G5) sinorit 2023/09/17(Sun) 22:03:37

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

まるで怖がる子猫へ語りかけるような君に、
小さな笑い声を零し、握りしめた指先を少し解く。
この先何が起こるか分からないのは、
君の幼馴染にとってもそうだ。

例え自棄にならないとしても一人欠ければ?

今の状況下では何も言えない。
例え自分達が彼らを対象とせずとも、あるいは。

「………………もしも、もしもの話をしよう。
 もしも君以外の二人、どちらかが先に
 誰かの手によって検挙されてしまった時」

──君は、どうする?

ここで己が手を掴んで、本当に良いのだろうか。
臆病すぎる男は、この先を考えてしまう。
怖がらなくていいと口にされて尚、それを恐れてしまう。

確認せざるを得なかった事象について言葉にした時、
伸ばした手の甲がワイングラスへと触れた。
(-30) sinorit 2023/09/17(Sun) 23:08:35

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
お返事ありがとうございます!
それでは一先ず相談等々失礼します

そして襲撃先の件かしこまりました
それでは予定通りカンターミネさんに、その上でふたりで襲撃するか
もしくは前回同様片方はパスにするか希望はございますか?
最悪叢魔陣営が生きていればゲームは続きますが

ニーノさんについては本当に分かりませんね
何かが発動したのかキル職からなのか
謎ではあり気になりはしますが答えが出ない…

探り探りのRPにつきましては了解です!
疑われていなかったらいいなという希望を抱いておきます…
(*2) sinorit 2023/09/17(Sun) 23:24:45

【人】 無敵の リヴィオ

ざわざわと波打つように広がる声も、
連日での法の施行を恐れてか、昨日よりも小さく思える。

それもそうだろう。
上も下も警察もマフィアも関係ないというように
幾人もが法により検挙されているんだ。
そうならないはずがなかった。

そんな状況ではあったがしかし、
この男はいつも通りを振舞っていた。
先程の呟きも掻き消された以上なかったも同じ。

デスクに置いた手鏡を片手に前髪を整え、
今ある仕事に手をつけていこう。

「…よし、今日の俺も最高だ」

#警察署
(4) sinorit 2023/09/17(Sun) 23:43:13

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
ゲームを続ける上で必要な陣営がまとめて落ちかねない場合
運営ちゃんからストップは入るそうなので
そこらへんの処理はお任せするとしまして

パスも指定も希望はございませんがパスで特に希望がなければ
ダイスを振って出目が高い方(あるいは低い方)というのも1つの案ですね
カンターミネさんとはご縁がないのもあり
A.C.Aとして強制検挙以外の案が思いつかないため……
(*4) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:33:12

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

そう、本当に有り得ない話だとは言えなかった。
立場も可能性も、この状況下では何もかもが有り得てしまう。

だと言うのに、君と来たら。
そう返されてしまったら、やっぱり何も言えなくなる。
そういえば歳上だったかと今更に思い返して。

「…………思っていた反応とは違ったけどね」

握りしめる手を更に緩め、
差し出された手のひらの──指先だけを恐る恐ると掴んだ。

「……ずっと、掴み返す必要はない。
 この終わりまで、少しの希望であってくれよ」

最後に選ぶのはお互いに違う道でも構わない。
ただ、運命共同体と言えるうちだけは。
自分さえも食い殺してしまいたくなる俺を留めるように、
縛っていて欲しいと小さく願った。
(-92) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:48:37

【赤】 無敵の リヴィオ

/*
了解しました
ではではそのように致しましょう

運営ちゃんへのお伝え助かります
こちらもパスにセットした点に関しては連絡しておきます
無事に生きていた場合は次回襲撃でこちらがセットにしますね
御手数ですがよろしくお願いします!
(*6) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:52:37

【秘】 無敵の リヴィオ → 情報屋 エリカ

/*
運営ちゃんへ

先に方針を決めたので能力セットの連絡しに来ました
今回の襲撃もお留守番(パス)になりました
置いてかれないように祈りながら待ちます
置いてかれたらマスターに泣きに行きます

