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【人】 上原 隆司[本屋から出た後、2人は店の裏手で少しだけ話して、その場を去って家に向かうことになった。 歩き出すときには手を繋いで、いつものように歩調を合わせていた] そんな先でいいのか? ジャズバーも行ってみたいんだったろ。 仕事帰りでも付き合うぞ。 [デートの申し出には微笑みながら、矢川が持ち出した約束事について話す。 店の裏から出てきたとき、ストーカーは周囲にいたのだろうか]** (99) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 18:42:42 |
【秘】 矢川 蛍 → 上原 隆司 その理屈だと、……私は遊びに行けちゃいますね。 [なんて。まだ、行かないけど。 にぎ、にぎ、彼の手を握る手の力を抜いたり込めたり。] (-36) 般若湯 2021/03/04(Thu) 19:38:09 |
【鳴】 上原 隆司[>>=31甘やかしている部分があるのは確かだろう。 上原にとって矢川は年下の女の子。素直に甘えてくる無防備さも相まって、すっかり放っておけない人になっている。 連絡については上原も頷いた] ああ、無事着いたか気になるしな。 一言ずつでも連絡もらえると安心できそうだ。 すぐには返信できないかもしれないが……。 [LINEはあるが上原はマメなやりとりはしないほうで、返信が必要と思わなければ放置になりがちだった。 それでも既読はつくだろうし、たまにスタンプが送られていくかもしれない] 取材帰りに少しだけ会うとかできるかもな。 部活終わるのは何時くらいだ? [帰りが退社時刻と近くて、矢川の帰りが遅くなっても大丈夫そうなら、案外と会える日は多いのかもしれない] (=34) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 20:16:35 |
【秘】 上原 隆司 → 矢川 蛍[手の力を抜いたり込めたりされて気になって、上原は矢川の表情を窺った] ……そうなるな。 ストーカーがついて来なけりゃいいが……。 匿える場所にならなくなると、ちょっとな。 [家に来られることで上原が一番気がかりなのは、矢川の安全地帯が減ることだった。 そのことさえ除けば、いつか矢川が家に来ることに抵抗は無かった] (-37) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 20:17:07 |
【人】 上原 隆司[>>100水族館の閉館時間は上原の思考からは完全に漏れていたことだった] あー、そうだったか。 俺が有給とってもいいが、 春休みももうすぐだもんな。 [上原は話しながらそれとなく背後を窺ってみたが、矢川に不安を抱かせないようにと思うとしっかり見回すわけにもいかなかった。 その範囲では不審者はいないように見えた] 自分が行きたくて行くものは、 やっぱ自力で払いたいよな。 俺は夜の予定はあまり入れないし、 次の日半休取る手もあるし。 蛍の都合に合わせられると思う。 いつがいい? [手を繋いで歩く間、デートの具体的な計画が出来始めて、上原は少しだけ心が弾むのを感じていた。 誰かと予定を合わせてどこかに出かけるなんて、久しくしていないことだった]** (101) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 20:18:34 |
【鳴】 上原 隆司 17時か……。 俺は定時上がりで18時だからなあ。 仕事のある日は難しいかね……。 [部活が遅くなる日なら、無理なく一緒に夕食なんてこともあるのかもしれない。 それでも基本は上原の休日が中心になるだろうか。 目が合ったときに矢川が真っ赤になったことに驚いて、つられたように上原もわずかに顔を赤らめた] (=36) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 21:12:58 |
【人】 上原 隆司 ん、来週の金曜だな。定時で上がらないとだな。 次の日は午前休みとっとくよ。 そうすれば夜遅くなっても心配いらない。 [土日は取材が入りやすいが、午前になることは少なかった。だから上原は午前だけなら土日も休みやすいのだった。 日程がはっきりすると楽しいのは上原も同じで、それが表情にも表れていた] (103) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 21:15:26 |
【人】 上原 隆司[家までたどり着いて、矢川に手を両手で握り締められて、その行動にとても想いが込められている気がして。 さすがに鼓動が強まったところで、その手を頬に当てられる。 上原は思わず矢川の唇に指を触れたくなって、それを耐えながら彼女の頬に手のひらを沿わせていた] ああ、またな。 連絡待ってる。 [矢川の声で我に帰って、そっと手のひらを離れさせた。その手で彼女の頭を軽く撫でて、微笑んで手を振って背を向けた] (104) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 21:15:57 |
【人】 上原 隆司[帰り道、上原は辺りを見回した。 ストーカーが近くに潜んでいやしないかと。 自分の自宅までついてこられるのはさすがに避けたくて、たびたび後ろを警戒することになった。 いないならいないで、矢川の身を案じることになるのだが。 特別なことが起きなければ、次の水曜と木曜にまた登下校に付き合うことになるだろうか。 それが必要がなければ、次の金曜日までは連絡を取り合いながら各自で過ごすことになるのだろう]** (105) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 21:16:30 |
【独】 上原 隆司/* 緑と表の使い分け難しいね!(雰囲気です) 適度に時間進めていいのよのメッセージが伝わるのを祈っている (-38) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 21:17:44 |
【人】 上原 隆司[帰りにストーカーの姿を見かけることはなかった。>>106 矢川の家の付近に潜んでいないかと心配はしたものの、自宅には帰らなくてはならない。 それでその日はいつも通りの夕食にする予定で、買い物をしに行って、卵焼きのことを思い出した。>>78 惣菜のついでに生卵少量パックとしらす干しを買って帰り、母親の卵焼きを思い出して作ってみたところ、食べられるものは無事できたのだが。 なんとなく、どこかが違う。 親の味を引き継ぐのは難しいことなのかもしれない。 そして買ってきたものと、自力で作ったものと、人が作ってくれたもののありがたみの差も実感することになって、上原は矢川に作ってもらったお弁当が早速恋しくなったのだった] (109) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 22:35:34 |
【人】 上原 隆司[月曜日。 下校時のメッセージが届いたときにちょうど社外にいて、「少しだけ会わないか」と返信したことがあった。 学校から近い場所で待ち合わせられそうだった。 水曜日まで待てば会えるのだけど、その前に声をかけたのは、数日連続で会っていたあと会えなくなったからだろうか。 上原が矢川の顔を見たいと思うは、安否を確認したいだけではないのだろう。 >>108呟きを聞いたのは、そのときだった] 今みたいな感じでよけりゃ、 仕事の日でもたまに会えると思う。 [微笑んでそう返して、頭を撫でて別れることになった。 もしかしたら食べたいものも聞かれただろうか>>107。そのときには自分の母親が作っていた卵焼きの話をしただろう。 そうして水木は請われるままに登下校に付き合うのだった。頼まれたからというだけでない。上原もそうしたかったから、応じることに苦がなかったのだ]** (111) Siro_neri 2021/03/04(Thu) 22:37:06 |
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