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【魂】 疾風迅雷 バーナードへえ。そう。そうか。 アイツ、アレだけ言ったのにやるんだ? そんな気はしてたけど。 ――殺したら当然殺しに行くけどさ。 耐えられなかろうが避けたくて仕方なかろうが発生するなら、せめてアイツのそういう姿が晒されないよう頼むしかないだろ。 そう、アルレシャに話した時点で。 覚悟はできていた。耐えられはしないと分かっていた。 ある意味、頼みを聞いてもらった形にはなるんだろうな。 文句は言わねえよ。俺は言える立場じゃない。 だから仕方ない。仕方ないんだ。殺すしかないんだ。 アルレシャ・フォーマルハウトを。 アイツのもとに行くのは、それからでいい。 (_0) uni 2022/02/27(Sun) 21:16:12 |
【人】 疾風迅雷 バーナード「俺も様子見。俺に殺されたいならまあ、動くけど」 処刑室には赴くものの後方に下がる。楽しむべき人間は他にいくらでもいるだろう。戦意のない俺以外にもたくさん。 この時はまだ戦意がなかった。知らなかったから。 (2) uni 2022/02/27(Sun) 21:20:32 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ/* 拝啓、アルレシャPL様!まずは 因果応報パンチありがとうございますですわ! カスに報いをいただけてまことに恐悦至極……拝んでおります……。さて、秘話でお話した通り 『殺したら当然殺しに行く』 つもりだったので、どこかしらで奇襲もしくは模擬戦の機会をいただけたらと思うのですがいかがでしょうか?襲撃絡みもありお忙しそうなイメージがあるので無理にとは言いませんが、機会がありましたらぜひいただけると幸いです。 (-5) uni 2022/02/27(Sun) 21:27:18 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード/* ハァイ!何があっても面白いだろうなと思ってルーレットしたら面白いことになっちゃったので採用したアタシよ!! 実は別件で模擬戦の予定もあるのですが、 戦闘なんてなんぼあってもいいですからね ということで大歓迎でございます。当然殺しにくるだろうなと思っておりました!し!!どちらかといえば、ガチで殺しにくるんでしょうし、奇襲の方がドキドキしてすきです。という希望をほんのりお伝えします! (-7) rustyhoney 2022/02/27(Sun) 21:31:55 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ/* ヒィwwwなんて面白おかしいルーレットなのかしら!!!アナタ本当に持ってるわね!いやこれはアナタもアタシもラサルハグも持っている可能性は存分にありますわね。 ですわよねアナタ模擬戦の神様……love。奇襲許可ありがとうございます!秘話と表での進行どちらがお好みとかありますか! (-8) uni 2022/02/27(Sun) 21:37:30 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード/* 本当に愉快なルーレット……ウフフ…… 模擬戦の神様とかわかんない。ただの歩兵ですわ……。 どちらも美味しくいただけます!強いていうなら、乱入なり見学なりされたいか否か……?されたくないならば秘話でお相手しますわ!!そうでないなら白が楽かしら…? (-10) rustyhoney 2022/02/27(Sun) 21:46:27 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ/* はははご謙遜を!アナタがただの歩兵だったら騎兵は光速で迫り敵を穿ちますわよ! でしたら見学はされてもいいけど乱入はされたくないので秘話でお願いしてもよいでしょうか?確実に殺したくって……他の要素排除したくて……。 いずれにしても処刑終了後になると思うので返信は後で大丈夫ですわ!愛を込めて! (-12) uni 2022/02/27(Sun) 21:53:51 |
