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人狼物語 三日月国


260 【身内】Secret

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【赤】 従業員 ルミ

 


  でも、お兄さんが──、ッお兄さんが悪いんだよ。

  待ってたのに。
  あの公園で、あの場所で、ずっとずっとずっとずっと
  ずっと────待ってたのに。

  わたし、友達じゃなかったの?
  どうして黙って消えていったの?
  捨てたの? 逃げたの? ──そのまま忘れたの?


  わたしには嫌だって言った呼び方、
  どうせ他の女には許したんでしょう!?
  ねえ、 
わたしはずっと待ってたのに!!



 
(*13) 鬼葉 2024/05/07(Tue) 22:30:33

【赤】 従業員 ルミ

 

[ ぜえ、と肩が揺れる。
  言いたいことだけ好きに言い散らかして。
  言葉にするたびに、理性的な自分が叫んでいる。 ]


  ………………わかってるよ、わたしも
  お兄さんが公園に来続ける義務なんかない


  それでも、仕方ないで済ませられる恋でもないの、


[ 許してくれなくて良いよ。
  最初から許されるなんて夢も見てないから。

  頬を名残惜し気に数度撫ぜて、手を離す。 ]

 
(*14) 鬼葉 2024/05/07(Tue) 22:31:19

【赤】 従業員 ルミ

 


  好きだよ、お兄さん
  ──────もっと早くこうしてれば良かった。


 
(*15) 鬼葉 2024/05/07(Tue) 22:31:25

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 彼の腰のベルトに指を伸ばし、かちゃ、と音を鳴らす。
  どうすればいいかなんてもう知ってる。
  だって、わたしも貴方も、子どもじゃないんだから。

  体温欲望を重ねた夜くらいあるでしょう? ]


  ……ごめんね、お兄さん
  そうだ。前の彼女の顔でも浮かべててよ。

  かわいい人だったね、──同僚だっけ?


[ どうして今までの恋人たちが貴方から離れたか、
  ──……わたしは全部知ってるよ。

  バックルを外して、チャックを下ろす。
  そうすれば瞬く間にズボンくらいは下ろせちゃうな。
  触れた熱はきっと、大きくなるどころじゃないかもね* ]

 
(*16) 鬼葉 2024/05/07(Tue) 22:31:43

【独】 会社員 雷恩

/*
ひええ
純度の高いヤンデレを浴びている

ヤンデレられるの初めてで新鮮な気持ちだなあ
自分が狂う側なら何度かあるんだけど
(-10) Ellie 2024/05/07(Tue) 22:33:21

【人】 会社員 雷恩

[たとえばここで彼女の機嫌を損ねたとして、
普段関りのない、連絡先も知らない者同士、
子どもの頃の友情に終止符を打って帰れば終わる関係だ、
許しを乞う必要はない。

なのに手を合わせたのは、赦してくれるという甘え。
彼女の甘えを受け止めることなく大人になったのに、
誰かに甘えることを覚えている男は罪深くも
同じ所作をして。]


 あー良かった。
 
 他にも忘れてそうだけど、話してたら思い出すって
 こともあるかも。


[そうしてまた許せと言わんばかりに予防線を張って。]
(34) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:15:41

【人】 会社員 雷恩

[恋をしていると打ち明けた顔は確かに
歳相応のはにかんだ少女のものだったのに、
その相手と関わりを持てば良いというアドバイスを
一蹴する表情は酷く大人びて見えた。

単に恋に臆病になっているとかそんなレベルではない諦念。

相手は死んでしまったのかとか見当違いの予想を立てて、
またどう言葉にしようか迷った隙に倒された。]
(35) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:16:23

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ

[出逢った頃の少女は表情に乏しく、
笑い声を聞いたのは遊び始めて随分と経った頃。

子どもらしく笑えなかった当時には見られなかった
「無邪気な笑顔」がそこにある。
それが却って不気味さを感じさせた。]
(-11) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:16:54

【赤】 会社員 雷恩

[ひゅ、と喉が音を立てるのを聞いた。
自分の身体から出た音だとは信じられないくらいに
か細く頼りない音だった。]