よろしくお願いします

N.N.と名乗る狂犬より
(-97) sinorit 2023/09/18(Mon) 0:55:43

【秘】 無敵の リヴィオ → うたかたの ダニエラ

いつものように自身のデスクで鏡を眺めていた男は、
君が訪れたことに気付いて視線をそちらに。
次に置かれたヘアピンを見て礼を言おうと思う頃には、
君は背を向け、デスクに突っ伏してしまった。

それを見て少し考えるように首を傾けた後、
くまを髪に飾って、暫しどこかへ。
もちろん、この一連の動作は君の目には映らない。

戻ってきて何をするかと思えば、君のデスクに近付いて

「見回りお疲れ様」

缶のあたたかいコンポタを君の机の上に。
出すには早い気もするが、そろそろ寒さも近づいてくるはず。
自販機に並んでいてもおかしくないのかもしれない。

何も食べないままじゃあ頭は回らないからね。
要らないと思うならそれでもいい。
ついでとばかりに水とお茶も横に置いて。
それから、自分の席へと戻ろうとするだろう。

本当はジュースも考えたけど、
君の好みが分からなかったものだから。
(-107) sinorit 2023/09/18(Mon) 1:15:45

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

それがいつだったか、見回り中か。
あるいは休憩中かは分からないが、
君が一人でいるその時に、男は君を探して

「…あぁ、いたいた」

姿を見つければ直ぐに駆け寄っていく。
その手には袋が握られていて、揺れるとガサガサと音が鳴る。
ピザのように匂いのするものではないことは
きっと気づけるだろうが……。

確認させる間もなく、その袋を君へと差し出した。

「パスタを食べた日の後から君の食事事情が分からなくてね、
 良ければ……いや、とにかく貰ってくれ」

袋の中には水と紙袋に入ったフォカッチャ2つとティラミス。
食べれなかったらそれはそれでと考えているらしい。
好き嫌いを把握していない癖に押し付けようとしている。
(-114) sinorit 2023/09/18(Mon) 2:13:18

【秘】 無敵の リヴィオ → うたかたの ダニエラ

名を呼ぶ君に笑顔を見せるだけで、
きっとそれ以上に足を止めるだとか、
言葉を返すだとかはなかった。

席に着いた男は手元の資料を確認したり、
細々とした仕事の一部を終わらせていく。

「おや、ダニエラ君」

その途中に君がまたこちらへと訪れて、
男は再び君へと翠眼を向け微笑みかける。

「…ふむ、リクエストか。
 そうだね……この前は猫をいただいたから犬はどうだろう。
 犬のヘアピンは売っているんだろうか」

自分で買わない分、そこら辺を知らない。
せいぜいあるのはヘアクリップだろうか?
それについては君の方がよく知っているだろうと問いかけた。
(-143) sinorit 2023/09/18(Mon) 10:06:17

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

受け取ってくれれば満足そうに頷いて、
問われた内容に答えようと口を開く。
因みにフォカッチャは小さめのものだ。
それなら君でも食べられるかもしれない。

「いや、何。顔を見るための口実ってやつさ。
 皆随分と参っているようだからね」

君もとでも言うように、人差し指を立て君を指す。

穴が空いたように空席になった机を見ては、
何とも言えない表情で少し眺めて立ち去る者。
人目が怖いのかそこを通る時だけ足早な者。
席へと何かを置いて立ち去る者。

皆疲れたような顔で、心配にもなる。
君がそれに当てはまるかは別として、
朝礼の様子から気になっていたというだけ。
(-148) sinorit 2023/09/18(Mon) 10:29:42

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

指先への感触に男は目を丸くして、暫く動きを止める。
持ち上げられるまでは想定出来たんだが、
ただその先までは想定出来なくてこの通り。

視線が首ごと右を向いて、左を向いて。
今度は上に、下に……考えるようにあちこちを眺めて、
君に向いた時、長いため息が吐き出された。

「……………………あー、君ってやつは本当に……。
 やっぱりモテるだろ…………」


空いた片手で顔を覆い、小さな声で何とか言葉を絞り出す。
"リヴィオ・アリオスト"がする分には何の動揺も抱かないというのに。
君のその行動は想定外が過ぎる。

「……"俺"として掴めるやつは君くらいだ。
 そんでそっちのはあんまり覚悟したくないな」

許せないと口にされても破滅を望んだ男だ。
運命共同体であるうちはともかくとは口に出さなかったが、
君なら何となく察してそうで
片手で顔を覆うまま思わず視線を逸らした。
(-162) sinorit 2023/09/18(Mon) 11:48:38