バーナードは、見ているだけだ。手は出さない。 (a11) uni 2022/02/28(Mon) 1:27:26 |
バーナードは、首を左右に振った。「それはお前に渡したいものじゃない」 (a13) uni 2022/02/28(Mon) 1:42:05 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード>>5:_19 「沢山零れるね。それだけ君が無理して頑張ってきた証みたいだ。よく頑張ったな、バーナード。俺からすると頑張りすぎだと思う程に。……いいよ、頑張らなくていい。それを覚えていて欲しい。 “無理をして幸せを探す”のに俺は疲れたんだ。ようやく見つけた同類にそれを求めはしないよ、俺は。自然なままの君で居てくれ。それでいい。 それがいいんだ」 “なら喜べよ”の言葉に、その先の貴方の抱える想いを見出して、小さく「ありがとう」と親愛を込めた最大限の礼を送る。縋る様な抱擁と冷たさを感じる胸元から、貴方の涙が滲んでくる。貴方が落ち着くまで、頭に触れて優しく撫で続けるだろう。 「やかましい色だとたまに言われるがな。自分で言うのもあれだが俺もこの色は好きだからさ。 暴力セックスすると大体出会うし…… ああでも部屋は赤一色はさすがに目に悪いから、君のこの部屋に俺がいるくらいが丁度いいのかもな」一瞬ろくでもない理由が漏れたが、 嘘じゃないのでシレっと言う。貴方は今、顔が雫まみれで見えないかもしれないけれど、遠い昔確かに存在した、切り取った空の色。小さな国の小さな空。ラサルハグ自身はそれを直接は見た事はないけれど、それと同じ、 『自由』 の象徴であった青は、ひたすらに何とか羽ばたこうと頑張る雛を見守るように見つめている。「長くなるし、理解も早まるから事件云々は後回しにするよ。……しかし、何から話せばいいのか難しいな。物凄く簡潔に言うなら、信仰している神の声が聞こえたとされる巫女と、王族が共生して存在していた、異端で変な小国。 それの王族の子孫だ。 ま、当然のように仲は悪かった。なんせ神かはさておき巫女は本当に神通力かと思う力を使いはしたからね。人気がどちらが高いかは言うまでもない。正直王族は影が薄かった。……巫女がいなくなるまでの期間は、だがね」 (-54) poru 2022/02/28(Mon) 2:47:47 |
【魂】 疾風迅雷 バーナード>>ラサルハグの秘話 「頑張らなくていい自然のままの俺で、ってでも……ああ、そっか、これストッパーだ。皆に迷惑がかかるって踏み止まりそうになった。探さなくていいから無理しなくていいし頑張らなくていいんだ。じゃあ、 お前ももう無理しなくて済むんだ。 よかったな、ラサルハグ」ぐすぐす泣きながらも伝えるのは、"無理して幸せを探す"のに疲れたあなたにとっての幸せが自分であるという傲慢と、それ故の祝福だ。 「やかましいは褒め言葉だろ?お前らしい色だと思うよ。……暴力セックス?お互いの身体が治ったらヤる?ここでヤったらどこに飛んだのかはっきり分かるよ。文字通りお前で染まっていくよ、……よくない?ヤらないにしてもこの部屋ならお前がいるって分かりやすいのは嬉しいかな」 今散々泣いているが元々持っているのは加虐嗜好だ、ろくでもない理由にこちらも反応してしまっているのでろくでもなし同士お似合いなのではなかろうか。 男の見る視界はすっかり滲んでしまっているけれど、安らぎの色である白に抱き込まれて暗い中に黒を見出しているから存外落ち着くのは早いかもしれない。 更に言ってしまえばあなたの話を聞くと普通に泣き濡れた顔をそちらに向ける程度には驚くのだから涙も引っ込む。そうしてそこに在る自由の青を丸くした梔子色の瞳で見つめるのだ。 「へ、……王族?お前やんごとなき身分だったの?びっくり。まあ、とはいえあくまで過去か。 ゲームイベントの時にあのくされ巫女がどうこうとか言ってたのそういう理由だったんだな。王族側からすりゃ神だかなんだかわからんが巫女側に色々掻っ攫われてたら面白くないのもわかる。 で、巫女がいなくなるまでは?途中で巫女がいなくなったのか?」 (_1) uni 2022/02/28(Mon) 3:42:16 |
