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【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「はい、とても。 私諜報員に向いてないようです」 一度崩した顔をぐいと両手で持ち上げれば、一息ついて。 また告げるのは機械的な声で、事実と数字だけを口に出した。 「以前の身体測定時のデータと比べて消費電力、重量の異常。 数値の差はアウレアさまにも確認をしていただいております。 普段の護衛任務時以外の武装の装着、或いは異物の持ち込み、その他が考えられます」 「それが、非常時ならともかく船内に入った時からであり、 今まで一度も降ろさず倉庫にも預けられておりません」 ここまで言い切りまたあなたを見つめ直す。 「"それだけ"、と申されるかと思いますが。 私は彼を、"それだけ"をなさる方ではないと判断しました。 いつも気にかけてくださり、見守ってくれている方が、 以前と違う武装に本来であればやましいことは無いはずです」 これは疑いの芽であり、決めつけではないといった上で過ちであると判断する。 ただ数字だけが仕分人に対して事実を告げていた。 「危険ですから口外はしないでくださいね。 ……私になにかありましたらジャコモさまにお話下さい。 ただ私から頼るように言われた、それだけで結構です」 (-215) toumi_ 2024/04/01(Mon) 20:31:37 |
【秘】 商人 レオン → 仕分人 ナル「甘いとは思うけどね……。 仲間くらいは信じることからはじめてみたいじゃないか」 困ったように笑い、頷く。 交渉に於いて、相手を疑ってかかることが多いからこそ、信じることをしたいとも思う。 だから貴方が呟いた言葉、後から届けられた便りには、眉間にシワを寄せてその顔に暗い影を落としたに違いない。 なんてことだ。 ただの可能性だったものが、現実のものとして降りかかろうとしてるなんて、と。 ――便りを送ってしばらくして、1通の便りが貴方に返された。 【共鳴CO】 ありがとう、こっちでもその人物について調べてみよう。 丁度、限られた者だけで使っている回線を持っていてね。 本来2名でしか使えない回線なのに3人いるから、これもバグか人為的なエラーなのかもしれない。 引き続きこっちでも動いてみるが……犠牲にするなはお互い様だ。 怪我しないよう善処するけれど、キミも気をつけるようにね。 (-217) eve_1224 2024/04/01(Mon) 20:35:47 |
【秘】 通信士 カテリーナ → 仕分人 ナルそぉですねぇ、と苦笑と頷きを返す。 「ナルさんには似合わないですよぅ」 淡々と告げられた数字。 その意味を理解できないわけではない。 ゆえにこそ苦い顔をした。 「アウレアさんも確信されてるということですよねぇ。 ナルさんがユウィさんを信じているからこそ、 怪しいところに気付くなんて……なんだかなぁってぇ……」 溜息をひとつ。その後の苦笑は更に苦いものとなった。 「分かりました。その判断を信じますよぅ。 ジャコモさんのことも、了解です」 (-225) 968. 2024/04/01(Mon) 21:38:55 |