【秘】 無敵の リヴィオ → うたかたの ダニエラ

君が記憶を辿る様子を眺め、
笑みが浮かべばどこか安堵したように表情が和らいだ。

「…あぁ、楽しみにしているよ」

礼を送るべきはこちら側で、
本来あの程度で返される必要もないのだが、
君が多少なりとも笑顔になれるのならその方がいい。

離れていく様子を少しだけ眺めて、
男はまた、己の仕事へ向き合うのだった。
(-169) sinorit 2023/09/18(Mon) 12:59:50

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「…俺は別に狡くない」

これを動揺せずにいろという方が難しい。
悔しいのか恥ずかしいのか、嬉しいのか。
あるいはその全てか。他にも存在するのか。
綯い交ぜになったような感情が心の中で渦巻いている。

握り返され感じた熱にまたも息を吐いて、
こんなはずじゃあなかったと覆っていた手を外す。

「……精々、頑張るとするよ」

少し照れるように眉を下げ笑みを浮かべた男は、
お互いにこの手を解いた後に
そのまま注がれたワインへと手を伸ばしたのだろう。

何だか熱い気がするのは酒のせい。
熱くなるまでに手をつけていなかったというのは知らないフリだ。
(-174) sinorit 2023/09/18(Mon) 13:38:26

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

君の思うように何故、と疑問が浮かぶのは最もだ。
男は頷いて同意を示し、少しだけ辺りに視線を向けて。

「……きっとそう単純な法とは言えないんだろう。
 強制的に施行出来る法の前では誰であっても無力だ」

囁くように告げるのは、
聞き耳を立てるものがいないとは言い切れないから。
誰が敵で誰が味方か、疑心が広がっていく。

「何かを、出来るならいいんだけどね。
 困ったことに思いつきそうにもない」

しかしこんな無茶苦茶な法だ。

これが本当に長く続くのかと言えば……。
有り得なくもないが、同時に有り得るとも言い切れない。
いや、これは願いなのかもしれない。
そうあって欲しいという、願い。
(-209) sinorit 2023/09/18(Mon) 19:53:40

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

この歳になって可愛げを感じられるのは不本意だが、
それを止める術はないので満足そうな君を少し睨む。
こういう顔も他に見せることはないんだから、
それはそれで楽しまれそうなのが悔しいところ。

愛称で呼べと言われれば少し悩むように眉根を寄せ、
一先ずは乾杯の構えをする君にこちらもグラスを掲げる。

「…salute」

そのまま乾杯の合図を取り
グラス内の注がれたワインを一気に飲み干して、
空のグラスをテーブルに置いた後、翠眼は君に。

「…………………ニコ」

満足か?その視線はそう問いかけているようにも見える。
しかしやはり恥ずかしさというものが浮かぶのか、
すぐに逸らされ、ドライトマトへと手が伸ばされた。
(-257) sinorit 2023/09/18(Mon) 23:24:31

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「慣れてないんだ、仕方がないだろ…」

笑うなよと付け足して、
手にしたドライトマトを口の中へと放り込む。
咀嚼し甘味や酸味を感じながら君の言葉を黙って聞いて。

「………あぁ、リヴィでいい」

「そういう縁起でもない話はあまり聞きたくないが、
 ……分かっているよ、その時は必ず。
 俺は案外、疑われにくいらしいからね」

その中で出来る限りのことをしよう。
勿論人が減る程対象として浮き上がる事もあるだろうが、
それを考えるのは選ばれてしまった時でいい。

しかしこうして摘発チーム同士で争って何になると言うのだろう。
そう思う心は、胸の奥に沈めこんだ。


「……君が明日も傍にいることを願うよ、ニコ」
(-312) sinorit 2023/09/19(Tue) 7:07:51

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

「…そうだね、俺も調べては見たが。
 ……どうなっていくんだろうね、この国は」

巧妙に偽っているとして暴く術がなければ何も出来ない。
自分のことだけなら無敵になれるが、
他者の状況を思うと笑ってばかりではいられなかった。

警察の立場でもどうしようもないと言うなら、
この国は何が守ってくれると言うのだろう。

「会う方法としては素直に面会を申し出るくらいしか。
 それが通るかどうかはまた別だけどね」

その行為によって生まれかねない疑念を思うと、
決断するに迷いを抱いてしまうのだが。
(-314) sinorit 2023/09/19(Tue) 7:28:29

【人】 無敵の リヴィオ

>>12 ルチアーノ:2日目

「はは、だろう?」

ここで食事をするのは初めてで、
寧ろ君の方がここの味をよく知っている。
だと言うのにこの男はまるで昔馴染みのような反応を見せて、
君の言葉ににやつくように笑っていた。

