人狼物語 三日月国


167 【R18G】海辺のフチラータ【身内】

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視点:


【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「色々調べてこられたみたいですね……。
 断定に足る証拠もあるのでしょう?
 俺は、貴方の指示と判断に全面的に従います」

最後の晩餐、と聞くと。
少しだけ眉を下げて苦笑して、貴方の向かいの席に座った。
縁起でもない話だが十分に有り得る話で、それなりに鍛えているとはいえ、狙撃手が上司よりも自衛が出来ないのはごもっともな話だ。

「はは、貰い物と断定しますか。
 まぁ、自分でこういった物を買うはずもないのはそうですが」

指摘されたピアスに手を触れ、否定の意味で首を横に振り、

「確かに貰い物ですけどね。
 取引相手が渡してきたもので……」

「俺に狙いを定めたのかもしれません。
 であれば、逃げるよりも主張してやろうと、そう思ったもので」

静かに答える視線は下向きで、もう……笑ってなどいない。
(-300) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:09:47

【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ

「忙しいのはこの通りですが……、そうですね。
 やっと一息つけそうなとこですよ」

顔を見ておきたいなど、不思議なことを言う。
同じアジトにいれば、何度だって顔は合わせるというのに。

まるで、最後の逢瀬みたいな……そんな雰囲気だ。
(-301) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:12:25

【秘】 銀の弾丸 リカルド → piacere ラウラ

――貴方の確信はきっと正しい。

何が起ころうと上司はこの件を不問にすると言っていた。
俺も、それに従うことを決めていたし、何も告げる気はなかった。

告げようと思ったのは、安心を渡したいと思ったから。

それ以上に……
(-306) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:35:17

【人】 銀の弾丸 リカルド

【マウロの部屋】>>35>>36 ラウラ

「あぁ、任せた」

いつ何時、自分たちは何が起こっても仕方のない状況に置かれている。
だからこそ、託せる人間は多いに限ると、そう思っている。

溶かすように届けた言葉は、本当は伝えるべきではなかったのかもしれない。

確約が出来ない約束なんて、本当はするべきではないのはわかっている。

それでも、泣いている貴方に言わずにはいられなかったのだ。
少しでも、彼女を泣かしたままでいたらきっと、マウロに文句を言われていただろうから。
きっと、これで良いのだと……そう思うことにした。

「さて、じゃあ俺はそろそろ仕事に戻るが……お前はどうする?」

泣き止んだことに安心して、時計を確認した。
そろそろ現実に戻る時間だろう。
(41) eve_1224 2022/08/19(Fri) 21:36:25

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

胃袋を掴むくらいには、長く隣にいたのだ。
理解をしてもらえているというのは存外嬉しいものだったようで、くすりと笑う。

「おや、俺以外にも自分に傷をつける者が?
 とはいえ……これが挑戦を意味するものなら受けてたたねば」

ノッテの名が廃るというもの。

そう言葉を落とせば、美味しそうに焼き上がっているタルトタタンを丁寧に切り取った。
芳醇な林檎の香りと紅茶が、絶妙に合っていて、この味には俺の胃袋も十分に掴まれてしまっていると、そう思ってしまう。

それでも続いた言葉には、

「――――………」

「誰ですか、それは――――」

ぴくりと、肩を揺らした。

その人間だけは決して許せそうもないと、
落ち着いていたはずの表情を、どうしても保てない。
(-315) eve_1224 2022/08/19(Fri) 22:28:47

