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![]() | 【秘】 Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ → 法の下に イレネオ/* しまむらです。対応遅れてしまい申し訳ありません! こちらは家族が現状過去設定の都合により離散している状態のため、 同じく血縁関係は難しいかも……といった感じです。 ただ、名字が同じだということで話しかけるのはありそう〜と思いました。 真面目であまり広範な人間関係を築かないほうの方とお見受けしているので、 仕事面等やりやすくなるように気を回そうとはするかな……といった感じです。 勿論同年代の方のほうが話しやすいとかもあると思うので、 どういった受け取り方をするかは自由にしていただければ幸いです。 こちらお返事についてはお好きにしていただいて構いません。 よい村を〜…… (-532) redhaguki 2023/09/10(Sun) 20:54:14 |
![]() | 【人】 法の下に イレネオ>>141 ダヴィード 親がいないのだ、と、聞いたことはあっただろうか。 なくとも、ある程度察してはいるはず。端々に滲む貴方の生活に、貴方以外の人間の存在が垣間見えることはない。それはきっと、男が貴方を気にかける理由の一つだった。 「温かい飯って、どうしてあんなに美味いんだろうな。」 「冷たい飯がまずいってわけじゃないが。」 「お高い冷製パスタだとか冷製スープより、安くて熱いミネストローネの方が美味い。」 なら自分が作ってやろう。この男がそんな風に言うような人間なら、今頃貴方の素性にまで踏み込んでいたはずだ。 生憎そんなタイプではないから、話題は食事の温度に終始する。 「はは、まるでmicioだ。」 風呂が嫌だったと聞けば笑ったんだろう。草臥れた容姿も、一拍置いて威嚇するような態度も、そういえば、あの可愛らしく凶暴な獣によく似ていた気がした。 であるからには、自分が声をかけずとも、貴方はしぶとく生き抜いていたのだろう。とはいえ、人が生きるのは獣が生きるより容易く、困難だ。 「いいよ。店員に頼んで切ってもらおう。」 「飲み物も貰うか?」 #商店街 (162) rik_kr 2023/09/11(Mon) 1:24:25 |
![]() | 【人】 法の下に イレネオ>>143 黒眼鏡 寄越された賛辞は目を眇めて受け流した。貴方が指を折る度に、眉間に刻まれた皺は濃くなった。 冗談めいたその態度。 常であれば────それをするのが同僚や先輩、友人であれば、この男も笑って聞いただろう。背もたれに存分に体重を預け、顎を引いて視線は相手に。笑んだ目元でなんだよ、と口を開く。だが、今はそうしない。 貴方がマフィアだから。その一点で。 仕上げに「ジョーク」だと締め括られれば、また一層、口元が苦々しげに歪んだ。 「どうだか。」 「偽証は罪だ。お前たちの特技だろう。」 マフィアの多くは、表向きの仕事で繕って社会に溶け込む。 貴方もそうであると知っている。 #教会 (163) rik_kr 2023/09/11(Mon) 1:54:41 |
![]() | 【人】 法の下に イレネオ>>164 黒眼鏡 たん。 たん。たん。たん。 革靴の底が教会の床を叩く。 響くほどの音ではない。それでも、苛立ちを隠せなくなっている証拠。 しかし零れたのは乾いた笑みだ。座っている貴方と立っているこの男であれば、当然こちらの目線が高い。自然に、且つ強調するように、見下ろして笑う。 「マフィアが法を語るか。まるで口上だな。」 「隠したいことがあるほど口数は増える。そうだろ。」 いつもの決めつけ。 プラスして青い勘。 「やけに囀るな。」 職場の年配には決してしない言葉遣い。 さされた指は腹立たしい。だがわざわざ避けるのも子どもくさくて腹立たしい。間をとって、目を逸らすに留めた。 窮した返答はしない。それだって、十分に子どもくさいのだが。 #教会 (175) rik_kr 2023/09/11(Mon) 13:44:23 |
