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【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「え、あ」 悲しんでほしかったような。 怒ってほしかったような。 そんな気持ちを一瞬だけ抱いて、 その笑みをれば一瞬のうちに吹き飛んだ。 「……アウレアさまにそう言われると」 「なんだか、機械になってもうまくやっていけそうです」 あなたの反応は、あなたの言葉は。 まだ自分を人間たらしめさせてくれるから。 自衛でもなんでもなく、ただの欠陥品であるというのにな。 「頼りがいはありますが、正直この部屋以外で襲われたら大変ではないでしょうか……。 その眼鏡から光線がでたりするのですか?」 ハート型の。 眉をひそめつつ、この時ぽつりと次の当てをナルは告げていた。 「エーラさまを」と言った仕分人には根拠があったのだろうか。 結果、それは真実になったのだが、あなたにそれが伝わるのは、この口からではなかったのだろう。 「……オトモくんも、アウレアさまを守ってくださいね。 あなたのバックアップもちゃんとチェックしてもらって下さい」 (-12) toumi_ 2024/04/01(Mon) 23:06:28 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモバイタル室で、一度だけすれ違う。 「ジャコモ。 ……エーラさまを含んで、 二人は不審な方がいることがわかりました」 確かなことは一つだけ。だが、 アウレアとエーラが来ないことはどういうことか。 最悪の状況に結びついてしまうこの脳が少し嫌に感じた。 (-21) toumi_ 2024/04/01(Mon) 23:41:24 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ「……」 黙りこくっていたが、20秒後に削除されるデータと共にそれは送られた。 隠蔽されたデータ送信履歴:ソーレファミリーのデータバンク 物品搬出履歴のハッキング:格納庫 「もう一人は、本来 2人 であるはずの通信回線に紛れ込んだ、カテリーナさま、レオンさま、ベルヴァさまの中にいます」 (-27) toumi_ 2024/04/02(Tue) 0:25:18 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァそれは何かが発覚したあとであっただろうか。 落ち着いた頃にあなたの下に検診をしにきた仕分人は、深い溜め息をついてから目の前へ。 「ベルヴァさま、 ちょっと添い寝しませんか 」 (-30) toumi_ 2024/04/02(Tue) 0:39:35 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモ「……私がレオンさまを調べても良いでしょうか」 「負担でしたら、構いません。その」 こんな事を言って良い立場ではない、それでもあなたになら見せていいかと涙目になった目を細める。 「わたしを、助けてくれた、方々だったんです」 ユウィさまは、言わずもがな。 エーラさまも、献身的に宝物を残してくれた。 レオンさまでさえ、部下でもない私を何かあったら助けるとその口で言ったのだ。 もしくは、 あなたと同じように、仲の良い茶飲み仲間の悪事を見たくなかった。 裏切られたくなかった、知りたくなんかないと。 「……私、二人から、打ち明けてもらえたのに。 どちらかが嘘つきだって知ってしまってるんですね」 こんな自分も、あなたも、彼らも人間だということが苦しすぎるほどにわかってしまった。 (-37) toumi_ 2024/04/02(Tue) 1:12:18 |