【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ

「それはそうですが……縁起でもないことを」

ふぅ、と息を吐けば顔が動いたのにつられて髪も揺れる。
耳に見え隠れする真新しいピアスが、きらりと煌めくのが見えたかもしれない。

――確かに誰がいつ死んだところでおかしくはない。
ノッテにいたってはボスが殺されてるのが現実、名のあるメイドマンも、ソルジャーもその生命を散らしているのだから。

自分とて、喜んで命を散らそうとは思っていない……けれど。

「……よくお見通しで。よく言われます。
 ですが、俺は無理をしているとは思ってないんですよ」

働くのが生きがいだとでもいうように、口端を上げて笑った。
(-321) eve_1224 2022/08/19(Fri) 23:12:01

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 狡兎 ツィオ

――夕方頃。

貴方に一本の着信音が入る。
それをとったなら、貴方の幼馴染が喋りだすだろう。

『帰りが遅いな、ツィオ。
 風呂の湯はとっくに冷めているぞ』
(-334) eve_1224 2022/08/20(Sat) 2:08:15

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「ソニー……」
「あぁ、
俺の大事な取引相手
……、ですよ」

く、と含んだような笑みを漏らした。
情報屋を使って、俺も調べていたんですけどね……と呟き、ピアスに彩られた耳に手を触れた。
貴方ならそれがどういう意味を持っているかはすぐに気づいてしまったかもしれない。

「貴方の口からその名を聞く日がくるとは思わなかったな。
 ……ソニーが個人でノッテを狙ってると。
 個人での行動だろうが、それがアルバの総意と取られることくらいわかっているだろうに、浅はかなことだ」
(-351) eve_1224 2022/08/20(Sat) 8:43:33

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

「そうか。
 今日は何かと忙しかったんだ、すまない」

現れた男からは、普段の煙草の匂いは香らず。
代わりに、場に似合わぬ消毒用アルコールの香りのようなものがしたかもしれない。
VIPルームに通され扉が閉まると、防音効果があるのか、騒々しい音は大分鳴りを潜めてしまった。

「あまり遊び歩く事がなかったからな。
 興味があるわけでもないから、これで十分だ」

話をするのに、内容が聞こえないほど煩い場所に行くこともない。
野外ライブよりも、屋内な分、音は反響して他の声などほとんどわからなくなってしまうのだから。
適当にその場に案内してきた店員にアペロールをと注文し、貴方の目の前のソファに腰を下ろした。
(-354) eve_1224 2022/08/20(Sat) 8:56:26

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「食わ……れてるわけないでしょう!」

なんて事言うんですか! と若干情けない声を上げ、それから貴方から溢れた言葉を受け止めた。
わかっている。上司とあの男の間にそういった繋がりがあったことは。
会っていたことだっておおよそ検討はついていた。
それでも一度たりとも口にしなかったのは、何があろうと貴方についてゆくという意思表示であったのだ。

「何を憐れんでいらっしゃるのか……。
 元より貴方に拾われたこの命です。貴方に使われるのは本望です。
 あの男とは……きっちりケリをつけてしまいます」

「ですが……」

男の目に、笑みが灯る。
(-364) eve_1224 2022/08/20(Sat) 12:47:20

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「もし、俺が無事に帰ってきたとしたら
 その時は俺を褒めてください」

死など恐れぬ。
食われようと構わぬ。

それが、不器用な男から貴方への大きな恩の返し方なのだ。
(-365) eve_1224 2022/08/20(Sat) 12:50:00

【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ

「俺にストレスなんてそんな……。
 いえ、テンゴさんとのお茶の時間はいつも心地よく思っていました」

ありがとうございます、と。静かに頭を下げる。
縁起でもないと言ったその口で不思議なことだが、
男の目はどこか、覚悟を決めている顔つきだ。

「えぇ、勿論わかっております。
 ですがこの命、この体全てが俺を拾ってここまで育ててくださったヴェネリオさんのものですので。
 あの方のために殺されるのであれば、喜んで死んでやります」

「っと、……これは?」

ふいに寄越された竹筒を受け取れば、不思議そうに手の中にあるそれを見つめた。
中には何か液体のようなものが入っているのだろうか。
(-366) eve_1224 2022/08/20(Sat) 13:01:37

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
非常に嫌なことに気づいてしまったのですが……
これ、蘇生失敗しますか……?(処理順的に)
相手が呪殺の樹木子とかだと……処理順的に蘇生より早い気がしての確認であります……。
(-369) eve_1224 2022/08/20(Sat) 13:25:55

