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【雲】 天原 珠月[自分なりの言葉は彼に受け止められたようだ。 素直なのはいいらしい、なるほど、素直さなら褒められたことがある、と謎に胸を張りつつ。 そんなものです、と頷いて、礼の言葉は保留されたらしいのにむっと不満そうにしたものの、それ以上は言わなかった。] 十分かどうか判断するのは一緒に居るほうでしょー! [落ちてきたときのことは別に良い。 あれは事故で、彼はひとりで真っ裸を謳歌していただけだ。 いや水浴びとか湖を泳いでいたとかかもしれないけど。] ……ありがと……ございます。 [おそるおそる振り返ったらちゃんと前を閉めてくれていたので、真っ赤になった顔でお礼を言ったのだった。 この人がこういうのに大雑把なのか。 それともどの世界も含めこんな感じが普通なのか。 雅空兄ぃは下着一枚で寝たりもしていなかったし、と。 幼馴染を自然と基準として育ってきたため、その辺が曖昧なのだが、あまり自覚はなかったりする。] (D0) soranoiro 2023/03/06(Mon) 22:17:23 |
【雲】 天原 珠月[その後は一緒にテントを整え、ほんのり甘さを感じるお茶をもらいながら、この世界の話を聞いた。 彼の言葉を借りるなら自分にとってはこれがお伽噺だ。 初めは真剣な表情ではあったものの、イマイチ実感が湧かず、一生懸命想像しようとするが故にふわふわしてきて、むむむと眉を寄せた表情に変わっていくのだった。] 元の世界でそういう話を聞いたら、ロマンたっぷりね!ってワクワクしちゃうんだろうけど……現実的に考えると、移動が大変そうだし、危険と隣り合わせなんだなぁ……。 [飛行機からの落下と思われていたのも納得である。 質問といえばありすぎて逆にピンポイントでは出てこない有様だったので、今はまだいい、と首を横に振る。] (D1) soranoiro 2023/03/06(Mon) 22:36:11 |
【雲】 天原 珠月ん、分かりました。 [行き先については任せるしかない。 自分は何も知らないし、何よりあのお姉さんの信じている人がアスルなのだから、彼の言うとおりにするべきと思えた。] アスルさんは、あのお姉さんのことに詳しいんだ。 [まぁ少なくとも知り合いなのは確実として。 関係性は読み取りきれないし、今なんでお姉さんだけあんな場所にいるのかも謎で、まだうまく問いにはならなかった。 そいつ、とアスルが表すせいで、名前も分からない。 聞いて悪いことはないと思うものの何か理由があるのかもしれず、一先ず今夜の内は止めておくことにする。] (D2) soranoiro 2023/03/06(Mon) 22:37:24 |
【雲】 天原 珠月[テントの中でひとり横たわる。 一緒に仰向けになってみた屋根裏のベッドよりやっぱり固い。 アスルは外で休んでくれた。 ふたりで狭いテントの中で寝たいとは言いにくいが、此方が外で休むと反対しても止められてはいただろう。 だから今夜はお言葉に甘えることにした。 くるりと身体を丸め、雅空兄ぃ、と呼んだ。 寝息は聞こえない。顔を上げても窓はなく、その向こうの窓も当然なく、朝寝坊しても起こしてはもらえない。 ちゃんと帰れるのかな。また、絶対会えるよね。 お母さん、友達、先生、――――。] あ、そっか……。 [そういえば、ピアスは片方を幼馴染に渡したままだ。 触れても何もない耳たぶに小さく息を吐く。] (D3) soranoiro 2023/03/06(Mon) 22:48:17 |
【雲】 天原 珠月こんなことになるなら、……。 [大事な、大事なピアス。 これが着けたくて幼馴染に頼み込んだのだ。 銀と青。 そのふたつの色は自分の持つ色ではない。 誕生日色でも、運命の色でも、ラッキーカラーでもない。 選んだ理由は分かりやすくて、とても単純。 好きな……色だから。] どっか落としてたら許さないからね、雅空兄ぃ。 ちゃんと持っておいてよ? [ぶつくさ言っていたら元気が出てきた気がする。 ほんの少しだけでも、夜明けまでに眠れそうだった。] (D4) soranoiro 2023/03/06(Mon) 22:54:56 |