やがてカップが空になり、君が立ち上がる頃、
男は食べる前と同じように両手を合わせ感謝を示す。
そうして立ち上がった君へと振り向いて、

「おや、心配ありがとう。
 君の心配が呆れに変わらない内に行くとするよ」

君の一言に頷きながら手を振り、その背を見送るのだろう。
帰り道は君の言う通り、車の音を頼りにして。

#路地裏
(23) sinorit 2023/09/19(Tue) 11:48:56
リヴィオは、右手にはめた黒手袋の上から傷痕を撫でる。 #街中
(a12) sinorit 2023/09/19(Tue) 11:51:51

【人】 無敵の リヴィオ

「…近々医者に見せに行くとしようか」

今は勤務中のため後日に。
昨日言われたばかりだというのに、
放置すれば本当に呆れに変わってしまいかねない。

あの友人の呆れ顔を思うとこちらの顔も歪むというもの。

「さて、それじゃあ今日も働くとしようか」

手にした傘を開いて、軒下から歩き出す。
人の声や気配が薄れていく中でも、
男にとっては変わらずの日常がそこにあった。

#街中
(24) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:00:42

【秘】 無敵の リヴィオ → 花浅葱 エルヴィーノ

君の思いは最もだ。
牢の中というのはきっと計り知れない不安を得るもので。
誰か知り合いが会いに来てくれるというのは、
きっとその者の心の支えとなるだろう。

「……あぁ、気をつけて。
 縁起の悪い言葉はあまり聞きたくはないが、
 そうだね……その時は任せてくれ」

こんな自分でも先輩と呼んでくれる君に、
少しでも安心を渡せるよう笑みを浮かべて頷いた。

「俺も、出来る範囲で動くとするよ。
 誰もが動けなくなるってのはそれこそ良くない状況だからね」

左手を君の背に伸ばし、いつかのように軽く叩こうとする。
それが叶う叶わないどちらにしても、
男は君から一歩離れ、「それじゃあまた」と口にすることだろう。
(-356) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:13:02

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「この歳になって可愛げがあると言われても、
 あまり嬉しくはないな…」

そう言いながらも、伸ばされた手を避けることはない。
好きにすればいいと言うように撫でられていたことだろう。
その際少しだけ瞳を細め、その心地を感じていたかもしれない。

「嫌な予感か……そういうのもあまり聞きたくないものだ。
 そういう予感ってのは当たりやすい。
 君みたいなタイプが感じるものなら尚更ね」

ため息を吐き出すのは何度目だろう。
幸せが逃げていくというが、それは今更。

この先を思うと不安な点がいくつかあるが、
戻れないし後悔をする気もない道の途中だ。
改めて最後までやり切ろうと心に唱え、
同時に、出来ればその予感ってやつが外れることも祈った。
(-363) sinorit 2023/09/19(Tue) 12:39:55

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「………俺には、難しい感情だ」

弟はいるが、彼へ何かを感じたことはなく。
今までにも誰かへ感じたことはない。
仲が良ければ違ったのかもしれないが、生憎そうはならなかった。

彼が偽物養子の存在に思うことがあると気付いたのは、
こちらを見る視線が酷く冷たいものだったことからだ。


昔を思い返して零れかけた笑みを飲み込む。
今は撫でてくるその心地だけを感じていたい気分だった。

「…そうかい、それじゃあその時は俺が成そう。
 君と……アリソン女史のために、ね」

どこまで成せるかは分からない……それでも。
(-412) sinorit 2023/09/19(Tue) 17:29:57

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の下で ニコロ

「………あぁ、難しいよ」

好きや嫌い、愛や恋。
そういうものを理解するには、足りないものが多かった。
大事なものもまた、男には存在せず。
それは誰かのせいではなく、
得ようとしなかった男自身のせいだけど。