【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「……これで秘密のお話は終わりです」 「ねぇ、リーナさま」 楽しいお茶会も、賑やかな歌も、ここにはない。 「今度、一緒に出掛けましょう」 「一緒に行きませんか。あのお茶の花がみられる場所も、 私が助けられた場所も、私が知ってること教えます」 私は、誰も信用していない。 だから、誰も疑っていない。 「こんな憂鬱な気分を晴らせる場所に連れて行ってあげます」 いつもの風景の中に、いつもの二人。 当たり前の日々の中に幸せはあると人々は言う。 平穏な日常に、だれかと同じ意志を持つだけで叶うことがある。 だから、こんなに辛くて悲しいのは今だけだ。 「如何でしょうか!」 (-54) toumi_ 2024/04/02(Tue) 3:27:35 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカあなた達AIからは日々人類の希望のような答えが返ってくる。 発達する社会に、今までなし得なかった医療技術、倫理や道徳を超えた奇跡。 故人の名前すら忘れられずにそこにいる。 「……いいお名前ですね、あなたの中にいるその方も。 私、やっぱりあなたたちのようになりたいです」 こう思えるのは人間の特権だろうか。 「バンカー・ストレルカさま」 「私、持ち出し申請をします」 あなたを愛した人間がその形を残し、人格を残し、眼の前に存在させている。 それは別人か? そうだとして何が変わるのか、それを形容できるのは人間だけ。 孤独と別れに終わりがほしいから、騙し騙しの世界が続くことも願っている。 「あなたの記録を、私に下さい。 すぐにとは言いません、ただ今までの、 みなさんを映したその鏡を失いたくない」 信じられるのは事実のみ。 「あなたの持つ、つかの間の永遠が欲しいんです」 だから、願うのだ。 それはきっと、私という人間が壊れるまでの永遠の幸福になりうるから。 (-60) toumi_ 2024/04/02(Tue) 4:34:18 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「……不良ロボですロボ」 「私もそういうものだと思っていましたし。そう、です」 あなたのように機械ではないですが。 それが嫌なわけではないですが。 やはり人間なのだなと思わされるわけで。 「AIの早口じゃないです……それ。ありがとうございます。 なんだから気分は良くなってきました」 話さなくていいよ、と言いたくなるようなただの優しい言葉がけ。 求めてもいないのに告げてくるそれはおせっかいをしてくれる、誰か、のようで。 困ったな、と扉を潜り抜けて光に目を瞬かせた。 「あ、たかーい」 点検なんて役割を持っていない者からすれば初めての景色だ。 揺れる草花に溶け切った雪、見える路地にガラスドーム。 あなたにしがみついた姿勢のままで、ぼんやりと眺めて傘の影が頭に掛かる。 「悪くない眺めです、こういう所よく来るんですか」 え、目何処?と言わずに向けられた顔?を見返した。 一ミリも離れないままで。 (-64) toumi_ 2024/04/02(Tue) 7:30:35 |
【人】 仕分人 ナル「そうですか、わかりました。 ありがとうございますストレルカさま」 ストレルカについでベルヴァの答えに頷けば、最低限の行動しかできないことを再度理解する。 ただ少し、いやかなり部屋の惨状だけが気になっているとは言い難く、アソシエーテの立場では簡単ではないと肩を落とした。 「正直良い気分にはなりませんが、顔を見ておきたいのです。 しかし邪魔であれば保管された後に伺うことにしましょう」 「その、不謹慎を承知ですが、オトモくんがどうなったかも気になっているんです。 二人に大切にされていた彼であればなにか保存されているかもしれませんし」 #メインルーム (26) toumi_ 2024/04/02(Tue) 10:54:20 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ「寝ていたら寝言に聞こえるでしょう」 「聞きたいことがあるんです、こんなときだから、なんですが」 あなたの服の裾を掴んでベッドに連れて行く。 えい、と押し飛ばすように突き飛ばしてから顔を近づければ少しだけ目を細めてその唇にとんと触れた。 「……私も言いますから正直に答えて下さい」 「今この船内で一番好ましい方と、信頼している方を教えてください」 「同一人物でなければ、黙秘してくださって構いません」 (-80) toumi_ 2024/04/02(Tue) 11:00:28 |