【雲】 天原 珠月[そうして翌朝。 そーっとテントから外を覗いたら、朝日に照らされる知らない世界が広がっていて、わぁ、と思わず歓声を上げていた。 駆けだしてくるくる走り回っているのを目撃されたら、気まずそうにしたあと、木の枝集めに集中したことだろう。 火をおこすのは任せてもらった。 少し驚いてもらえた気がして良い気分である。 乾パンとドライフルーツ、スープ。 野営と聞いて自分でも想像できるものだから、不満などはなく、ありがとうと受け取ってお腹を満たした。] はい、……なるほど、……うん。 [飛行機の説明を聞きながら頷く。 自分なりに考えた結果、準備体操もしておいた。] 曲がるときは、そっか、バイクみたいな感じだ。 じゃあ背中にしがみ付かせてもらいます。 [と言いつつ、練習も何もないのだ。 動きが鈍くなる可能性は十分すぎるほどあるのだけれど。 アスルの様子は飛ぶことに真摯で、昔自分が察してきたりもした嫌な思惑は何も感じさせず、こちらの警戒心も出会った当初から減っていくばかりだった。] (D5) soranoiro 2023/03/06(Mon) 23:51:44 |
【雲】 天原 珠月はーい! 出発! [こういうときは元気よく。 幼馴染とツーリングで遠出するときもこんな感じ。 ポンプを押しては引く様子を見守り、動くぞという合図で手すりにきつくしがみ付けば、飛行機が動き出す。 身体が後ろに押される感覚。 風が顔にぶつかり、長い髪が後ろに流される。 バイクと似ていて、でも決定的に違うのは浮いていること。 高度を増すごとに身体まで軽くなっていくような。 地面よりは不安定で、ふわふわしていて、でも人が作り操作しているエンジンの振動と固い手すりの感触がちゃんとある。] すごーい! [きらきらと興奮に満ちた声が上がる。 小島の端は本当に絶壁で、この世界の常識を知らしめられる。 海の代わりに空がどこまでも広がる光景は不思議で、スキューバダイビングは出来ないな、と当たり前のことも思う。] (D6) soranoiro 2023/03/06(Mon) 23:55:54 |
【雲】 天原 珠月って、真下はやっぱり少し怖いな。 [飛び立つ際の勢いで恐怖を忘れていたらしい。 安定してから言われたとおり手を離してみたのだが、好奇心で真下を覗き込んだら、一面の空のせいで逆に高さが分からずクラクラする羽目になった。 端っこに座るのはまだ怖いので、内側に寄って。 こんなに高度がありそうなのに穏やかで優しく頬を撫でる風に首を傾げていれば簡単に説明もしてもらえた。 不思議な力ってすごいんだなぁ、と思うしかない。] 浮遊都市。すごいロマンの塊の単語。 [ぽつり。都市かぁ。 つまりアスル以外のこの世界の人々がいるのか、と考えると、ワクワクもするし妙に緊張もしてきてしまう。] 本当に下には海がない……というか見えないんだね。 大地は滅んでるんだっけ……。 [アスルは静かだったから。 その間は色んな景色を好きに眺め色んなことを考えていた。 時折アスルの様子を伺って、寂しげに眉を下げた。] (D7) soranoiro 2023/03/07(Tue) 0:03:10 |