 、 や、、め……


[抵抗の為に力を入れようにも、身体の動かし方を
忘れてしまったかのように動けない。
脳内はこんなにも冴えているし、心臓は動いているのに。

上手く動かせない分、恐怖の涙も浮かばないのが
まだ助かった。
この期に及んでみっともない醜態を晒したくない自分がいる。]
(*17) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:17:27

【赤】 会社員 雷恩

[指さしに反応して僅か首が動く。
キッチンのインテリアによく調和したシュガーポット。
その中身を聞いて込み上げる吐き気に歯を鳴らす。]


 
ぅそ、 だろ、



[身体の自由を奪うと聞いて真っ先に思い浮かぶのは
睡眠薬だが、自分には意識はある。
その時点でメジャーなはたらきを持つ薬ではないと言えるのに
人体に無害だなんて到底信じられなかった。

だがそれを指摘したところで状況は変わらない。
現実問題、上手く身体に命令が行き渡らない感覚がある。]
(*18) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:18:08

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ

[頬に触れる手を、首を振って弾くことも出来ないまま。

自分がこうなってしまったつみを突き付けられた。]
(-12) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:18:34

【赤】 会社員 雷恩

[自分の中では「薄れていった関係」でも、
彼女にとっては「切られた関係」だったのか。

ここに至るまでも、彼女は自分の解釈を大事にしていた。
今、口が上手く動かせて何か理由を言ったところで
彼女は納得しないだろう。

クラス替えで疎遠になる友達もいる、
SNSでフォローしあった頃には頻繁にリプを送っていても
1年も経てば日常ツイートはスルーするようになる、
そんな一般的な話をしたところで、

「雷恩お兄さんがルミを捨てた」とルミが結論づけているなら
何も変わらない。]
(*19) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:18:56

【赤】 会社員 雷恩

[きっとこの再会も仕組まれていたのだと漸く合点する。
そんなにも恨まれていたとは知らず、のこのこついて来て――

殺される、のだろうか。

胃液が内臓を巡る音も聞こえるのに、上手く吐けない。
仰向けに寝かされているから、今吐いても
吐瀉物が喉に詰まって窒息死間違いなしだろうが。]
(*20) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:19:25

【赤】 会社員 雷恩


   る、 み、


[それは果たして恋なのか。
ルミが思うなら、、、、、、、そうなのだろう。

言葉の通じる相手ではないなら、言葉の自由を
奪われていて好都合だったかもしれない。
対話を試みて絶望することはないから。

麻酔と異なり、触覚は残っているようで、
ベルトを外す時に一旦締められる苦しさに
顔を顰めた。――感覚では。]
(*21) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:20:15

【赤】 会社員 雷恩

[外気に晒された下着は濡れシミもなければその下の形が
はっきり見える訳でもないのに、羞恥で思わず目を閉じた。
意識的に閉じてしまえば二度と目が開かなくなる気がしたが、
初めて味わう屈辱的な状況に、もう耐えていられなかった。

ルミは甘ったるく言葉を紡ぐ。

別れた彼女が同僚だったことまで知っているとは。

どこでどうやって知ったかは知らないが]


 ス、ススストー、k、


[ストーカーは彼女自身だったのだろう。
わかったところでもうどうしようもないが。

ただ祈るしかできない。
上手く動かせない身体が、これから行われるだろう
ストーカー女の愛撫に反応しないことを。*]
(*22) Ellie 2024/05/07(Tue) 23:21:12

【秘】 従業員 ルミ → 会社員 雷恩

 


[ わたしの笑みは、彼と関わるうちに咲いた。 ]


 
(-13) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:00:17

【赤】 従業員 ルミ

 

  ……あ、お兄さん、吐きそう?
  気分悪いかな。大丈夫……じゃないよね。

  大丈夫、殺したりしないから。
  …………そんなことしないよ。


[ 流石の自分にも、殺人には躊躇いがある。
  夜の街では当たり前のように殺傷沙汰が起きているが、
  刃を他人に向けるほど壊れてはいないつもりだ。
  ──薬を飲ませるのはどうなんだと言われてしまえば、
  言い返す余地もないけれども。