【秘】 仕分人 ナル → バンカー ストレルカ「ありがとうございます、確かに受け取りました」 圧倒的なメモリの量、しかし手の中で収まるそれにおかしな気分になりながらあなたの話に耳を傾ける。 自分に尋ねたいこと、は、尋ねるように仕向けられた伝言であった。 「……びっくりしました。 アウレアさまからのメッセージですか」 はて、彼女が自分に見せたいものに心当たりなんてなかった。 覗きたいかと言われれば別だった、ただ確かめたいのは。 「なんで死んじゃったんですかね」 昔の自分を知ることを、今の自分であることを。 何者であるかを確かにできていたのか、と、考えるより先にどうしようもないことが口をついた。 「愚痴が、すみません、閲覧させていただきます。」 (-152) toumi_ 2024/04/02(Tue) 18:35:49 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ「やっぱり、2つとも同じになるんですね」 人間らしいなぁと思いつつ、絶対なんて言葉どこから来るのだろうと疑いたくなる。 「……そんなに信用できる人ができて羨ましいです。 恐ろしいとまで言わせるなんて、何があったのか気になるぐらい」 「私は一番、というと難しいです。 実は誰も信用できなくて、誰も疑えません。 命じられたことを正しく行っているだけ。 ファミリーの掟に従っているかどうかだけでしか物事を見ていないんです」 「一人だけ、やっと、アウレアさまを信じてみようとしました。 これが好きという気持ちなのかはわかりません、 ジャコモや、リーナさまも大切で好きな友達です」 「でも、私は彼らを信じていません」 信じていないのに好きだといいながら眉を下げ、 また上半身を近寄らせて、あなたの心臓に指を立てる。 「あなたなら、意味がわかると思います」 「レオンさまとリーナさま、 どちらかが 謀反者の可能性がありますね?」 (-166) toumi_ 2024/04/02(Tue) 20:28:44 |
【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「だから知っている事しか知りませんよ〜。 だからその分知っている事を教えてあげたいんです」 沢山教わって覚えて、そして誰かに伝えられるようになりたい。 生まれたての知能は子供のように無邪気だ。 「そうですか、 振られちゃったのなら仕方ありませんね」 故に、嘘をつく、故に、真実を言う。 「いいですよ! 勿論。幾らでも待てますから」 「その間にめいいっぱい仕事をして成果をあげませんと」 あなたのその手に手を伸ばして、両手を包もうとしながら、満面の笑みを向けて笑いかけた。 「嫌ですよ、断っちゃ」 (-172) toumi_ 2024/04/02(Tue) 21:53:20 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「機械なった方が楽な気がしてしまいました。 正しく動けますし、裏切り者になっても破壊がしやすいかと」 正確に言えば、このファミリーへの恩義がそうさせようとしている。 機械に別人格がついて反逆することがあれば、 確実に他者の悪意が絡んで操作されていることになる。 誰から見ても悪がわかり、憂うことなくこの身体を貫いて貰えるのだ。 「ですがそういったものに魂が宿り、 それを受入れることが、正気であると言うのなら。 私はそれを奇跡と呼びますし、敬うことになるでしょう。 どれほどエラーが起きても、元通りにしさせたい。 継ぎ接ぎのプログラムでも、動くのなら寿命までずっと。 アウレアさまの元で働かせて貰って、幾分は愛着というものは身につきました」 機械に不調はある、治すのは簡単だ。 しかし劣化は存在して、人が思うほどAIが永遠ではないことがわかった。 ではどうして進化によって擬似的な永久が続けられようとしているのか。 それこそ形容するのは難しいが難しいが、きっかけは誰かの愛なのではないかと。 「では改めてそんな、あなたにお願いがあります」 オトモくんをよびよせ両手で掴めば、こつんと額を当てる。 あとでおにぎりシールを付けるところに。 → (-177) toumi_ 2024/04/02(Tue) 22:43:36 |
【秘】 仕分人 ナル → 黄金十字 アウレア「 アウレアさまの盗撮と会話データの保存です。できますか? 」勿論あなたには聞こえているし、そんなことが出来なくても言っている。 (-178) toumi_ 2024/04/02(Tue) 22:44:07 |