バーナードは、処刑が終わってから、最後まで――少なくとも蘇生装置を申請するまでは――残っていただろう。 (a16) uni 2022/02/28(Mon) 3:44:26 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ 男は早起きである。それは両親とともに暮らしていた頃の早寝生活の影響でもあり、孤児院に入ってからの院での生活習慣の影響でもある。 何はともあれ、男は早起きで、だから襲撃情報を見たのも比較的早い時間であったはずだ。朝の日課の一つでもある銃弾を装填し直す作業も行うことなくすぐさま部屋を飛び出した。 そうして赴きあなたを見つけたのが娯楽室に転がる姿であったのか、蘇生装置の中に横たわる姿であったのかは分からない。いずれにしても男はあなたの遺体を見て、静かに名前を呼ぶはずだ。 声になっていたかはともかくとして。 (-65) uni 2022/02/28(Mon) 11:27:21 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナードそんな早起きの上に駆けつけてくる相手を1人しか知らない。恐らくは貴方が最初になるはずだ。 ラサルハグはそう信じて眠りについている。 ひと時の眠りで済むと信じている。 でも君にそんな顔をさせたくなかったのも本当なんだ。悔しいな。見せたくないから戦ったのに、伝えられないんだ。 端末辺りに届いたのかもしれない通知のとおり、死因は頭部への銃撃で、それ自体は即死だったとわかる。 他にも掠った形跡や複数箇所、特に左腕からの出血の痕跡が色濃いため、恐らく奇襲か何かで先に被弾してから交戦になったこと。 また室内には比較的血溜まりが集中して複数箇所に存在する事から、常に白兵戦だった事などの推測は貴方には容易だろう。 娯楽室と言う場所なのは、この男が一人の時はよく行く場所は喫煙室と娯楽室なのは貴方は普段の雑談などで知っているはずだ。 喫煙室は随分と手狭だから、こちらで狙われるのは自然になる。 いずれにせよ、死体は呼び掛けに答えない。 答えられない。 ──恐らく使われたであろう通信が、いつもなら元気の良すぎるアレか、逆に妙に傲慢さを含むソレか、どちらにせよすぐ何らかの反応が返ってきていたものが何の反応も寄越さなくなった時点で、……予想はついていただろうが。 (-66) poru 2022/02/28(Mon) 11:54:45 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ「ラサルハグ」 声にならない。喉が震えない。吐息にしかならない。 喉が己の制御を離れたことを皮切りに、次々と身体が言うことを利かなくなっていく。頭も、手も、足も、少しずつ。 ごめん、ごめんな、ずっと考えていたのに結局覚悟なんてできないままだ。お前を死なせないように何度も訴えかけたけど駄目だったみたいだ。俺だから。こんな俺だから。やっぱり何したって無駄なんだ。 血溜まりを避けることもなく、されど真っ直ぐ歩けるわけもなく、交戦の跡が色濃く残るそこを歩いてあなたのもとに向かう。白兵戦もできるとかチートかよアイツ、という文句は飲み込んで、というよりも文句よりも先にただ情報として認識を"取得"しながら進み、漸く辿り着く頃には遺体となったあなたの傍らに半ば頽れるように座り込んだ。 「がんばったね」 声にならない。喉が震えない。吐息にしかならない。 あなたに伸ばされた手ばかりが震えを引き受けているかのように、優しく撫でる手は滑稽なほどに震えている。 でも、大丈夫だよ、これからするべきことはちゃんと分かっているからさ。お前を殺したら殺すってアイツにも伝えてあるから頑張ってくる。無駄だけど。こんな俺だけど。俺の言葉に責任くらいは持とうと思う。 予想がついていようが受け入れられないものはある。あなたに守られたあの夜以降、某所に耐えられないと弱音を吐き出していたほど恐れていたことなのだ。受け入れられるわけもない。ぼたぼたと落ちる涙を拭うこともなくあなたを慈しむ。表情だけは普段通りの形のままで。 「またあおうね」 (-68) uni 2022/02/28(Mon) 12:29:54 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード/* ハァイ!