![]() | 【人】 法の下に イレネオ>>166 ダヴィード 「言えてる。」 今のところ、貴方は思春期の少年だ。 その年頃特有の気の迷いや不安で、誰かとぶつかったり、やさぐれたことをしたりする。一過性の放浪者。 男にとっての貴方は、そうだった。或いは、そうであってほしいと思っているのだろう。だから、それ以上のことがない。 「はは。」 機嫌がよさそうな笑い声がまた零れた。 この国の人間らしく身内好きな男だ。それでいて、休日を休日にすることが苦手な男だった。誰とも会わないはずの日に、知り合いに出会えたのは、やはり幸運なことだったのだろう。 無骨な手が貴方の髪を乱して去った。 「そうだな。お前は人間の方が向いてる。」 猫はそんな風にお強請り上手でもないし、と。 ペットとして飼うならいざ知らず、男が知るそれは野生の、それとも捨てられたものだけだったので。 #商店街 (176) rik_kr 2023/09/11(Mon) 13:56:54 |
![]() | 【秘】 法の下に イレネオ → Isp. Sup. s. U.P.S. ヴィンセンツィオ/* ありがとうございます。了解しました。 元々身内には甘い男で、且つ上を立てる気質でもありますから、気にかけてくれるヴィンセンツィオさんのことは尊敬・信頼しているかと思います。 悪人の捕縛に積極的で、やや強引な手段を取ろうとすることもありますので、諌められたこともあるかもしれません。 しまむらさんも良い村を! (-550) rik_kr 2023/09/11(Mon) 14:04:34 |
![]() | 【人】 法の下に イレネオ>>177 黒眼鏡 互いに隠すことでもないのだろう。向ける感情の色。今この瞬間のご機嫌の具合。腹の中に抱えた何かの、ほんの先端だけはむしろ覗かせる。 貴方にとってはきっと余裕の表れで、こちらはその逆。まさに未熟さの表れだ。 であるのに、蛮勇。噛み付こうとするのをやめない。 「お前たちの」 「そういうところが嫌いだ。浅ましい。」 視線が戻る。貴方の指は収められていただろうか。未だに突きつけられたままなら、やはり不快そうな渋面を作る。 「……」 聞いたって答えない癖に。そういう沈黙。 生憎実直で、駆け引きは苦手なたちだ。まさか馬鹿正直に「自分がマフィアだと白状しろ」なんて言えるわけもない。それに、自白だけで証拠がなくては意味がない。 「聞けば答えるのか。」 「なら聞く。次の取引はいつだ。」 それでも、そう言われたなら乗るのが道理というもの。 口を開けて、閉じる。やけに鋭い犬歯は、貴方の目に映っただろうか。 #教会 (179) rik_kr 2023/09/11(Mon) 17:31:38 |
![]() | 【秘】 法の下に イレネオ → 黒眼鏡静かな教会の中で響かないようにするには、それなりの近さが必要だ。 声を潜めて身を屈める。貴方の耳元に口を寄せる。その程度で狼狽える相手でもないとわかっている。 「この辺りの若者の間で麻薬が回ってる。」 「お前の仕事か。」 そうして質問を重ねた。何か、の数は指定されなかったからだ。 こういうところが妙に強欲で、傲慢で、豪胆だった。 マフィアは嘘つきだ、貴方はマフィアだ、さもありなん、証明完了。そういう風に筋立てるくせに、この男は変なところで素直だった。 すい、と視線をサングラスの奥へ。二重のレンズ越しに、目が合うだろうか。 #教会 (-561) rik_kr 2023/09/11(Mon) 17:32:15 |
![]() | 【人】 法の下に イレネオ>>180 ダヴィード であれば、そのままでいてほしいと思う。 醜いことや後暗いことは知らず、なるべく穏当に大人になってほしいと思う。 それは年長者が若者に押し付ける、身勝手で当然の願いだった。それでも、口にして押し付けることはない。立場的にも、距離的にも、性格的にも。 頭頂に浮いた一束だけ軽く払ってやろう。あとは任せて、会計を済ませる。受け取ろうとした紙袋は、横から伸びた手に攫われて行った。 木のそばにあるベンチに腰を下ろせば、ちょうど木陰になっていた。 秋口の穏やかさのおかげで、日陰でも肌寒さは感じない。今が一番ピクニックにはいい時期だろう。これから徐々に冷え込んで冬が来る。 「ほら。お前の分。」 パニーニの片方を手渡して。 「ああ、先にこっちがいいか。」 どちらでも大差ないだろうに、妙な気遣いをして寄越した。もう片手ではフレーバーウォーターを一度に掴んで置いてしまおう。 #商店街 (183) rik_kr 2023/09/11(Mon) 18:55:39 |
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