【雲】 天原 珠月ん? なに? [すぐに敬語が抜けてしまう。 結構年上の相手なのに、と自分に言い聞かせつつ。 問いにはきょとんと目を瞬かせてから、ふふっと吹き出した。] そう、本当にそっくりな人がね、いるの。 アスルさんよりは若くて、でも私よりは少し年上で、そんな髭もない代わりにもさい眼鏡かけてるんだけどね。 私の幼馴染……って分かります? 小さい頃からずーっと一緒に育ってきて、えっと、出会ったのが4歳くらいだったから……もう15年の付き合いかな。 料理人目指してて、料理するときは本当に真面目で、コックコート着てるときはちょっと別人みたいで。 でも結構子供っぽいところもあるから、私とよく言い合いしたりして……時々、むかつくけど、……まぁまぁ、優しい。 [時に早口に、時に言葉に悩みながら。 空を眺めながら語り、最後にちらりとアスルを見遣った。] (D8) soranoiro 2023/03/07(Tue) 0:16:11 |
【雲】 天原 珠月[やっぱり似てる。別人なのに。 幼馴染は今ここにいないのに。胸がぎゅっとした。] アスルさんが若い頃は、もっと似てたんだろうなぁ。 [おじさんって意味じゃないですよ、と悪戯猫のように。*] (D9) soranoiro 2023/03/07(Tue) 0:17:37 |
【人】 天原 珠月[目覚めたとき、つかの間、思い違いをした。 まるで誰かを探すように辺りを見回してから目を閉じる。 ゆっくり吸って吐いて、もう大丈夫。 ベッドを降りると簡単に髪の毛や衣服を整え、顔を洗うための水場は下だろうと階段を降りる。 1階にはなんだか嗅ぎ慣れない良い匂いがしていた。 ガクが料理を作ると言っていたが、それと関係あるのだろうかと首を傾げていれば、昨日コタツというと教えて貰った、布のくっついたテーブルに後ろ姿>>3があった。 なんだかほっとする。 自分にとっても不思議なことがあった直後だ、ガクのほうにまで何かあっては自分ではどうにもならない気がする。] おはよう、ガク。 [ああ、そうだ。彼が振り返る前に心の準備。 だってガクはあの『彼』にとてもよく似ていて心臓に――。] (10) soranoiro 2023/03/07(Tue) 0:43:28 |
【人】 天原 珠月な、……な、ななな、……大丈夫!? 何かに取り憑かれたの? どうしたの? [こういう意味で心臓に悪いなんて聞いてない!!!] え? すきん、けあ? 洗う、潤す? その白いので守ってるの? な、なるほど……この世界の人々は凝り性なのね? 清潔と睡眠と、肌への気遣いと……。 [最初は心配、次には興味で、コタツに座るガクの隣に膝をつき、自らも意識しないぐらい近づいて覗き込む。 よかった、本当に肌に何かくっつけているだけらしい。 元の世界にも化粧の文化はあるにはあったが、こういう仮面のようなものでの肌の気遣い方法は初めて見た。] ガクもお肌には気を遣っているのね。 [元々ガクを知っているわけではないし、この世界の男性の普通を知るわけでもないので、意外そうではない。 ただ『彼』とは全く違うなぁ、とくすぐったいだけ。] (11) soranoiro 2023/03/07(Tue) 0:44:04 |
【人】 天原 珠月え? 私もやってみていいの? [興味半分、恐れ半分。後は。] それをしたら、肌がきれいになる……若返る? [そういうところはほんのり気になるお年頃かもしれない。 もしガクが気にする素振りを見せるなら、特に気にせず、年齢は25であると教えることだろう。] まぁ、私の見た目を気にして褒めてくれるような……そういう人は、もうそばにはいないのだけれど。 [柔らかに目を細める笑みに、切なさが一滴。] あ、ご飯。……。 [今何も聞いてない、聞いてないわ、ね? お腹を押さえて後ずさると、顔を洗ってくるからと洗面所までどうにか駆けるのを抑えて歩いて行くのだった。] (12) soranoiro 2023/03/07(Tue) 0:53:35 |