処刑の区切りを見失ってて送るタイミング遅くなっちゃったわ……!ごめんなさいね! しかしながら襲撃結果を張り出したので、 もういつでもオッケーよ! 都合のいい隙間に捩じ込む形になりそうだけど、お手隙の際にでも襲いかかってきて頂戴! (-70) rustyhoney 2022/02/28(Mon) 14:53:43 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ/* ハアイ!お疲れ様なのよ、処刑の区切り難しいわよね……! 隙間にねじ込んでいただくのはこちら側なので本当にありがたいわ、対応してくれてありがとう!ではこの連絡の後に奇襲、かけさせていただくわね……!!よろしくお願いいたしますわ! (-73) uni 2022/02/28(Mon) 15:43:42 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ さて、これはあなたが襲撃を終えて、その結果が張り出されてからのどこかのタイミングだ。周囲に人がいなくなったその間に、その奇襲は行われる。 気配を読むことにも長けかつ目のいいあなたが意識を向けるのが周辺だけに留まるのならば、この攻撃は突然のものとして認識されるはずだ。この襲撃者の使用武器と船内の構造をもとに拳銃の届く範囲まで意識を向け続けていたのならば身構える余裕はあるだろう。 不可視の男の射撃は、あなたがちょうど拳銃の射程距離――サブマシンガンの射程距離の半分以下ほど――に入った瞬間に始まる。サプレッサー付きのサブマシンガンによるフルオートの掃射だ。 すぐに殺せないにしても手傷は負わせてやろうという明確な意識のもと行われる、明確な殺意を伴った射撃はあなたの首より下を狙ったもの。しかし、攻撃を優先すると同時に男は不可視を解除するので、すぐさまあなたの視界に躍り出ることになるはずだ。 (-74) uni 2022/02/28(Mon) 15:44:18 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード襲撃を誰に行なったかを思えば、自分が狙われることは承知で。 ひと気のあるところではさほど警戒もしていないが、一人になれば油断のない様子が見て取れただろう。 とはいえ、気を張り続けているというのはアルレシャには無理な話だった。 そんなに余裕はない。常でさえも。 銃撃による掃射を受けるのは突然のこととして捉えた。 反射神経に優れた身体は、すぐに頭を庇うように腕を掲げ、そのまま身体を折り曲げて中心部を守った。足や腕に幾つか被弾しながらも、射出されるかのように勢いよく球の飛んでくる方向へ突っ込んだ。 まだアルレシャの手に武器はない。しかしそんなことはあてにならないというのは貴方もわかっているだろう。 今、邪魔だからまだ作り出していないというだけで。 腹部に向けての突進、突き飛ばしにかかる。成功してもしなくても、続け様に腰部位を狙った素早い回し蹴りを試みる。力はないので、当たったとしても肉体的な損傷はほぼないだろう。鋭い痛みがあるだけだ。 (-75) rustyhoney 2022/02/28(Mon) 16:08:56 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナード『「頑張ったぞ!」』 ……なんて、言える結果ではない。言う声も聞こえはしない。でも、耳に直接は届かなくても聞こえていたものがあるように。 「なんだいあれ!?俺も白兵派な上に体格差があってもこれだ!いくら無礼講だからと言って肉体強化はずるいぞ!?」 表には見えないが、そばに寄り添うなら貴方に無礼講で最初に貰った ドッグタグ を身につけてるのが、首筋にかかるその線を。そして辿れば服の内側にしまっていたのが見つかるだろう。かなり動き回るスタイルな上に……貴方からもらったこれを『汚したくないから』狩人としての役職の行動時はいつもそうしていた。 奇跡的──いや、 意図的にその形を保ったままだった。 これを守る為に己を疎かにする男でもない。だから『可能な範囲で』守って、その結果無事だったのだろう。皮肉にもドッグタグの本来の意味に近くなったが、俺はその感傷すら利用する。 「正直、戦ってほしいかというと心配だ。でもまあ……逆なら "俺もそうした" だろうから、引き止められないな。本気で無駄と思ってるならやめろ!俺の分の血を無駄に流すのは良くない! って俺が止めるのくらい、君ももうわかってるだろう?」それを止められるのは、"隣にいる人間"の権利だ。 本気で文句を言うなら、 この時こそ俺はここにいないとダメだったのに。 わかってる。だから、どうせ戦うなら。▽ (-76) poru 2022/02/28(Mon) 16:09:29 |