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 狡兎 ツィオ

『全くお前というやつは……』

はぁ、と大きく息をつく。
それならばそれで、仕方ない。

『俺も所用で出ることにした。
 お前宛てに手紙を置いておくから……帰ったら見てくれ』

何かおかしな音がする。
声も、なにか普通ではない気がする。
嫌な予感が当たらなければいいが。

『…………。
 俺の手にも限界はある、……お前は必ず帰れよ』

それだけ言って、何もなければそのまま通話を切ってしまうだろう。
(-385) eve_1224 2022/08/20(Sat) 15:27:24

【秘】 銀の弾丸 リカルド → デッドヘッド ヴェネリオ

「それが貴方のご用命であれば甘んじて受けますがね」

こんな図体のでかい男のどこが可愛いのか。
そんな事を思いながらも、リカルドという男は、ボスにやれといわれれば額面通りに身体さえ差し出せてしまう人間だ。

「貴方にとっては俺はいつまでも子供なんでしょうね。
 ボスの子守唄で眠れたなら、……それはいい夢が見れそうです」

くすりと笑みをこぼした。
そんな日が来たら、どんなに幸せなことだろうか。
貴方は、上司であると同時に、親であり、パートナーであったのだから。

「頼み事……はい、ひとつだけ。
 5番密輸倉庫の地下に、密かに作り上げていた治療施設があります。
 俺がもし……ここに帰ってくる事ができなければ……施設の管理を頼めないでしょうか」

ぽつり、ぽつりと事情を話す。
リカルドを養子に迎えた家は名のしれた医者の家。
その養育を受けたリカルドもまた、医療知識を兼ね備えた子供だった。
ノッテに拾われてからもいつか役に立つ日が来ると、そこらの医者以上の腕をこっそり身につけていたのだ。
細かな管理事態は共に力をつけた部下が出来るだろうが、頭である自分が居なくなってしまえば、その施設は宝の持ち腐れになってしまう。
だからそれだけは、貴方に託すつもりだ。

「勝手を言いますが、よろしくお願いします」
(-391) eve_1224 2022/08/20(Sat) 15:56:29

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

「あぁ、その報告は受けている。
 上司の調べによれば、ボス襲撃については第三者のものと断定された。
 互いの組織に裏切り者はいないはずだ、との事だ。
 とはいえ……ボス以外の襲撃については、報復なりなんなりと抗争が拡大してしまった可能性は大いにあるだろう」

すぐに用意されたグラスを揺らした。
丸い氷とともに沈められたオレンジが、ゆらりとグラスの中で泳いでいる。

「場合によっては抗争を中断し、第三勢力に立ち向かう必要もあるのではないかと言う話もあるくらいだ。
 お前たちの方でどういう話になっているかは知らないが、今は互いの勢力を減らすのは愚の骨頂だ」

なぁ、貴様はどう思う?
そんな風に言いたげな目が、貴方を捉えた。

このピアスは、そうだな。

「お前の挑戦を受けて立とうと思ったまでだ」

それ以外にあるまいと、薄く笑う。
(-394) eve_1224 2022/08/20(Sat) 16:10:58

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 永遠の夢見人 ロッシ

/*
なるほど同時行動処理。
それなら大丈夫ですかね、ロールをはじめてたので軌道修正しないとか? と思っておりました。
もしそれが間違いでも大丈夫なようにしておきます、ありがとうございます!
(-396) eve_1224 2022/08/20(Sat) 16:23:21
リカルドは、お前になどフラれてやるものかと、薄く笑った。
(a40) eve_1224 2022/08/20(Sat) 16:28:29

