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【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント待っても、待っても。貴方の声はない。 「……………フィル、」 不安げに名を呼んで、速くなる鼓動に胸を押さえた。 ここに来る前、スコップを手にしていた。 それは今はこの手にないから、金属音も止んでいて。 先日の会話が、脳裏に過ぎり。……。 漏れる吐息は震えている。それを理解するものはいないけど。 唇を噛み締めて、何かに耐えるように眉根を寄せて。 扉の取っ手に、手をかけた。鍵は……空いているのだろうか。 (-170) sinorit 2022/07/23(Sat) 1:58:44 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*鍵はかかっていませんでした。 *以前来た時のように。 *きっと電球の彼は、ずっとそうしていたのでしょう。 *扉は、何の抵抗もなく開きます。 *扉を開けば、読書をしていた机が、すぐにでも見えるでしょう。 *そこに突っ伏している、彼の姿も。 (-171) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 2:02:55 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント手をかけた取っ手を引く。 前の時とは違って、扉は大きく開いた。 見えた姿は、眠っているようにも見えて。 明かりが消えているならば、手探りに電気をつけ。 1歩。また、1歩。 ──赤く染まる背と、万年筆と。 それから……1枚のメモを見つけた。 (-172) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:16:25 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*部屋の明かりも、電球の彼の明かりも灯っておらず。 *血に染まる背は、止め処無く溢れ出る鮮血で染まっていて。 *電球の彼の明かりは、もう二度と灯らない事が、否応にも理解できるでしょう。 (-173) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 2:20:27 |
【墓】 電球 フィラメント>>+37 「あくまで可能性ですがね」 「しかし、普段通りに過ごしていて、衝動的に主さんを殺してしまう……なんて、少し無理がある話でしょう?」 「日常に入り込んできた異質は、あのお客様だけでしたから」 *だからこそ、あれがきっと原因なのではないだろうか、と。 *電球の彼は、そう言いました。 *人差し指を掴む手を、中指で挟んで。 * じゃんけんならば勝利でした。 「主さんとお客様は、何かを話していた」 「それを……館の誰かが偶然聞いてしまった」 「それが、原因。――なんて、ただの想像でしかありませんが」 「妥当な感じ、しません?」 「色々な状況と照らし合わせて、ね」 (+39) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 2:32:17 |
【秘】 命灯癒光 リーディエ → 電球 フィラメント真っ赤に染まった背に縋るように呟いた。 それは本当に小さくて、ノルにはきっと聞こえない。 「……またって、約束したのに」 この約束が奇跡を起こせばいいなって。 今度はちゃんと、笑顔を見せれるといいなって。 そう思っていたのに。……もう何も、叶わない。 「置いてかないで………………、」 叫ぶ言葉はまるで冷静さを含んでいないように見えただろうけど。 涙を流さずに耐えて、今の状況の理解に努めた。 視線は、万年筆。赤く濡れたそれに向けられた。 貴方の言葉、忘れないわ。忘れないから……。 (-176) sinorit 2022/07/23(Sat) 2:54:45 |
【秘】 電球 フィラメント → 命灯癒光 リーディエ*視線を向けた万年筆のペン先には、赤い赤い血が塗れていました。 *が、気付いたでしょうか。 *万年筆のペン先と、電球の彼の背中の傷口は、形が一致していないのです。 *どうしてこんなものが落ちているのでしょうか。 *これを残したのは、犯人でしょうか、それとも――。 (-178) kurohoshi 2022/07/23(Sat) 3:14:16 |
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