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【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友誰も読まないと思ってたって、トモ君言ってたよね。 たぶん、私もこの本を読まない大勢のうちの一人だったよ。 あの日、トモ君がこの本を取ったから、 私も読み始めたんだもん。 ううん、影だけじゃ読まなかったかな。 怖いし、絵が一枚も無いし。 だけど、トモ君とやりとりしているうちに、 トモ君がどこかでこの本を読んでて、 ちょっと笑ったり、寂しがったり、 本から広がる世界を眺めてる姿を想像したら、 なんかここまで読めちゃった。 (-83) kumiwacake 2020/10/03(Sat) 19:52:59 |
【独】 二年生 早乙女 菜月[トモ君は覚えてるかな。 『この本を読み終えた時に、 「好き」って思ってもらえたら嬉しい』 って言ったこと。 多分ね、そうなると思うよ。 でも今は、読み終えちゃうのを想像しただけで、「寂しい」かな。 きっとそれは、「すっごく好き」ってことなんだろうけど。] (-82) kumiwacake 2020/10/03(Sat) 19:53:41 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友 (-84) kumiwacake 2020/10/03(Sat) 19:54:12 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[ニュースを見るたびに、チョコの包みをはがすたびに、 本を思い出す。 トモ君のことを思い出す。 トモ君もそうだったら嬉しいな……なんて、 トモ君の感情を確認したがって、 他愛のない話題に逃げた。 トモ君は「話す前に逃げ出したくない」って言ってくれたのに。 だって、こんなに楽しくおしゃべりできてるんだもん。 どこにいるのか、はっきり確認するのが怖いんだもん。 だけど知りたくて、探りを入れるようなやり方で、 トモ君の世界を知ろうとする。 時間は有限なのに。 少しずつ、日が沈んでいく。 私たちの影の、輪郭が曖昧になる。 真っ暗になっちゃったら、トモ君を見つける術はない。 マツムシが、夜の帳を連れてきた。]** (+11) kumiwacake 2020/10/03(Sat) 19:55:02 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月 あー俺も影なんだ…… まあ俺だけ丸見えでも すっげ恥ずかしいんだけどさ。 あ、俺名前だけじゃなくって キャラも陽キャぶってたから ●菜月の気持ちも、わかるよ。 彼女もいた事ないし、バスケ部でもない。 どう?俺のが嘘つきでしょ。 [下手くそなVサインを書き添えて。 菜月。なつき。 影は俺と同じくらいの背丈か。 女の子らしさを気にするところとか、 そのままで可愛いより、ずっと可愛い。 ……なんて、言えやしないけどさ。] (-90) シュレッダー 2020/10/03(Sat) 23:03:39 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月 この話、少し怖いよね。 意味がわかると怖い話、みたいな。 この太郎くん突然死んじゃうし 少年の正体、よく分からないし。 [音もなく、宵闇迫る図書館の中 まるで追いすがるみたいな菜月の言葉に 俺はそっと口角を上げる。 例え本当は興味がなかったとしても 俺が一等好きなこの本を 菜月が愛してくれたなら嬉しいし、 楽しかったのが俺との会話なら、尚更。 俺だって他愛ない会話なんか したこと無かった……菜月と話すまで。 菜月が返事をしてくれなかったら 俺はクラスメイトにすら話しかけられなかった。] (-91) シュレッダー 2020/10/03(Sat) 23:06:07 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月でもね。 怖い話かもしれないけど…… [窓の外から、菜月より大きな 夜の魔王が影を落とす。] 俺、今この話が、なんていうか…… 一番しっくりくる、かな。 (-92) シュレッダー 2020/10/03(Sat) 23:11:55 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月 今姿は見えなくても、菜月と過ごせた時間 俺にはすごく大事なものだった。 菜月のお陰で世界が広がって、 話しかけられなかったクラスメイトにも 自分から話しかけられたり…… ううん、それだけじゃなくて 菜月の書いてくれる感想とか、絵とか 菜月の感性に触れたら、 世界は何処までも広く見えて…… 今隣にいても触れられないのが すごく辛くて、 悲しい。 (-93) シュレッダー 2020/10/03(Sat) 23:19:32 |
【秘】 二年生 小林 友 → 二年生 早乙女 菜月─────…………菜月となら、 『金の輪』ふたつを 分けてあってしまいたいくらいに。 (-94) シュレッダー 2020/10/03(Sat) 23:26:04 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* >> ─────…………菜月となら、 >> 『金の輪』ふたつを >> 分けてあってしまいたいくらいに。 これ何回見てもやばいでしょ…… (-105) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 7:47:36 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* >>窓の外から、 菜月より大きな が夜の魔王 影を落とす。] あーこれもすっき 私の語彙力からは出てこないやつや 大きいナツキをちゃんと大きく表現してくれてるのも最高 (-106) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 8:26:41 |
