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【墓】 新人看守 ダビー 誰かからの連絡を受け取って、もう一度だけ笑って。 男は静かに扉を開けた。 部屋の外に出た彼は、いつも通り機械のような無表情。 (+0) もちぱい 2021/10/11(Mon) 21:07:49 |
【墓】 新人看守 ダビー「……は?」 処刑室に向かう途中で顔を上げる。警告音を耳にする。 「…………」 腰に下げた銃と刀を確認する。ニアの処刑を終えてからメンテナンスは行っていないが、すぐ壊れるようなものでもないから動くだろう。 「──」 男は看守だ。例え中身が腐り歪んで堕ちていたとしても、与えられた役割は最優先で全うする。今はまだこの立場を手放す気はないから。 殺気が、膨れ上がる。 (+2) もちぱい 2021/10/11(Mon) 21:15:54 |
ダビーは、感情を削ぎ落とした顔のままトレーニングルームへ全速力で向かうだろう。 (c1) もちぱい 2021/10/11(Mon) 21:29:58 |
【独】 新人看守 ダビーダビーが予想以上に考えさせられること多くなってて思考が停止しちゃっていたわ 動かないと しかしこれ、複数人に後味悪いこと言い放つ可能性があるから申し訳なくなっちゃうわね (-20) もちぱい 2021/10/11(Mon) 21:52:29 |
ダビーは、トレーニングルームの扉を蹴破った。 (c6) もちぱい 2021/10/11(Mon) 22:04:04 |
【墓】 新人看守 ダビー とある者に殺された直後であろうとも、全く気にせず強化された力を乗せてトレーニングルームの扉を蹴破った。 美しい風景にそぐわぬ轟音が響く。 「──《雨よ》」 同時に、血で満たされた容器を躊躇いなく握り潰す。 赤が舞う。 銃と刀は自分の得物であり、所持する力を高める増幅器でもある。 二度、周囲に見せた時よりも多く、そして鋭利な針へと形を変えて。 「殺せ」 躊躇いなく針の飛ぶ先をトレーニングルーム内にいる者たちへ。 殺意の雨は容赦なく降り注ぐだろうが、迎え撃つ者はこれを経験しているはずだ。直線的に飛んでいくことも、持っている力で容易く焼き焦がせることも。この挨拶代わりの血の雨は、雷を操る者であればエリアジャックを試みた二人を容易に守れるだろう。 (+7) もちぱい 2021/10/11(Mon) 22:05:55 |
【墓】 新人看守 ダビー/* 出会い頭の挨拶から「殺せ」と言うPCに平べったくなっている感度38000倍ドッコイ太郎です。 殺せとか言ってるし殺意満々ですが、ルヴァさんとアマノさんが死ぬのNGが出たら殺さないのでその時は連絡よろしくお願いします。連絡ないと多分殺します。助けてください。 (+8) もちぱい 2021/10/11(Mon) 22:08:54 |
【墓】 新人看守 ダビー>>33 アマノ 「……なあ。 ただ内側にあるものを話しただけで淘汰され、殺されることになった俺と。 こうして罪になり得るだろう行為を実際にやってのける貴様。 どちらが悪いんだ? 貴様のそれは、知性を守る為なのか?知性を守る為なら、何をしてもいいのか? ……ああ、守る為に貴様は罪を犯したものな。なら、いいのか。 俺が悪いことを話す事は駄目で、貴様が実際に傷をつける事はいいことなんだな」 「…………もう、俺にはよく分からないよ」 胸に湧いた疑問を呟く時だけは違った。 分からない事だらけで生き続けてきた欠落者の…… ……初めて浮かんだ、悲しみが浮かんでいた。 (+15) もちぱい 2021/10/11(Mon) 22:32:27 |
ダビーは、分からない。どうして胸がこんなにぐちゃぐちゃなのか、分からない。 (c17) もちぱい 2021/10/11(Mon) 22:42:18 |
ダビーは、分からないから……ただ役割を果たすことだけを、考えた。感情を、殺し直した。 (c22) もちぱい 2021/10/11(Mon) 22:43:06 |
【墓】 新人看守 ダビー>>45 アマノ 「…………そうだな。そうだった。裏で行われる工作でどんな人間も転げ落ちる。ああ、ただ指示に従い続けていた俺では気付けないはずだ」 男は最早眉一つ動かさない。その顔からは何も伺えない。 生まれて初めて、泣いて叫びたい"何か"が渦を巻くことすらも無視をした。 「見たいと言うのなら見せよう。 ただし、対価は貰っていく。その血、その命で払ってもらおうか」 男は武器の柄に手をかける。 その刀に刃は無かった。ただ、この期間中何度か見せた容器がくっ付いていることが分かるだろう。 「《刃》よ」 告げる。 男の声に呼応して、その容器に満たされた血は変化する。 根本から切先まで全てが 赤 に染まる刃。男の最後の得物が、姿を現す。 → (+20) もちぱい 2021/10/11(Mon) 23:09:23 |