【人】 天原 珠月[顔を洗い、櫛を借りて髪を梳かす。 洋服はガクが用意してくれたらしく、申し訳なさそうに、でも感謝の言葉とともに受け取ったことだろう。 脱衣所で着替えさせてもらい居間に戻ってくる。 シフォン素材の小花柄のワンピースは足首までの丈があり、軽くふわふわと室内でも風を纏っているかのよう。 セットで作られたように色のピッタリな若草色のカーディガンは大きめのサイズで、手の甲までが隠れていた。 丈としてもふんわりした具合もこれまでの装束に似通うものがあり、特に違和感もなく着こなすことが出来ている、はず。 おかしくない? これで大丈夫? と尋ねるように、ガクの前で控えめに回ってみせた。*] (13) soranoiro 2023/03/07(Tue) 1:23:07 |
【雲】 天原 珠月…………。 ……………………。 [時が止まったかのように声が出なくなった。 さっきまであんなに饒舌に語れたのに、胸が詰まったように。 静かに笑いながら尋ねる男の姿は幼馴染に似ている。 でも、はるかに大人の雰囲気と、さまざまなものを味わい乗り越えてきたかのような気配を漂わせていた。 幼馴染が年を経たら、彼のようになるのだろうか。 不思議とそんな考えは浮かばなかった。 幼馴染は。幼馴染だからだ。 自分の中の雅空は雅空だから、誰かのように、はないのだ。] (D12) soranoiro 2023/03/07(Tue) 2:09:22 |
【雲】 天原 珠月…………ずるい。 [俯いたまま、数十秒。 呻くようにそう呟く。 顔を上げたなら、林檎のように真っ赤に染まっていただろう。 口元を抑えて視線が合わせられずそっぽを向く。 今は幼馴染に似た顔は直視できない。] ずるい! その顔で聞いてくるの、反則だからっ! [此処は異世界で、アスルは雅空に会うことはないだろう。 だから気持ちがバレても問題ない――いや、なくはない。 ばか、ばか、ここまであんなに隠して、気付いていないことにして、何でもない顔が出来ていたのに。 あああ、とまた頭を抱えてしゃがみ込んだ。 子供っぽく丸くなるのである。*] (D13) soranoiro 2023/03/07(Tue) 2:09:50 |
【人】 天原 珠月[カレーという食べ物は初めてだった。 ご飯すらも初めてだと明かし、水気を飛ばした野菜たっぷりスープのようなルーとの組み合わせに瞳を大きくする。 ぬくぬくコタツに自然と大きく息をついてしまう。 なんて身体の力が抜けるあたたかさなのか。 ガク>>18の真似をして手を合わせ、いただきます、と言って。 食べ始める様子をそうっと窺って、自分も一口。] ……! [野菜のうまみ、トマトの酸味、タマネギの甘み。 柔らかなお肉は力を入れなくても口の中で崩れて、キノコの歯ごたえは感じられるのがアクセントになって。 とにかく色んな味がしてちょっと頭が混乱しそう。 自分の世界の料理の味付けは基本的にシンプルなものが多かったし、巫女用と準備されたものは栄養を考えられている点で上等ではあったが、味は薄めのものが多かった。 なにこれ、美味しい!と目が輝いた後に眉が下がった。 柔和な笑みがほんのり崩れている。] (19) soranoiro 2023/03/07(Tue) 2:40:26 |
【人】 天原 珠月[上品な仕草は崩さずにもりもりと食べている。 そんな中でガクの質問はやってきたのだった。] ……、 [スプーン片手に固まる姿は少し幼げだったかもしれない。 でも口の中のものを飲み込み、コップの水を含んだ後は、また穏やかな微笑みを浮かべ――切なさが掠める。] ……聞かれちゃった。 [今は眼鏡をかけているガク。 先ほどシートマスクを外したときは遮るものがなく、予想通り、その奥にあった群青色の瞳が見えた。 とても似ていた。肩が震えそうなほどに。 『彼』が若い頃を鮮明に思い出させた。 まったく、このタイミングでなんて、ね。] (20) soranoiro 2023/03/07(Tue) 2:45:41 |
