【墓】 厨房担当 那岐―― うさぎのじゃれ合いは続く ―― [同僚になって三年、仲が悪いわけではない。 たまには同僚同士で飲みに行くこともあれば、 大咲とも店のグループチャットで やりとりすることもあっただろう。 なんというか。 時折、彼女から感じていたのは。 背伸びをしたい妹のような。 どこかに必死さと焦燥が見え隠れしていたけれど。 複雑だと、珍しく素直に心情を吐露されれば。 おや、と数度瞬いて彼女を見つめた。 何の心境の変化があったのか。 数週間前に慌てて早退して以降の大咲は、>>3:+2 少し、雰囲気が柔らかくなったような気がする。] (+74) milkxxxx 2023/03/09(Thu) 21:50:44 |
【墓】 厨房担当 那岐まあ……、 俺にもできることとできないことがあるけど。 [大咲につられるように流した視線の先、 何やら店員の視線が新人のカクテルに集中しているが。 俺はあまりカクテルには詳しくないので。 そこは可愛い妹に頼るところ。**] (+77) milkxxxx 2023/03/09(Thu) 21:51:34 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (c12) milkxxxx 2023/03/09(Thu) 21:53:10 |
【墓】 厨房担当 那岐[二輪のバイクは四輪の車よりも バランスを取るのが難しい。 今は彼の足が支えているけれど。 叩かれた腰元に両手を回せば、自然と距離も近づいて。 背中に身を寄せて、これでいいかというように、 振り返る視線と目を見合わせた。 体格はあまり変わらないだろうか。 いや、背丈がある分、彼のほうが締まっているか。 肉付きは、俺のほうがいいかもしれないけれど。 ヘルメットを被った高野が前を向けば、 ゆっくりとバイクが走り出す。 風が、当たる。 そよぐ風が、強くなり、駆けるように。] (+80) milkxxxx 2023/03/09(Thu) 22:20:20 |
【墓】 厨房担当 那岐[時折、かかる声は前と後ろの距離と。 ヘルメットを被っているせいで少し大きい。 最高、と零す声に、静かに笑った。 同じように声を張ることはないけれど。 緑が増えてきた風景を抜けていく中で、 早咲きの桜を見つけたら。 コン、とヘルメット同士をぶつける。 腰に回した手を一瞬外して、桜の方を指せば。 彼も気づくだろうか。 そんな、やりとりを挟みながら。 見慣れない道路を進んでいく。*] (+81) milkxxxx 2023/03/09(Thu) 22:20:47 |
【墓】 厨房担当 那岐[やがて、辿り着いた目的地は話していたドライブイン。 スピードが緩やかに落ちていく。 腕を叩かれたなら、頷いて。 バイクを倒さないように 気をつけながら、足に地を着けた。 ヘルメットを脱げば塞がっていた耳が 解放されて外気にホッとする。 少し、癖づいた前髪を弄りながら。] 車や電車より、景色が近い感じがしますね。 ……あと、思ったより寒かった。 [後者は我慢できない程じゃないけれど、 そんな冗談も交えながら、固まった身体を伸ばす。] (+96) milkxxxx 2023/03/09(Thu) 23:34:30 |
【墓】 厨房担当 那岐[互いに。 溶けるような呟きは、風の中に消えていく。>>+100 俺がラジオを聞き始めた頃には、 既に彼がよくメディアに 駆り出されていた頃ではなかったから。>>0:25 深夜のラジオ。 パーソナリティとリスナー。 最初は顔も知らなかった声だけの存在。 こんなに身近なところで知り合うとは 思ってもいなかった"別世界の人"。 ファンという程には深くない。 彼がトレードカラーは今も根強く残っているけれど、 『帰ってきた』と言われる理由の原因を語られる頃には、 彼を知るには遅すぎた。 今も調べれば出るかもしれない情報を、 自らの手で調べることがないのは。 彼本人が、――そのことを語ることをしないから。] (+113) milkxxxx 2023/03/10(Fri) 1:07:02 |
【墓】 厨房担当 那岐ああ、身体で感じるから。 [好きな理由を耳にしたなら。 体験を元にすれば、理解できる気がした。 時期は選びそうだけれど。 声を立てて笑う様子に>>+101、双眸を緩めて頷く。 目的だったうどんは、 オーソドックスにきつねうどんにした。 厚揚げに染み込む薄い色のつゆは、 この辺りでは珍しく西寄りのものだろうか。 つゆを染み込ませるように沈めてから、 箸でつまんで齧れば、甘い味が口内に広がる。 麺は細打ち、添えられた青ネギを絡ませて。 二枚だけ添えられたかまぼこは、桜色。 この近くに温泉宿があることは知らなかったから、 行ってみたいですね、なんて相槌を打って。 自分で払うつもりだった会計を、 すっと先に伝票を取り上げられたから>>+102 帰りのガソリン代はこちらが払うつもり。] (+115) milkxxxx 2023/03/10(Fri) 1:09:07 |
【墓】 厨房担当 那岐[宣告通り、ドライブインを抜けた後は、 少し道が悪くなったのか、揺れるようになった。 落ちないようにと、また回す腕に力が籠もる。 道が別れていく度に、 後ろから追いかけてくる車や、 前に見えていたトラックが見えなくなっていく。 溢れ返る程の緑を抜けて、 少し視界が開けた場所に出たと思えば 砂利道で出来た駐車場だった。>>+111 申し訳ない程度の、自販機と公共トイレ。 木々の先には水の気配がする。 凝り固まった身体を伸ばしたら。 飲み物のリクエスト。] じゃあ、コーヒーを。 ……これくらいは自分で。 [今度は先手を打たれないように。 先にICカードを使おうか。] (+116) milkxxxx 2023/03/10(Fri) 1:09:18 |
【墓】 厨房担当 那岐[駐車場から少し歩けば、一面に湖が広がって。 さわさわと風と水が音を立てていた。 街から余り出ることがないから、 自然に触れるのは久しぶりなような気がする。 お気に入り、その言葉に振り返って笑って。] ……いいですね、空気が新しく感じる。 [目を閉じて、音を聞いたなら。 深く、鼻から吸い込んで、口から吐き出した。 風に流された蝶が眼の前を泳いでいくのを、 何気なく、視線で追いかけて。] (+117) milkxxxx 2023/03/10(Fri) 1:09:38 |
【墓】 厨房担当 那岐連れてきてくれて、ありがとうございます。 [彼だけの特別な場所。 踏み込むことを許されたなら、まずは感謝を。*] (+118) milkxxxx 2023/03/10(Fri) 1:09:49 |
厨房担当 那岐は、メモを貼った。 (c19) milkxxxx 2023/03/10(Fri) 1:16:22 |
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