  時計の針は逆向きに回らない。
  砂時計の落ちた砂は元には戻らない。

  犯した罪も愚行も、消えやしないのに。 ]

 
(*23) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:00:24

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 一般的な話に興味はない。
  そんな物差しで関係性の普遍を決められたくないから。

  世間がなんだというのだろう。
  だから仕方ないことだとでも解かれるのだろうか。
  くだらない、くだらない、くだらない。

  歳を重ねたから? 話も遊び方も合わなくなったから?
  それじゃあ××はどうすれば良かったの。
  片方の都合で、もう片方をないがしろにするのが、
  ────それが一般的な世界なのか。


  まるで女の両親さながらではないか。 ]

 
(*24) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:01:00

【赤】 従業員 ルミ

 

[ これは確かに、紛うことのない、恋だ。

  楽しくて声を上げて笑ったのも。
  美味しいものを分け合う幸せを知ったのも。
  彼と同じ名前の生き物を覚えたのも。
  明日が来るのが、初めて待ち遠しいと感じたのも。

  あの日々が恋じゃなかったというのなら、
  わたしは二度と本当の恋なんて知らなくていい。 ]

 
(*25) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:01:12

【秘】 従業員 ルミ → 会社員 雷恩

 


  お兄さん、あのね、これあげるっ
  いつもアイスとか半分こしてくれるけど
  ……ルミはなにもわたせないから……

  これね、おはなのゆびわ!
  たんぽぽ、きれいに咲いてたの!


[ あの時一度だけ渡した小さな指輪は、
  きっと薬指なんかには入らないくらい大きくて
  不格好で、きれいではなかったけれど。

  受け取ってくれるといいな、と願って編んだ。
  彼に何かを返したかった。

  ──今はもう遠い純粋だった春のころ。 ]

 
(-14) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:01:24

【秘】 従業員 ルミ → 会社員 雷恩

 

  このまえねぇ、お兄さんのママがおしえてくれたよ
  お兄さんが言ってたどーぶつ!
  かっこいいのとおなじお名前なんだねぇ。
  みんな、かっこいいからやきもちやいたのかな?

  ルミもひつじさんとかがよかったなー。


[ でもあんなに大きかったら遊べないから、
  お兄さんがお兄さんで良かったーと笑った。
  子ども特有の拙い言葉で好き勝手に喋っても、
  怒られない環境が嬉しくて、鳥の様に囀って。 ]

 
(-15) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:02:15

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 言葉を交わす暇さえあったなら、
  今何かが違ってくれていたのだろうか。

  早々に話を切り上げてバイバイなんて、もう御免だ。
  それならなにもかも封じてしまって
  ────加害者と被害者になるしかないのに。 ]


  もう! ひどい!
  ストーカー……むぅ、言われてみればそうかもね。

  だって、お兄さんのこと、なんでも知りたいから
  ────大好きだから。


[ とはいえこれが犯罪だとは自分でも分かっている。
  これは線引きだ。

  わたしは加害者。
  貴方はストーカーに好かれた可哀想な被害者で、
  ────……。 ]

 
(*26) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:02:39

【赤】 従業員 ルミ

 



   ……こうする以外に、
   どうすればお兄さんの世界に戻れたっていうの……


 
(*27) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:02:48

【赤】 従業員 ルミ

 

[ 呟いて、目を閉じたお兄さんの顔を見つめる。
  無理に開けさせることなんてしなかった。

  それでいいと言ったのは自分なのに、
  どうしようもなく胸が痛くて、唇を噛む。
  でもここまで来れば戻れない。

  優しい、牙のない肉食獣が、哀れな檻の中。 ]


  ────……嫌だよね。
  だってこういうことは、好きな人とするんでしょう?
  お兄さんは、わたしのこと、嫌いだもんね?