【人】 天原 珠月そう。その人は、私の恋人。 唯一で、大好きで、……素敵でかっこいいの。 [最後は茶目っ気のある笑みを乗せて。] 空を飛ぶのが得意でね。 風を操って、風に乗って、鳥のように飛ぶのよ。 [細めた青に近い瞳は、思い出を映すような色をしていた。] 巫女には、守り人という存在がいて。 その役目を長い間担っていたのが彼だったの。 私がまだ巫女見習いになったばかりの小さい頃から、ずっと、ずっと一緒にいてくれた。 [自分が役目を終え、力が尽きたために元の世界から消えてしまったことははっきり言葉にしないけれど。] (21) soranoiro 2023/03/07(Tue) 2:54:48 |
【人】 天原 珠月[今も自分の中には彼がいる。 いつかまた逢える日を待ち続けているから。] ガクとミツキと同じかしら? 私たちもとても長い付き合いだったの。 [5歳の年の差があったから、自分はいつも彼ばかり見上げて、隣に立って、見つめ合って、育ってきた。] だから、信頼できるっていう保証は出来るわ。 まぁちょっと……大雑把なところはあるって周りに言われていた気はするけど……。 [でもやるときはやるし、と。 余計なことを付け加えながら太鼓判を押すのだった。*] (22) soranoiro 2023/03/07(Tue) 3:02:33 |
【雲】 天原 珠月ううっ、めちゃくちゃ笑ってんじゃん……! [アスルという人はなかなかいい性格をしているらしい。 その後のフォローもフォローになっていないし。 ロマンは分からなくもないが、寝転んで読む小説の場合は良いけれど――前はよく勝手に幼馴染の部屋にお邪魔し、ベッドでうつ伏せに読書しながら帰りを待ったりしていた――現実になると大変なのだ。 でもアスルの、伝わってしまったことを隠さない明け透けな様子は、こちらの心を軽くもしてくれた。 変に気を遣われるよりよっぽど良い。 清々しい風が吹き、深く息を吸った。] ……。 [丸まりながらも聞こえる、静かな呟きの声。 アスルにも色々と思うところがあるのだろうか。] (D16) soranoiro 2023/03/07(Tue) 18:23:26 |
【雲】 天原 珠月あのさ、……思ったんだけども。 [もそもそと丸まり虫が起き上がる。] アスルさんは旅の途中なんだったよね? で、私もよく分からない迷子旅が始まったってわけだ。 どれくらいの付き合いになるか分かんないし、そもそも、お世話になりっぱなしなんだけど、ほら、まぁ。 少しの間でも、旅は道連れってことで? あと旅の恥はかき捨てとも言うし? [後者は良い意味ではないが。] 私のこと教えたんだから、アスルさんのことも教えてよ。 嫌なこととか、恥ずかしいことは良いからさ。 どーせ私はここの誰にもバラしたりしないし、……元の世界の幼馴染に言ったって困らないだろうし。 (D17) soranoiro 2023/03/07(Tue) 18:35:40 |
【雲】 天原 珠月旅して楽しかったこととかー。 ひとりだと寂しい!ってなったこととか。 [目を細めて柔らかく笑う。] あー! 空ならなに叫んでも許される気がする! 雅空兄ぃの料理ばかー! [急に大きな声で叫んで。 バランスを崩しかけ、あははっと豪快に笑ったのだった。 そうして空の旅は一先ず次の停泊地まで続く。*] (D18) soranoiro 2023/03/07(Tue) 18:42:42 |
【人】 天原 珠月ありがとう、ガク。 美味しいご飯は力の源ね。 [大変なときにと思われがちなところだが、重要なこと。 体力も精神力も不思議な力も同じなのである。] アスルは私の力が伝わりやすいところにミツキを連れていこうとしてくれているだろうから……。 [特に伝言は頼んでいないくせに、断言して。] うーん、あと大事なのは、ミツキに焦点をあてることかしら。 私の力をそこだけに集中させないといけないわけね……。 [他の人と間違えたり、他の人も一緒ではいけない。 ガクと助け合ってミツキを連れ戻すのだ、なにも隠すつもりもなく、浮かぶ思考を口に出して。] (34) soranoiro 2023/03/07(Tue) 21:22:07 |