【秘】 迅雷風烈 ラサルハグ → 疾風迅雷 バーナードドッグタグに触れたのなら、或いは気付くかもしれない。その後ろに磁石のように 弾丸が一発 貼り付いていた。それは、貴方が触れれば今まで落ちないでいたのが不思議なくらいすんなりと貴方の手に落ちる。また触れた瞬間、一瞬痺れが通る。それはラサルハグ自身の雷の属性を付与した弾だ。一弾しか用意しなかったとも、できなかったとも言う。貴方が使うべき時に、使うべきだろう銃に装弾できるサイズで正しく用意されていた。 「君の好きに使うといい。耐え切れなくなったらこれで自殺にしてもいい。俺の要望は、既に君は触れてるだろうからね」 わざわざ服の内のドッグタグの裏に残した意味は、それ程探ってくれるなら、彼との戦いの参考に少しでもなるかと言うもの。 「まあどうせ言うなら、『おかえり』がいいかな」 その上で挑むのなら、自分の代わりに連れて行ってと渡せるものがなかったからだ。ドッグタグを貸し出すわけにもいかないだろう? あれは『俺の』為のものなんだから。 ──君の中に残る"俺"は、『ラサルハグならそう言う』と、話せない俺の代わりに、たった一部でも伝えてくれただろうか。 (-77) poru 2022/02/28(Mon) 16:11:06 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ あなたならば、 従僕との白兵戦を制したあなたならば 突っ込んで来るだろうと予測していた男は当然のようにあなたが迫る様を梔子色に鈍く映していた。風に吹かれた草木が揺れるように、踏まれた花が折れるように。あるいは池に落ちた石が沈むように、男の身体はあなたの突き飛ばしを前にして抗うことなく後方へ。そのしぐさで回し蹴りを回避している間にも射撃の手は止まらない。 弾さえ出せればいいのだ。弾道などいくらでも変えられる。 「――……」 ことばのないいきものが、何か歪な集合体のように、それでいて人間の身体という最低限のルールを基に突き動かされているようだった。戦闘スタイルと言えるほどの規則性も存在せずただあるがままに動かされている男の気配が、殺意と虚無で星の瞬きのごとく明滅する。 男の表情は、 常日頃通りの微笑み だ。蠢くいきものの放つ射撃は、弾切れを起こすか、あるいはあなたが銃撃を止めさせるまで止まることがないだろう。近かろうが遠かろうが穴を開ければ殺せるのだから。 (-79) uni 2022/02/28(Mon) 16:36:37 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ 男は当然寄り添うし、あなたの損傷を伺うのだから、あなたの首につけたドッグタグの存在に気付くのは必然と言えるだろう。ドッグタグ。個人識別に用いる身元確認のための認識票。あなたのつけるこれは、あなたが自分のものである証。体温のなくなった肉体の温度が僅かにでも残っていないか追い求めるように、するり、するりと引き出す。 無駄だと思っていてもやるしかない。無駄じゃないって思いたいから。やってみないと分からないから。それに、無駄だからで諦められるほどお前を軽く見ていない。言っただろ、 お前を本気で獲りに行く って。「――ッ、」 痺れとともに手中に転がり込んできた弾丸にも声を上げることができやしない。けれど、震える手はその一瞬の痺れにあなたを感じ取り逃すまいと強く食らいつき、結果として手中に強く弾丸を握り込むこととなった。 属性弾。あなたの用意したそれを見て嗚咽が止まらない。一度それを胸元に寄せて懐にしまい、その後は瞳を潤ませたまま淡々と調査及び対策へと移る。