![人狼物語 三日月国](./img/mptitle_prov_v0.jpg)
180 【R15RP村】月影のさやけさ、 秘めたる願い
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![](./img/okamigakuen/95_C.png) | ── 病室にて・かなちゃん ── あたしはかなちゃんの話を聞いている。 >>678 かなちゃんは本心を伝えてくれたんだ その言葉を聴けば、 あたしはホッとした表情を見せただろう 悲しませた、苦しませた、 そんな言葉には曖昧に微笑んでおいた …そうだね。 もう傷ついてないよ。 そういう風に伝わればいいと思った それをかなちゃんが願うなら。 それでかなちゃんが楽になるなら。 (685) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:29:52 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) | そんな風に考えたあたしの見立ては 正しかったのかどうかすらわからない。 (686) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:30:05 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | かなちゃんは言葉を選ぶ。 選んだ結果、上手く言えなかったみたいで それも、かなちゃんらしいな、とあたしは思う >>684 かわいいかわいい幼馴染。 ごめんなさい、で言葉を締めるかなちゃんに あたしは首を横に振る。 「 あのね。 三日間のことも、 そこで何があったのかも、聞かない。 でも、かなちゃんのゆめが叶ったら あたしも一緒にお祝いさせてほしい。 応援してるよ。かなちゃん。 」 今のあたしにできるのは、それだけ。 一緒に夢を見るくらい許されるでしょう?って >>0:542 きっと。いつもの未國聖奈の顔ができているはず。* (687) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:30:42 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* なんか急にモテてる(錯覚)!まってね順番に返させろ(??? (-1170) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 20:45:16 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | ── 退院前・小鳥遊 ── 「 わーい飴だー 」 子どものように喜んで、 そうやって受け取ったのは いちご味 >>706 あとで舐めよーってポケットにしまう。 ちなみにマロンラテ味は不味いらしい。 マロンラテ味じゃないといいなって思ってるけど神のみぞ知る 小鳥遊の言葉は、ひと言だった。 >>709 三國が言った通り。 小鳥遊の言葉に、あたしは少し視線を伏せる。 (732) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:06:52 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) | そうだね。魂を投げ出すな、って言った。 >>710 あの時は、何かのために命を賭けるなんてこと、 ありえない、って思っていたから。 それでも結果的にあたしは記憶を投げ出した。 誰かのためじゃない。 ほかならぬあたしを守るために。 小鳥遊に相談していたら、 何か未来は違っていたのかな。 ……あたしの知らないあたしは、 そんなことを、こっそりと、思うよ。 (733) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:07:23 |
![](./img/okamigakuen/95_C.png) | 「 そっかぁ。短かったかあ 」 ぽつ、と溢す。 憶えているわけじゃないあたしは 適切な言葉を探す、選ぶ、 そして何も言えなくなって、押し黙る。 「 ……でも、そうだね 小鳥遊が生きていて、良かった 」 なんとなくそんなことを思ったのはさ、 ときどき、本当にときどき。 小鳥遊がどっか遠くに行っちゃうような、 そんな気がしてならなかったから >>1:521 (734) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:07:50 |
![](./img/okamigakuen/95_C.png) | あたしは、小鳥遊が案外 自分の優先順位が高いことも それでいて、最上位じゃなかったことも憶えてない だからこそ、これは、本心だよ。 居なくならないで、欲しいんだよ。 尤もそれは、 ……覚えていたとしても、だけど。 (735) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:08:52 |
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そのあときっと、あたしは日常に戻るよ。 もう、片道切符は貰ったから、あたしは、戻れるよ。*
(736) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:09:06 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* すごいろーるらっしゅ。 だいちゃんPLPCはこれで〆でだいじょうぶ! もちろん触れたかったらどしどし触れて(?
大木の見てる、ありがとう。
世良の、返す (-1179) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:16:19 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* 返さなくていいとか言われても返さない選択肢がないでしょうよ!!!(?