【人】 天原 珠月[ただ自分が帰るために、とは言葉にしなかった。 元の世界からは一度消えた存在なのだから、自分までもこの機会にどうにかなろうとは――願うことができない。 大丈夫、大丈夫。いつまでだって待てる。] お肌のお手入れもついてくるの? [至れり尽くせりね、と笑う。 狭間の世界でもパックって出来るかなぁ、なんて。] 確かにガクの肌は綺麗ね。 水場に色々な瓶が置いてあったけれど、あれもそういう美容のためのもの? ミツキのもあるのよね。 [美容談義もまた、ゆっくりと。 それとともにガクとミツキの話も聞いていきたかった。 ただし、ここはあったかなコタツの中である。 まだまだ力の足りない身体は、お腹いっぱいになったことにより、今度は素直に睡眠を欲するのだった。*] (35) soranoiro 2023/03/07(Tue) 21:33:22 |
【雲】 天原 珠月へぇぇ、なんか想像力の限界を超えてくるなぁ。 滝があるのに水の上に住んでたらびしょ濡れになりそうだけど……なるほど、これからのお楽しみってわけね。 [ならまだ突っ込まないでおこう。 一眼レフカメラでも持ってくれば良かったとまで思ったところで、ポケットのスマホのことを思い出す。 昨夜の時点で電波は当然のように通じなかったが、カメラ機能ならいけるかもしれない。] それもそうだよね。 日本も昔は鎖国って言って、他の国と交流しない!とかやってた時期があるらしいの。 でも独自の文化は生まれやすいだろうけど、発展に関しては難しくなっちゃうんだろうなー。 そうそう、私の住んでた日本も島なんだよ。 空じゃなくて、海……湖の大きいやつに囲まれてるの。 昔は船……はここにもある? そう、船が必要だったんだけど、最近では海を飛行機でも越えるようになってて――。 [そんな風にお互いの文化を語り合う。] (D23) soranoiro 2023/03/07(Tue) 21:53:35 |
【雲】 天原 珠月いいじゃん、空の自由への発展を諦めない! かっこいい。 アスルさんも目指すもののために頑張ってるんだ。 でも工場は辞めちゃったの? 旅のため? [そこは素直に気になって聞いた。] えっ、住んでるところがなんで浮いてるか分かんないの?って思ったけど、私も地球の内部とか理解してないや……。 [帰ったらまず幼馴染に聞いてみよう。 それからふたりで検索するなり本を探すなりしようか。] 不思議な力、……持って生まれた能力? そういう感じなんだね。 [自分の世界でいう霊感なども当てはまるのか分からないが、また種類が違いそうにも思える。 興味深そうに身を乗り出すように聞いていた。 油汚れを落とす力は正直便利そうでいいなって思いつつ、髪を上手に洗えるとかがあったらどうなんだろうなぁ。] (D24) soranoiro 2023/03/07(Tue) 22:07:04 |
【雲】 天原 珠月え、訓練なんでしょ? [突然のクイズに顎に手を当てて考え込む。 口をへの字にして、しばらくの間。] 凧揚げして風を操作してなんとかとか? 旋風で洗濯物吹き飛ばすとか? あ、いっそ、人に羽根くっつけて飛ばしてみたとか! [真面目な回答は最初だけだった。果たして正解は――。] ……最っっ低! 小学生男子か! [思いっきり突っ込みを入れたのだった。*] (D25) soranoiro 2023/03/07(Tue) 22:16:45 |
【雲】 天原 珠月[旅に出た理由や帰路の途中であったことを知る。 これからアスルの故郷の島へ向かうんだね、と頷いて。] 10歳以下ならまぁ小学生か……。 [小学校については軽く説明したことだろう。] 分かった、好きな子のスカートめくろうとしてたんでしょ。 [軽い口調で、あくまで冗談っぽく流すと。] (D28) soranoiro 2023/03/07(Tue) 23:43:43 |
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