【独】 二年生 早乙女 菜月/* シャーリエ リフルの シャーリエ・枕にちゅ リフル・湿るわよぉ が容赦と情緒なくて笑う好き🤣 (-108) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 8:37:32 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友そうなの!? 友君どこにいるんだって、バスケ部にそわそわしてたのに! だけど、元カノが居ないのはなんかうれしいな。 (-111) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 9:57:39 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[書きかけた言葉は、心の中にしまったまま。 口やSNSだと勢いで言ってしまっても、 手書きの文字だと考えこめる。 勢いで、伝えちゃえればよかったのに。] (+15) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 9:57:53 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友私は名前以外うそついてないぞ! 隠し事はちょっとあるけど。 部活で筋肉つけまくって、気が付けばゴリラ扱いよ! 友君、身長同じぐらいだよね。たぶん体重私の方があるし、 この本借りた時も、「破るなよ」って釘刺された! 子供のころは毎日食べた卵は4ダース、 でも今じゃ60個も食べて筋肉はモリモリ。これはうそ。 [私たちは嘘をついた。 自分の嫌いなところを隠して、 憧れでコーティングしたのは、 友君と喋りたかったから。 友君の世界にも、早乙女菜月はいるだろうか。 うるさいし、前髪ないし、 筋肉モリモリだし、自分って言うし、 思ってたのと違うって、がっかりされるかな。 それでも、「菜月」と書かれる文字が こんなにうれしいなんて。 生身の私のことを伝えて、 結果嫌われてしまったって、仕方がない。 嘘の自分を好かれる辛さは、 友君の書く「アキナ」からたくさん教わった。] (-112) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:22:36 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月クラスメイトに声をかけたの、頑張ったね…… [聞こえないのは分かっていても、自分の声も使う。 多分、私は友君にとって、苦手な人種。 クラスに一人や二人いる、物静かな子たち。 そういう子から、私は怖がられる。 話しかけても目を逸らされて、 一刻も早く会話を切り上げたい、 そんな意志をひしひしと感じる。 だから、友君がクラスメイトに話しかけるとき、 どれだけ勇気を振り絞ったかは、 想像できる気がした。] (+16) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:23:20 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[友君の言葉は、どんなに温かい言葉も、 消 えてしまう。フリクションのコバルトブルーを、 黒板みたいに書いては消してを繰り返したから、 紙面はすっかり毛羽だって、よれよれで、 青いインクは染み込んで、少しずつ消えなくなっていく。 SNSだったら履歴が残るのに。 便箋がたくさんあったら、本だってできるのに。 神様が与えてくれたのは、たった一枚のダサい便箋で、 友君からもらった言葉がどんなにうれしくても、 形には残らない。 せめて黒板みたいに頑丈だったら、 ずっとやりとりができたのに、 本当に、神様は残酷だ。 それでも、限られた条件の中でも、 私が臨む景色を、見せてあげられてたかな。] (+17) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:26:02 |
【墓】 二年生 早乙女 菜月[私はわざと大げさに口元を抑えて、 笑顔を伝えようとする。 表情が見えなくたって、ボディランゲージなら見えるよね。] (+19) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:28:20 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友金の輪を分け合うと死んじゃいそうだから、 実際にはできないけど。 友君とは、例えば、 美味しいコーヒーを半分こしたり、 イヤホンを半分こして好きな音楽を共有したり、 手を繋いで体温を分け合いながら 帰ったりしたいって、思うかな。 ああ、それも実際にはできないのか。 ねえ、友君、 [手元がかすんで、うまく見えない。 シャーペンの芯は、夜の暗がりに同化していく。 だけど、あとで、明るいところで見てくれればいい。] (-114) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:29:22 |
【秘】 二年生 早乙女 菜月 → 二年生 小林 友[手元がかすんで、うまく見えない。 シャーペンの芯は、夜の暗がりに同化していく。 だけど、あとで、明るいところで見てくれればいい。] 明日もまた、同じ時間に会おうよ。 (-115) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:30:22 |
【置】 二年生 早乙女 菜月 『 それから後も、やさしい星だけは、 下の世界をずっと見守っていました。 ── 「ある夜の星たちの話」 』 (L2) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:32:20 公開: 2020/10/04(Sun) 10:35:00 |
【人】 二年生 早乙女 菜月「うわ!?」 [パチっと音がして、図書室の中が明るくなる。 文庫本を胸に抱いたまま振り返ると、ドン引きした司書の先生と目が合う。 「電気もつけずに何してんだ早乙女。もう下校時刻過ぎてるぞ、帰れ帰れ。あとそこ座るの禁止の椅子だから」] あ……はい [感染症対策で、座れる場所はかなり減った。椅子の半分には赤いテープでバッテンが貼られているし、机も同じ。 さっきまでこんなのなかったのに。 延長手続きを済ませて廊下に出る。 廊下から外を見たら、チア部の横断幕>>0:23がはためいていた。 中庭の明かりに照らされて、かろうじて読める。 銅賞の文字が一瞬霞んで、優賞、と書かれているように見えたのは>>1:43、暗さで目がバグったんだろう。]* (25) kumiwacake 2020/10/04(Sun) 10:33:58 |
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