【秘】 仕分人 ナル → 機関士 ジャコモわかりました、と言葉を返して。 あなたに調べさせた理由はその現実を見て欲しかったからかもしれない。 その上で、よろしくお願いしますと告げてその距離を再度詰めた。 長々と二人っきりで話していれば怪しまれるかもしれないが、この際いいだろうと。 「ジャコモ」 「私がもし裏切り者だったらダチをやめていましたか?」 「――永遠の友情なんてありませんよね。 いつかは離ればなれになってしまうのでしょうか、それこそ。 死んだら、忘れられてしまいますか?」 (-187) toumi_ 2024/04/02(Tue) 23:46:35 |
【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン「……レオンさま」 届いた通信に目を通せば、即座にそのメッセージを消して足を止める。 あなたを見上げながら、あえて口を開き、明るくまるで世間話のように質問をした。 「レオンさまがこの船で一番好きな人と一番信用していらっしゃる方は誰ですか!」 「それって、同じ人になりますか?」 (-197) toumi_ 2024/04/03(Wed) 0:21:48 |
【秘】 仕分人 ナル → 総合雑務機体 カンア「会話が要りそうな人間に話しかけるのもお仕事でしたか? 大変ですね。あと数時間は私を乗せながらやっていいですよ」 勿論割とすぐに仕事に戻らなくてはならない。 仕分人は暇ではない。 「……テンション、そうですか。 じゃあこれでも上がるといいのですが……」 ロボットがテンションだなんて、残りの電力ゲージの間違いじゃないのだろうか? じゃあ、と人間らしく、あなたに布でできたベルトのようなものを巻き付けて結び目を作る。 青と灰色のリボンがその機体につけられれば、室内機の夏の風で靡いた。 「お洒落です! 私のテンションをあげてくれたお礼です、いかがでしょうか」 (-215) toumi_ 2024/04/03(Wed) 3:10:09 |
【秘】 仕分人 ナル → 捻くれもの ベルヴァ「かっさらって? そんな、情熱的な方だったんですね。 知りませんでした、あ、勿論口外はしません」 しかし知らなかった時よりは意識してみてしまうかもしれないと呟きながら。 止められるまではあなたの世話になるつもりでぽすんと抱き着いた。 「小細工は何もしていませんよ? お二方が教えてくれたんです。 その上で――ベルヴァさまが何も疚しいことを抱えていないことを知っています」 「ああ、こちらは調べたのは私じゃありません。 だからですね、つまり」 「私、あの二人のどちらかに嘘をつかれてしまったんですよ。 ベルヴァさま。 これ、すごく、落ち込みますね…… 」胸の痛みの原因はこれではなくとも、体重の減少及び体調不良の原因に完全に関係していそうなのはストレス以外の何物でもないことがわかるだろうか。 (-218) toumi_ 2024/04/03(Wed) 4:40:23 |
【秘】 仕分人 ナル → 商人 レオン「いいえ? 教えて頂く必要はありませんよ! 同じ事 を言ってらしたので想像がついてしまいました。しかし、同じなのでしたら、私の答えなど必要ないのではないでしょうか」 真っすぐに、ただこの事件を誰かの仕業と決めつけず、仕分人は全ての可能性を見ている。 「レオンさまが耳を傾けてくれて嬉しいですが、 藪をつつくような真似は怖いですからね!」 「私から言えるのは、心配なさらなくても大丈夫ということだけです。 機械的で申し訳ありませんが、あなたほどの立場の方の曇った顔は見たくありませんから」 (-278) toumi_ 2024/04/03(Wed) 19:24:00 |
【秘】 仕分人 ナル → 通信士 カテリーナ「デー……」 「 えっっ 「……」 「あなたの時間を私にください……?」 私、こんなことが言えるのって今しかなくて。 同じ様なことがまた起きても繰り返せないと思いました。 もう、死んでしまったら別人になります。 あなたを大切に思う私は再現されず、ここにしかいません。 それって寂しいじゃないですか。 「付き合ってください、リーナさま」 このお返事こそ、今聞くのはちょっとキツいので。 「お返事は地上についてからでということで……大丈夫です」 (-296) toumi_ 2024/04/03(Wed) 22:48:46 |
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