人狼物語 三日月国


87 【身内】時数えの田舎村【R18G】

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視点:


【人】 夜を越えて 編笠

>>33 夕凪
「残念だけど夜凪の旦那との関係は、
 夜凪の旦那との関係だけなんだよ。
 同じように、夕凪の姉さんとの関係も、
 夕凪の姉さんとの間のものだけだけど。
 だから、俺にとっては……
 どっちだって欠けがたいもんなんだよ」

それは。
幼馴染三人の誰一人、
何一つ手放す勇気を持てなかったのと同じで。

今まで何かを支えてきた人が居るなら、
今度はそれになりたがったっていいはずだ。

どうせここが夢なんだとしたら。
夢みたいな話をしたって構わないだろう。
そしてその夢を現実にするために、
少しばかり頑張ってしまうのが男という生き物なんだ。
大切な誰かの夢を叶えてほしいから、
方法を迷わないのが、男なんだ。

そうだろう――夜凪の旦那。俺たちやっぱ、似てるかもな。
(34) reji2323 2021/08/21(Sat) 0:18:55

【人】 夜を越えて 編笠

>>33 夕凪
たち

「『夢から覚めたら、―――』
 今度はちゃんと、俺たちの話を紡ごう。
 ……10年待たせたんだ、もう少しだけ待ってくれよ。
 泣きながらでも、笑いながらでもいいから。
 ただその涙を拭ったり、一緒に笑えるように。
 必ず追いつくから」

だからもう少し、だけそこで待っててくれ 夜凪の旦那。
今度は、夕凪の姉さんに救われた俺が、救う番だから。

「じゃあ、ちょっと行ってくる。
 まあ、あんまり得意じゃない料理でも作って
 待っててくれるかい。
 ……ここでやらなきゃならねえことが、まだあってさ」
(35) reji2323 2021/08/21(Sat) 0:20:47

【人】 茜差す方へ 編笠

言いながら、自転車に跨った。
もう、後ろは振りむかない。
後ろに置いていくんじゃない、前に迎えに行くために。

だから、ここでは、さよならしなきゃな。

少年の残滓を置いていくようにして、
自転車のペダルに足を置いた。

「さあ、伝えてくるか。
 ――今度は、俺の番だ、アカネ」

世界の何処にいたって一番最初にはきっと、
お前を見つけてやる。何回でも。何十回でも。
そう思いながら、自転車に跨った。

お前のことが好きだと。
今どこにいても伝えにいってやるからな――。
(36) reji2323 2021/08/21(Sat) 0:23:11