でも返さなくても大丈夫なお返事を目指すからまってて (-1180) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:17:15 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | ── 見舞い・世良 ── 大きなくしゃみが出た。 誰かあたしのことを噂してるんだろうか。 >>715 それもこう、なんか 太字 とかそういう… 太字?あたしは何を言ってるんだろう。 世良が、騒々しく部屋に入ってきたのは それから間もなくのことだった。 >>717 「 そっかー 寒くなってきたもんねー アイスの季節だねー 」 決して棒付きだったから棒読みだったわけではない 決して違う。断じて。 でもあたしの手はちゃっかりアイスを受け取った。 その合間にひとつだけ深呼吸したのは、 世良には気づかれてなくていい。 (751) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:28:58 |
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「 おかげさまで十分サボらせてもらってるよ でもこのままだと期末やばいなって思ってる 」 アイスをひと口かじりながら あたしは何気ない調子で世良に言う。 何も変わらない。文化祭前の、あたしの姿だ。 世良があたしの記憶喪失を知らないのなら どうしてこんなに普通にしてられるんだろうって 戸惑うレベルで、いつものあたしだったかもしれない。
(752) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:29:10 |
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「 世良、きいた? あたしさ、記憶喪失になっちゃった 」 それも三日間だけ。 世良の顔色をうかがいながら、 なんでもない風を装って、そんなことをいう。 アイスを持っていない指は堂々と3を作って見せた
(753) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:29:21 |
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「 高熱のせいなんだろうけど もしかしたら、そう願ったのかな それとも代償に取られちゃったのかな わかんないけど。 」 ………どれでもいっか、って付け加えてから 世良の反応を見て、そうだなあ。って溢して。 「 でもね、もし。 あたしが望んで記憶を喪ったんだとしたら ……あたしね。 取り戻したかったんだと思うことにしてる。 今までのあたしを。今までの生活を。 」 だからきっと後悔なんてしてないと思うよ。 そんなふうに、言うの。
(754) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:29:36 |
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食べ進めたアイス、 その棒に描かれていたのは ──── ハズレ 確率は25%。 ハズレてたら、また今度買いに行けばいいよね。 これからめっちゃ寒い時期が来るけれど、 逃げる目的じゃなくったって、一緒にサボるくらい、 またきっと、付き合ってくれるでしょう? 当たってたら、そうだなあ。 今日の運は、使い果たしちゃったかも。 *
(755) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:29:49 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* さて。私は〆ロルに向かって走る。 壁を。壁を作っている。 (-1182) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:30:34 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* あ、まだです。まだ落とさないので灰できゃっきゃしよ(きゃっきゃ??? (-1183) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:30:58 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* えーん壁が伸びる…まだ落とせない (-1188) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 21:55:48 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* かべ!おとしてもいいですか (-1192) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:09:26 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | /* 22:10過ぎくらいから超投下します。 (-1194) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:09:49 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | あたしは スターチスの花>>450 を撫でる (778) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:11:27 |
![](./img/okamigakuen/95.png) | そう、 花言葉は ───────────────── (779) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:11:47 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) |
……。
(780) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:12:20 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) | ねえ知ってる? 憶えていないことに対して “あの三日間” なんて表現、しないんだよ >>428 (781) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:12:34 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) | (782) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:12:59 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) | 記憶にもないのに、 あたしは空の写真を送るのを躊躇ったりはしない >>=20 言葉に滲んだのは諦観でも悲しみでもなく このまま忘れていよう というあたしの決意だった >>453 いつそれがぼろを出すか、怖かった だから、その話を、どうしても避けたがった >>470 せめて大木の役に立てていたらいいな >>508 あたしは、世良の役にもかなちゃんの役にも ましてや自分の役にさえも、立てないから >>471 自分の願い事 すら叶えてあげられなかった あたしの記憶は失われることなくここにある (783) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:13:38 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) | 大木は、何も願わない、と言ったね。 それが嘘でなかったことを確認したくて あたしはあの日、勇気を出した。 >>509 本当は 叫び たかった あたしだって。願いたいことがあったんだ。 だけど願わせてすらもらえなかった。 最後の願いも届かなかった。 だって旧校舎にはいなかったから そんな心の内側の叫びを隠して、 あたしは大木に淋しそうな顔を向けるに留まった >>517 (784) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:14:02 |
![](./img/okamigakuen/95_C.png) | 小鳥遊とのやりとりだって、 全部、もちろん覚えているんだよ。 全部言えたらどんなに楽かって思って、 あたしはあの時視線を伏せた。 >>732 あたしは想像しながら語る。 あたしの知らないあたし、ではなくて >>733 あたしのことを知らないあたし、に想いを馳せて。 適切な言葉を充分探した。 >>734 だけどなにも語らなかった頃のあたしと小鳥遊の やり取りがもう思い出せなくて何も言えなかった 惜しんでくれたほんの数分。 >>710 あたしは本当に大切だったんだな、って気づく。 手放したことにするのが、こんなにも辛いなんて。 もちろんあの時の言葉は本心。 尤もそれは憶えていたとしても、ってモノローグ >>735 ……きっとこれが小説か何かだったら、流れてる。 (785) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:15:02 |
![](./img/okamigakuen/95_D.png) | でも、世良に会ったときは危なかったな ちゃっかりアイスを受け取ったとき、 思わず表情に滲んでしまいそうで、 あたしね、深呼吸で胡麻化した >>751 もちろん世良からのアドバイスも憶えてる。 そう、忘れちゃえばいいんだよね。 憶えてたからこそ、世良の顔色を窺った >>753 ……あたしさあ。世良とサボるの、楽しかったよ 世良の役に立てなかったのは残念だけど、 世良のおかげで、願い事を見つけることもできた 本当にそれは感謝してるし、 (786) ししゃもん 2022/10/24(Mon) 22:15:46 |
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