戦うために。獲物を横取りした狼を狩るために。 ……そうして調査を終え、蘇生装置が部屋に訪れる前には再度あなたの元へと戻る。お得意の外面を張り付けたまま、変わらぬ表情であなたの遺体へ再度触れた男はあなたのドッグタグに恭しく口付けを落として。 「いってきます」 やっぱりずっと声は出せないままだけど、それでも確かにそう告げて。それから静かに動き出したのだった。 (-83) uni 2022/02/28(Mon) 16:59:08 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 迅雷風烈 ラサルハグ/* ラサルハグ!!!!!!!!!!! PLがずっと号泣しております。ラサルハグ……ウゥ……ライ……案の定殺りに行ってきますわよ……アタイ頑張るからね……ラサルハグ…… (-84) uni 2022/02/28(Mon) 17:00:40 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード突き飛ばした感触、回し蹴りが空を切る感触。その間にも被弾箇所は増え、痛みは身体を蝕む。 痛い。まだ平気だ、まだやれる、まだ動ける。 ーーと、思ったのだが。 もし貴方が激昂しているなら、それを正当化するために目一杯抗ってやろうと思った。 もし貴方がそれすら楽しめるなら、思う存分相手をしようと思った。 もし貴方が悲しみに暮れているなら、その気晴らしになれただろう。 けれど、これは。 貴方にとって仇討ちは 心壊れた末の作業なんだろうと察した。 なら、できることは、してやるべきは。 「……覚悟が足りねぇんだよ、つまんねぇな」 頭を、胴体を守っていた体勢を崩す。 無防備にただ立って、貴方を、撃ち続けるその微笑みを見た。 幾らでも当てられる。好きなだけ的にして殺せるだろう。 作業なら、早く終わらせたほうがいい。 貴方にとって、これほど無駄な時間もないのだから。 (-92) rustyhoney 2022/02/28(Mon) 17:54:58 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ 激昂を持つことになると思っていた。悲しみに暮れるのだと思っていた。無礼講の序盤の己であれば、きっと楽しんでいたことだろうと思っていた。 『アイツを死なせる覚悟はないから』『耐えられなかろうが避けたくて仕方なかろうが発生するなら』―― ラサルハグを死なせる覚悟はないし 耐えられない 。あなたのもとで命乞いをした際に伝えた通りだ。そして、宣言通りに耐えられず壊れた。それだけの話だ。より正確にいうのならば、120年と少し前の意識に近しいものに戻り逃避している。 文句は言わない。何も言わない。いつも通りの微笑み以外には何もない。 なにもなくなるのならほしくなかった。 うそ。ずっとほしかった。やっとだいじょうぶになったのに。なくなっちゃった。 ……何もなかったはずだった。何も言わないはずだった。 撃ち続けていた手はあなたをまだ殺すに至っていないのに自然と止まる。サブマシンガンを力なく下ろして、ゆっくりとあなたへと近づく。 「どうして」 声に出したとも言い難い囁き。 「どうして」 何故手を止める。何故抵抗しない。何故お前がそんなことを言う。何故アイツを殺した。やっと形になった拙い声音で、殺意から解かれていく感情をないまぜにして問いかける。 あなたの行動の意図が理解できない。理解できないものは腹立たしい。腹立たしいと、腹立たしい奥の方で悲しくなる。上手く処理ができないままあなたを見つめている。 (-99) uni 2022/02/28(Mon) 19:01:57 |
【独】 疾風迅雷 バーナード/* クソ重感情(虚無)を投げかけてしまって申し訳なく思っているわ……ごめんねアルレシャPL様……でもあれだけ駄目耐えられないってしていたからこうもなるんじゃて…… これでもマイルドかつ女々しくない方向に調整してあります……あるんです…… (-101) uni 2022/02/28(Mon) 19:12:49 |