【墓】 決闘者 ダビー「貴様からは色んなことを学んだ。その点は感謝しよう。 だが、共益関係はとうに崩れている。 アマノ、──この手で決着をつけよう」 1日目の夜、あなたはアマノと運命を分かち合いました。 あなたはアマノと運命の絆を結んでいます。 つまり、あなたは殺意満々なのです。 (+21) もちぱい 2021/10/11(Mon) 23:10:20 |
【墓】 新人看守 ダビー>>チャンドラ 戦闘態勢に移りながら、男は先輩看守を一瞥した。 「……チャンドラ様。俺は貴方の怒りを買ったと思いますが。 今は看守として、この企てを止める事にお力添えさせていただいてもよろしいですか?」 淡々と貴方に問いを投げるだろう。 (+22) もちぱい 2021/10/11(Mon) 23:16:21 |
【墓】 新人看守 ダビー 赤。 赤。 赤。 晴れ渡る青空は、澄んだ草原は、血の霧によって穢された。 空間を侵す霧は濃く、たちまち男の姿は掻き消えることだろう。霧は維持できても7秒ほど。すぐに元の光景に戻る。けれど、それくらいの時間があれば十分だった。 兎の魔法で決闘者は、霧に包まれた宙へ。 「──っ」 続いて、ガラスの割れる音。 その数五発。 霧の中を赤い銃弾が突き進む。狙うは対峙する相手の肩、胸、腹、両足。 ただ突っ立っているだけなら噛み付かれるだろうが、警戒して動くのならば避ける事は容易い筈だ。 (+26) もちぱい 2021/10/11(Mon) 23:53:44 |
ダビーは、先程の射線は……致命傷になるように (c51) もちぱい 2021/10/12(Tue) 0:29:29 |
【墓】 新人看守 ダビー>>73 >>74 アマノ 男はその胸に何を沈めていようとも、切り離した人を殺す術を振るい続けた。 放った弾丸の一つは、ルヴァに当たるように仕向けられていた。だから、首謀者を庇った貴方の腹を赤い花が食い破るだろう。 同時に放たれた神の裁きを思わせる雷撃。 模擬戦闘と同じ状況であれば、なす術なく空へ駆ける雷に焼かれ戦闘不能に追い込まれていた筈だ。放たれるまでの動作を見ただけで、男はそう確信した。ああ……やはり厄介な相手だ。 兎の魔法に願いを託す。雷撃を避けるように、物理法則を踏み躙りながら空を滑走する。 銃をホルスターへ。刀にカートリッジを再装填。もう一度刃を顕現させて、そのまま── 「チャンドラ様。援護を願えますか」 月に乞い願う。自分が相手の懐に飛び込めるよう援護を求める。 それだけを口にして、柄を握り直した。構える。間合いに入った瞬間振り抜けるように。 ──赤の流星は、月を信じて真っ直ぐ神へと堕ちていく。 (+27) もちぱい 2021/10/12(Tue) 0:46:47 |
【墓】 新人看守 ダビー>>93 アマノ 低い姿勢からの攻撃。ああ、これは……数日前に見た覚えがある。 "彼"も、同じように顎を狙っていた。 「……」 地を蹴って後ろへ。上半身を後ろへ傾ける。腕を畳んで、刀で防ごうと顔の前へ。 顎を砕かれることだけは防いだ。けれど貴方の反応速度がこちらを上回っていたならば、腕を掠めていたかもしれない。そうでなかったにせよ……雷光は、しっかりと看守に喰らい付く。 「……ッぐ、……、……ぅ」 視界が一瞬白く塗り潰され、そこからちかちかと明滅が続く。服の下にある体が熱い。きっと褐色の肌は焼けて爛れていることだろう。 「…………見たいなら見せようとは言ったが」 ようやく口を開く。 それでも戦う技術が染み付いた体は動き続ける。 後退しながらカートリッジを取り出す。銃はまだ撃てる。刀もまだ維持できる。では、それは何処へ? → (+32) もちぱい 2021/10/12(Tue) 1:48:23 |
【墓】 新人看守 ダビー 「俺の内側は、明かしたら排除しなければいけない程よくないものなんだろう、アマノ。それなら、見せる必要はあるか?」 それは言葉による攻撃でもなんでもない。ただ、思ったことを口にしただけだった。 話しながら、カートリッジを手放す。それは血を保存する以外の役割はないから、素直に地へと真っ逆さま。 男はそれを踏み砕いた。ブーツの下で赤が広がる。 「《杭よ》」 足元に広がる血溜まりに命じる。その刹那、血は貴方を貫こうとする無数の杭として勢いよく伸びていくだろう。 (+34) もちぱい 2021/10/12(Tue) 1:49:38 |
