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【赤】 浅見 律「性癖を開拓されてるのは 先生の方じゃないですか?」 馬鹿にしたような笑いを浮かべながら 耳をくすぐるように撫でて、 首筋へとなぞり下ろし、さらに下へ。 胸までたどり着いた指先は その先端を弄ぶようにくるくると撫でて。 爪を立てて軽くひっかいたあと、 労わるように優しく口づけを落とす。 束ねていない髪がさらりと垂れて あなたの肌にあたった。 (*58) alice0327 2022/12/19(Mon) 3:22:34 |
【赤】 浅見 律「……だって、もう反応してる。」 秘部を擦りつけるのをやめて 身体の位置をずらすと、 いつかあなたに教わったように 両手で包み込むように握って。 あなたを見つめながら、 握ったものの先を舌を出して舐めると、 果ててしまわない程度に、 刺激を与えようと手を動かし始めた。 (*59) alice0327 2022/12/19(Mon) 3:23:50 |
【赤】 浅見 律 悦ばせ方を仕込んだのはあなただけど。 他の人にも奉仕をしていた今となっては あなたの知っている手つきと 少し、変わっていたかもしれない。* (*60) alice0327 2022/12/19(Mon) 3:24:06 |
【赤】 入江 修浅見の親に連絡をした時に 親が俺に対して言ってきたのは うちのがすみませんという棘のある言葉だ。 子、と呼ぶことすらしないのか。 あの日から何度も続いた無断欠席も あの親は気にも止めやしない。 携帯も持たない浅見は 文字通り闇夜の中へと消えていった。 (*61) 西 2022/12/20(Tue) 17:50:34 |
【赤】 入江 修「はっ。他のオス共は リップサービスのやり方までは 教えてくれなかったのか。」 リップサービスは本来相手に悟らせないが 半端な男じゃできるわけもない。 俺以外に教えられるやつもいなくて 極端に腕だけ磨かれたその醜態は 人に恵まれなかったやつの哀れさそのものだ。 (*62) 西 2022/12/20(Tue) 17:52:48 |
【赤】 入江 修捨てられたと思った浅見は 地べたを這いつくばりながら ゴミ捨て場に流れ着いて 壊れたまま今此処に戻ってきている。 言葉の裏は知らないくせに 人間の裏側だけはよく知ったらしい。 「喚かせられるぐらいやってから言えよ。」 身体の主張とは裏腹に。 見下ろす浅見に向かって吐き捨てると 布越しに与えられる柔らかな感触に 俺は思わず顔を顰めていた。 (*63) 西 2022/12/20(Tue) 17:53:40 |
【赤】 入江 修「そんな、わけ…ねぇだろ…」 嘲笑う浅見を思わず睨んで。 だが検めるような唇と 弄ぶような指先に身体が震えてしまう。 触れる髪先が 女豹という嫌な意味で 浅見をいい女に仕立て上げていた。 (*64) 西 2022/12/20(Tue) 17:54:30 |
【赤】 入江 修その言葉に説得力がないことは 浅見も分かっているらしく。 こっちが崩れるのを待ち侘びているのか、 両手で包み込まれ舌先をあてる仕草を まるで見せつけるようにやってくる。 自分の女としての良さを自覚してなきゃ できないやり方だ。 手つきもそうだが、それ以上に 立ち振る舞いや空気が変わっていた。 (*65) 西 2022/12/20(Tue) 17:55:34 |
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