【秘】 憐憫聖贖 ナフ → 疾風迅雷 バーナード/* ハロー!広範囲ヌードル型加湿器様! バーナードの様子を ウキウキで 見に行きたいナフがいるのだけど、タイミングが難しそうだなと思ったものだから……もし程よいタイミングがあったら教えて欲しいわっていう先行予約に来たのだわ!それどころじゃなさそうだったら全然大丈夫よ!やりたいことを優先させて遊んで頂戴! 簡易メモをハラハラニマニマしながら見守ってるぴよぴよ(チャレンジ成功)より。 (-115) shingetsusou 2022/02/28(Mon) 21:22:25 |
【秘】 白昼夢 アルレシャ → 疾風迅雷 バーナード耐えられなさを、理解しきれていない。今尚そうだ。 壊れてしまうほどの情を、知らない。 ぼたぼたと廊下に血が落ちる。動き回った分、余計に。 力が抜けかける身体を真っ直ぐに保ちながら貴方を見ていた。 これほどにないチャンスで、どうして銃口を下ろしてしまうのか、わからない。 「俺が狼だから」 どうして、の問いは、なぜ襲撃をアイツにしたのか、という問いだと受け取った。 誰も彼も死にたくない中で、お前らだけ贔屓する狼なんて興醒めだろうが。……口にはしない。そういうものなのだと思っていればいい。 近寄ってきた貴方に向けて、軽く顎を上げた。首を晒す。 切り裂いてもいい。撃ち抜いてもいい。なんなら絞め殺すことだってできる。 「早く終わらせてアイツのとこ行ったら?」 時間、惜しいだろ。 死んで終わりじゃないこの場所じゃ、尚更。 (-118) rustyhoney 2022/02/28(Mon) 21:48:10 |
【秘】 疾風迅雷 バーナード → 白昼夢 アルレシャ「そう」 短い返答に対して短く返す納得。それもそうだ。そういうゲームなのだから仕方がない。そこはこの男とて理解しているのだ。理解しているのと受け入れられるのとは別というだけで。 「アルレシャ。お願い、叶えてくれて、ありがとう」 ――ラサルハグを殺すなら即殺にしろ、 己の従僕が抗ったことを咎めるものではない。寧ろ抵抗してでも生き延びようとした姿勢を好ましく思っているし、彼の遺体に対して労わる言葉を投げかけ ようとし たくらいには強く評価している。その上で、死因を見て、あなたができる限りで即殺を狙ってくれたのだろうと考えた。穴だらけの無残な死体にすることも可能だった、寧ろその方が襲撃として楽だっただろうにもかかわらず、彼があの姿で済んでいたのはあなたのおかげだろうと。 「ごめんね」 覚悟がなくて。つまらなくて。でも、だって、駄目なんだ。 懐に手を突っ込み、ひとつの弾丸を取り出す。表面を紫電が巡る雷の属性弾。彼の遺体から受け取った、あなたを穿つための雷。少し悩んでから、それを己の愛銃に装填する。サブマシンガンは床に投げ捨てた。 「ちゃんと戻るから。覚悟、ちゃんとして、面白い俺に戻るから、だから、」 銃口をあなたに向ける。一連の動作はどれも緩慢であるため、あなたならサブマシンガンを拾えるだろうし、それからこの男を殺すことも可能なはずだ。 (-125) uni 2022/02/28(Mon) 23:00:08 |
【秘】 泰然自若 シトゥラ → 疾風迅雷 バーナード「だろうなァ。僕だってこの前までのアンタの在り方はよくわからなかった」 シトゥラは水であり器だ。器とは是れと定められたものであり水はその器と寸分の違いなく注がれ満ちるものだ。 シトゥラは演じる必要がなかった。器も水も自由に姿を変え、ありのまま思うがままに居られたのだ。 罅が、入るまでは。 覆水は盆に返らない。漏れ落ちる水はただ広がっていく。不完全な器がこれ以上崩れないよう、シトゥラは押し込めるしかできない。 アンタの変化を、バーナードがバーナードらしく居られるようになった事を素直に喜ばしく思う。これは本当だ。 ―――積まれていく氷の重みに耐え切れず、悲鳴じみた音を立てて先に積もっていた華は割れていく。 「僕も特には何も。自殺する気はない。僕がしたかった事、そうした理由は全部先の呼び掛けの時に伝えている。後は各々がどう思ったかだ」 「……アンタはそれに乗って、僕の所に『遊び』に来た訳かァ」 (-127) sym 2022/02/28(Mon) 23:10:09 |
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