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【人】 灯守り 大寒[ さて、それはどのような頃合いだったのでしょう。 裸足を放っておかない方は他にも ……いいえ、裸足であることよりも 彼の場合、お役目のための意味合いが 強いのかもしれません。 >>0:352 ] ご無沙汰しております。 ……あら、帰りでいいのかしら。 いつ逃げ出してしまうかわかりませんよ? [ わたしにとって冗談でも、 この人にとってはそうでは無いでしょう。 それを解って吐くのですから、 わたしは意地悪の分類であるのは間違いありません。 わたしの果たさねばならぬこと。 お役目。 解っています。……本当に? (131) あさき 2022/01/20(Thu) 0:44:24 |
【赤】 灯守り 大寒わたしのせかいは暗闇と雪の世界です。 静かにねむる、淡いひかりのやみのなか。 永らくお役目についている灯守り様なら ご存じでしょうか? 前任の大寒も、わたしのように暗闇のような髪をもつ そんな方でした。 閉ざされた雪の世界で、『大寒』は、 一つの家系により受け継がれてきました。 大寒域の者の髪は雪のような白です。 けれどわたしの家――御明家には、稀に 暗い闇色のような髪の者が産まれてきます。 それが、次期大寒を受け継ぐあかし。 わたしは産まれながらに、大寒となるさだめでした。 先代様の弟子となり、 わたしは、――大寒域のためになろうと 先代様に沢山のことを教わって、立派な――― (*17) あさき 2022/01/20(Thu) 0:46:24 |
【赤】 灯守り 大寒―― 先代様は、本当に永き日々の大寒域を 見守ってくださいました。 永くて、とても長くて。 ――あのひとには、永すぎた。 身体を苦しめる魂の在り方も、わたしがうまれるまで 先代様は耐えるしかありませんでした。 だからわたしのことを、とても愛してくださいました。 おなじくらい、憎しみもくださいました。 人と戻られたその時に 先代様は自ら、わたしのまえで――― (*19) あさき 2022/01/20(Thu) 0:49:13 |
【人】 灯守り 大寒[ 前任者の顛末を中央の方はご存知なのでしょうか。 ……今が大切であるのならば それは些細な出来事として 終わるものかもしれません。 けれどそれが わたしが、がんばるのをやめてしまった 理由には違いはなかったのです。 ……でも、いま目の前のあなたには 関係ないことですね。>>0:352 ] 天乃様が靴を選んで下さるのでしたら。 ……他の方でしたらわたしはこのままで結構です。 [ 困らせるような事を言ってしまったかしら。 中央の方もお忙しいですし、 わたしにばかり構っていられないでしょう? 誰かに無理やり穿かされることでもなければ 会合のあいだも、 結局そのまま裸足でいたかもしれませんね。 *] (132) あさき 2022/01/20(Thu) 0:51:16 |
(a25) あさき 2022/01/20(Thu) 1:24:57 |
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