[ 呟いて、彼の芯へ布越しに触れる。
  果たしてこんな状況下で反応するかも怪しいけれど
  丁寧に、痛みなど与えないように、
  やわく握って手で擦った。 ]

 
(*28) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:02:55

【赤】 従業員 ルミ

 

  お兄さん、相変わらず優しいね。
  無防備で。
  悪い人の存在を人に説くのに、自分は無警戒で。

  ────昔からずっと、優しいもんね、お兄さんは。


  ごめんね。逆手に取るようなことしちゃって。
  ……いくら謝っても無駄か。
  うん、……頭のおかしいストーカーだと思っててよ。


[ 昔を懐かしむたびに、愛しさで手先が鈍るから。
  わたしは布越しにカリ、と先端を甘く引っ掻いた。
  そのままするりと下着を下げる。

  悠長にしている時間もあまりない。
  人体を害さないように、微量しか使えていないのだ。
  じきに口の縺れが収まることから始まって、
  四肢も動くようになってしまうはず。

  そうなる前に、この執愛の蜘蛛の糸で彼を搦めて
  ──目的を成さねばならないから。** ]

 
(*29) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:03:04

【独】 従業員 ルミ

/*
←なんだこいつ…というかお
(-16) 鬼葉 2024/05/08(Wed) 0:03:32

【赤】 会社員 雷恩

[殺さない、なんてのは、ニュースで知る殺人犯の
「殺すつもりはなかった」と同じ意味だろう。

歌舞伎町で出回るような、身体の自由を奪う薬が
臓器にも作用したら人体は簡単に生命活動を止める。
心臓や脳のバックアップは存在しないのだから。

泣くことも震えることも罵倒することも出来ない。
だが意識を手放すことも出来ない。

とんだ地獄だ。]
(*30) Ellie 2024/05/08(Wed) 0:50:37

【赤】 会社員 雷恩

[持っている物差しが違えば、
同じ事象を測っても異なる結果が出る。

ルミにとって一般論が響かないこと同様に、
男には一般論がよく理解出来た。

当時やさしくしたのが自分だったから恋したと
聞けば、それはインプリンティングではないかと
答えたくなる。

だが自分もよく知る恋に堕ちる理由だって、
最初は「やさしくしてくれた」とか
「一緒にいて楽しかったから」とかなのだ。
インプリンティングだから恋ではないと
断じることは出来ない。

口が利けたとして、彼女の恋心を否定しなかっただろう。]
(*31) Ellie 2024/05/08(Wed) 0:51:23

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ


 えー、俺があげたいからあげてるだけなのに。
 でも「もらう」のって嬉しいからありがとう!

 ルミって器用なんだなー。
 これ茎?どーやって編んでんの?
 よく折れないな。


[大きさを踏まえて親指に嵌めた。
「指輪」は「指に嵌めるやつ」という知識しかなかった。

生花で出来た指輪は花瓶に生けたものよりも
寿命が短いのだと聞いて、親のガラケーで写真を撮って貰った。
もう少し昔なら、写真は全部現像していただろう。
もう少し最近なら、スマホデータはクラウド上に保存してあるだろう。

過渡期に撮ったガラケーのデータはどこにあるのか知らない。

指輪が枯れた時はとてもショックだったが、
写真は撮ってもらったからと安心しきって管理を怠った。

罪の記憶が蘇る。]
(-17) Ellie 2024/05/08(Wed) 0:52:21

【秘】 会社員 雷恩 → 従業員 ルミ

[ライオンを認識したと聞いた時には恥ずかしさでどうにか
なってしまいそうだった。
ルミが帰った後に家族に当たり散らした。]


 ルミは「ルミ」でいーんだよ!!
 俺は「お兄さん」って呼んでもらえるからいーけど、
 ルミが「ひつじ」って名前で呼ばれたくなかったら
 どう呼んでいいかわかんないからな?!

 いいかっ!
 変えるの禁止だからな!
 俺が!「ルミ」って呼ぶから!


[いつも以上に大きな声を出してしまった気がする。

今も「雷恩」まで呼ばれるのを厭うから、
彼女にも「ライ」と呼んでもらっていた。
別れた理由に、「そんな小さいことにこだわるなんて」と
いうのがあったことも、ルミは把握しているのだろうか。]
(-18) Ellie 2024/05/08(Wed) 0:52:55