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 無風 マウロ

「――――メス」

地下施設に秘密裏に用意した医療施設は、本格的な病院と比べても遜色ない最先端のものが用意されている。
それは、密輸業で稼いでいる男にとっては造作もないことだった。

心肺を人工的に補いながら、銃弾を取り除いた。
幸い、心臓を貫通してないから助かった。
ショックで一時的に心肺が停止していたが、これならば、きっとどうにかなる。

損傷した臓器、血管に適切な処置をし、縫合する。
マウロの血液型も事前に調べておいたのが功を奏した。
大量に出血していた分、大量の輸血用の血清が必要だったが、なんとか用意しておいた分で足りたからだ。

「…………心肺蘇生手術、終了」

このために用意しておいた医療スタッフから安堵の声が漏れ
自身も胸をなでおろし、眠る貴方の顔を覗く。

本来なら、余り動かすべきではないが
生憎医療施設は秘密裏に準備したものだからここに匿っても世話が難しい。

「ここには病室はないから、俺の部屋で面倒を見る。
 必要な点滴を準備してくれ」

必要なものを全て用意し終えると、貴方の体を決して揺らしてしまわないよう細心の注意を払って、自分の部屋へと連れて行くだろう。

貴方が目を覚ます頃には、部屋の主の姿はない。
ただ、貴方に1通の手紙だけ、遺していた。
(-401) eve_1224 2022/08/20(Sat) 16:59:08

【秘】 銀の弾丸 リカルド → ”昼行灯” テンゴ

「えぇ、……そうですね、きっと叱られることでしょう。
 自惚れでも何でもなく、俺はあの人のストッパーです」

右腕として、女房役として、ずっと側に仕え、時には諫めることだってしてきた。
上司のストレスを少しでも軽減出来るように努めてきたのだ。
自分が死んでしまっては、それが出来なくなることは心残りではあるけれど……それでも。

今から俺がやることはきっと、俺にしか出来ないこと。
その過程で死んでしまったとしたら、それは単に自分の力不足なのだ。

「けれど、俺はあの方のために命をかけることが本望です。
 勿論進んで命を捨てようとは思いませんが……俺だから出来ることを、してこようと思います」

「もし、俺が生き残れたなら……その時はまた茶でも飲みましょう」
(-402) eve_1224 2022/08/20(Sat) 17:06:49

【秘】 銀の弾丸 リカルド → 花で語るは ソニー

「…………あの子供には、生きていてほしかったんだがな」

ぽつりと零した言葉に力はない。
子供には決して手を出さなかった男は、組織の壁を超え、あの子供だけは気にかけていた。
読んで欲しいと渡してやったはずの本も、きっと全ては読めなかったのだろうなと思うと、辛さがこみ上げてきた。

「……。
 結論が遅すぎると組織が立ちいかなくなるぞ、その前に答えは出しておけ」

ふ、と。
意味有りげな笑みを浮かべ、
耳を触れられても構うことはなく、そのまま好きなようにさせた。
近づけば、決して飲用ではないアルコールの香りがはっきりと感じられたことだろう。

「別に。痛みなどどうでもよかった……そんな物に意味はない。
 ここにこれを飾れば、貴様も多少は高揚感くらいはあるだろう?」

――今の俺は、何も知らない男ではない。
上司に託されここに来た。

さぁ、貴様はどういうつもりでこれを渡した?
どういうつもりで今、ここにいる。

「今日は好きなだけ貴様に付き合ってやる。
 だから……最後は頼み事くらいは、聞いていけ」
(-418) eve_1224 2022/08/20(Sat) 18:55:53

【置】 銀の弾丸 リカルド

『 Caro ツィオ

  俺がもし、朝までに帰らないようなら
  俺の部屋に匿っているマウロを迎えに行ってやってくれ
 
                   da リカルド 』

幼い頃の3人の写真を一緒に添えられ、その裏にはPer sempre永遠にという文字が書かれている。
(L2) eve_1224 2022/08/20(Sat) 20:43:41
公開: 2022/08/20(Sat) 21:00:00
リカルドは、恩義と友のためならば、いつでも” ”を差し出せる。
(a51) eve_1224 2022/08/20(Sat) 20:51:01