「好きや大事ってのは多分、得て初めて理解するんだ。
 ……与えられてってのもそうかな」

虚しい音を並べるだけなら、
"リヴィオ・アリオスト"には出来たと言うのに。
君の前では本物でいるために、本音を語り瞳を伏せる。

先程顔を覆った──黒手袋を嵌めた右手の甲を、
君がキスした左手でそっと撫でて、ほんの少し目を閉じた。

「………はは、俺が無茶をするタイプに見えるかい?
 大丈夫だよ、程々にしておくからね」

再び顔を上げる頃には冗談混じりの声色で、
けれど確かに"リヴィオ"のままではあるのだった。
(-489) sinorit 2023/09/19(Tue) 22:52:48

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「いや、知り合いの受け売りだよ」

貰ったことがあるかと問われれば、どちらとも言えない。
でも、与えようと考えてくれたことはあったのかもしれない。
今となっては分からないし、問いようもないが。

もう一度だけ手の甲を撫でてから、
左手へと伸ばされた君の手を受け入れる。

「…はは、そうだね。今得たいとは思えない。
 今更だからとも言えるし、返せるかが分からないからね。
 俺は臆病だから、逃げてしまいたくなる」

ずっと得られなかったものを受け入れることは恐ろしい。
手を伸ばすのもそうだ。もしもを考えて踏み出せなくなる。
ただのリヴィオには、とても難しいものだった。

その結果が今だ。何かが起こる前に自らで手放そうとしている。
嘘の自分が得たもの全てを、壊そうと考えている。
(-582) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:27:25

【独】 無敵の リヴィオ

/*肩書き変わってる人達イイネ!
エピローグまで変えるつもりないので
人が変えてるのを楽しむ人になる

簡易メモもそう
書き逃したので永遠に何もない人

とりあえず後輩達に合わせる顔はありません
面会にどの面で?と言い続けて会いに行けねぇよ…
あと2日目の時空ごちゃってるけどなんかいい感じになった
そういうことにしておいて下さい
(-583) sinorit 2023/09/20(Wed) 13:37:03

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「…気にならないと言えば嘘になる。
 俺には勿体ないくらいの素敵な人だったからね」

だけどだからこそ、他の誰かと幸せにと願う。
それにきっともう幸せになっていることだろう。
彼女は自らでそれを掴める人だった。

手を掴まれながら翠眼は緩く細まっていく。

「……おや、君の評価に物好きを付け足すべきかい?
 それに狡いのは俺じゃなくて君だよ、ニコ」

言っただろ?口説いたって何も渡せないって。
だと言うのに、君ってやつは。

「…………大丈夫だ、まだ何処にもいかないよ」
(-626) sinorit 2023/09/20(Wed) 18:44:51

【秘】 無敵の リヴィオ → 月桂樹の花 ニコロ

「物好きだろう?…破滅願望の人間を求めるなんて」

必要だとは言っても、やはり物好きだと考えてしまう。
普段見ない振る舞いからも、嘘ではないのだろうと感じるが。
握り返さないまま、しかし振りほどかないまま。
細まる翠眼は暫し繋がれた手を眺めて。

「…はは、そうだね。まだ行かない、だ」

小さく笑う。隠すことは簡単だが、
きっと今の君なら気付いてしまうだろう。
それならやはり最初から本音のままでいい。

落ちていく君の視線を追いかけて、
薬指のみに施されたネイビーを少し眺める。
男のネイルとは違う、微細に彩られた素敵な色だ。

「……君が違う立場なら、色々なことが言えたんだが。
 生憎、同じ立場にいるせいでいい言葉が思い付かない。
 突き放す言葉が思い付かないんだ、困ったね」

「こんな風に自分の破滅に他者を巻き込む人間を君は……。
 …いつ来るかは分からないが、終わりが来た時。
 俺は罵詈雑言や石を投げられる覚悟をしてたんだけどな」

こんな法は続かないんじゃないか。
そう思うのは、今までの歴史が物語っているからだ。
そして終わりが来たその時、
こちら側に向けられる視線はきっと単純なものじゃない。
(-641) sinorit 2023/09/20(Wed) 20:08:16