ダビーは、もう答えを見つけたいと思わない。もう認めてほしいと思わない。 (c55) もちぱい 2021/10/12(Tue) 1:50:53 |
【秘】 新人看守 ダビー → 叛逆者 ミズガネ「……気持ちよくなる、のは……っ、ミズガネだけでいい、から……っ、……ふ……ぅ……、」 必死さが滲んだ声音で、縋るように呟いた。 押し広げ、指を増やされ、受け入れる為に作り替えられていく間。男は堪えるように手で口元を覆っていただろう。愉悦を隠す時の癖ではなく、声を我慢する為の咄嗟の行動だった。 準備が整って、貴方の熱が少しずつ埋められていく。息が詰まる。直腸から腰へ、背筋を伝って脳の奥まで。甘い痺れが駆け抜ける。 「…………は、……、ぅ…………ミズガネ、気持ちいい、か……?」 圧迫感から逃げようと、浅い呼吸を繰り返す。その途中途中で男は必死に声を紡いで問いかけた。 素直な不安の色を、翡翠に宿して。 (-60) もちぱい 2021/10/12(Tue) 2:10:29 |
【墓】 新人看守 ダビー>>105 アマノ 「そうだな。気付かなかった。明かしたことがなかったから」 杭の間から表情を削ぎ落とした男の顔が覗く。無機質な翡翠は、静かに貴方を捉え、分析を始める。半端な傷では行動不能に持ち込めないのだろう。ターコイズの光の、その意志の強さを静かに理解する。 「でも、もういいんだ」 開幕で一本。刀の装填に一本。そして先程の杭で更に一本。血液を満たすカートリッジの予備は六本作成していたから、もう既に半分を使い切ってしまった。 それでも出し惜しみはしない。出来る相手じゃない。 もう一本、取り出して真上へ放る。 「思考すること自体が良くないなら、俺はそれを棄てる。 人が人として考えるがために存在する知性を。 人が人であるが故に抱き揺れる不安定な感情を。 人が人であるが故に願い進むために用いる意志を。 俺が一人でいる時……と、例外一つを除いて。俺は俺を殺そう。もう間違いを犯さないようにしよう」 銃を引き抜いて真上、カートリッジを撃ち抜く。 その血に命じるのは《雨》。開幕のものと同様、針となって貴方に降り注ぐ。 最初と違うのは、天から地にいる貴方へ注ぐ雨のほかに……真横から男の銃が立て続けに吠えていることだ。 (+38) もちぱい 2021/10/12(Tue) 2:50:53 |
【墓】 新人看守 ダビー「……ッ!」 血の雨を降らすその直前、己の先輩の姿を見た。 「……トラヴィス様……!?」 男の声に乱れが生じる。拳銃を握る手が横薙ぎに空を切る。 それは力の行使の中止を命じる合図だった。 針へと姿を変えたはずの血が、その役割を放棄する。 文字通りの血の雨が、真下にいる男を容赦なく濡らした。 二方向からの攻撃はルヴァによって阻まれた。 せめてものと、思考を切り替えた男はすぐさま再び拳銃の引き金に指をかける。赤い銃弾達は真っ直ぐ男へ。 (+39) もちぱい 2021/10/12(Tue) 2:57:50 |
【墓】 新人看守 ダビー>>114 アマノ 「何故捨てるだと?」 男は顔色を変えない。声色を変えない。 機械人形めいた様子のまま飛び退き、迎撃の姿勢に移る。 「楽だから」 銃が吠える。けれど紅色はターコイズと交わらない。弾丸では捕らえられないと理解して、再び銃を納めて刀を持ち直す……はずだったのだが。 ──多分、刀でも駄目だ。 「アマノ、勘違いしているようだから教えよう。 俺はただ、愛したいだけなんだ。ただ愛でたいだけなんだ。 傷をつけたい訳じゃない。壊したい訳じゃない。ただ、静かに愛するものを愛したいだけだった。 罪を犯してそちらに逃げる理由がないんだよ。少数の世界に行けば生きやすいかと思ったけど……そこでも受け入れられる訳じゃないというのは、もう学んだ」 刀すらも鞘にしまう。所持しているだけで得物は駆動し、男の能力操作を補助しているから決して無意味では無いのだが。得意な武器の使用を放棄したのは確かだ。 両手を空ける。拳を握って、構え直すけれど──男は貴方の一撃を、避けずに受け止めた。 「……ッ、げほッ、ゔ、ぇ…………、 …………アマノ、もういいよ。 もう、面倒で……疲れたんだ」 体に打ち込まれる拳を、両腕で絡め取ろうとする。もし叶うのなら、足と足の間に自分の足を割り込ませて動きをなるべく封じようとするだろう。 (+41) もちぱい 2021/10/12(Tue) 3:55:19 |
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