人狼物語 三日月国


145 【R18G】星仰ぎのギムナジウム2【身内】

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【秘】 不安定 フィウクス → 半分の仮面 リアン


お前、おかしいよ


ぽつり、背を向けたまま。
零した言葉は、声色は、嫌悪というよりは。
嘆きからの憤りにほど近いと感じさせるもの。


「何だってそうまで他人の事に心を砕くんだ。
 どうして
──自分を後回しにするんだよ


おかしいのは自分だとわかっている。

きっとあなたの言う事が『普通』なのだとわかっている。
それでも、自分とは、言うなればそう、
人間性の根本的な所、感性が違う、と思ってしまう。

フィウクスという人間は。
物心ついた頃からずっと、誰かを思い遣る余裕なんて無い。
そんな、自分の事で手一杯な子供のままだった。
(-27) unforg00 2022/05/03(Tue) 0:15:23

【秘】 逃避 フィウクス → 半分の仮面 リアン


……10年だ。

 俺はここで、10年も無駄な時間を過ごした事になる」

忌々しげに吐き捨てる。
この残酷な現実を口にするのは、これで二度目だ。

「今更何かに期待して、その期待が裏切られたら。」

「それを突き付けられた時、ひどく苦しむのは俺だけだ。
 その頃にはお前と俺はもう他人だ。
 今この時だけ手を差し伸べたって無責任に終わるだけだ。

 お前が居なくなった後のここはどうなる?
 お前の庇護下から唐突に放り出された奴はその後どうなる?
 
お前の独り善がりな献身は、誰の為にもなりはしない


「…お前は、自分の世話もできないような奴の手を
 誰もが安心して取れると思うのか?」

背中越しに悲観と否定と懐疑ばかりを突き付けて。
その場を後にするべくあなたの居ない方へ歩き出す。
今の自分にできる事はそれだけだった。
(-28) unforg00 2022/05/03(Tue) 0:17:22

【独】 神経質 フィウクス

/*
Q. また人に終生飼育を迫っている?
A. そんなつもりじゃ…………


責任持てないならやめとけ!って言ってるだけですよ。
大丈夫ですよ。こいつは飼われなくても生きていけます。
生きていくだけならまあどうにかなります。多分。
大丈夫です(念押し)。
(-30) unforg00 2022/05/03(Tue) 0:24:51

【人】 神経質 フィウクス

気難し屋は相変わらず食堂で朝食をとろうとはしない。

だから誰かが席を立てば──或いは、全員が揃えば。
もう長居をする理由は無い。
ただ、姿の見えない者を少しだけ待って。
一応。

来る様子が無いと見れば、何も言わず食堂を後にした。

噂への言及も、不在者への言及も、それ以外も、何もない。
(16) unforg00 2022/05/03(Tue) 0:46:59

【人】 神経質 フィウクス

朝食の時間はそうして過ぎ、所変わって図書室へ。

図書室ではお静かに。
この問題児の悪癖の事は多くの生徒が知っている。
そして、そっとしておけば──基本的には──何も起きない事も。
だから話し掛ける者はなく、騒ぎを起こす事もない。今は。

疎らに生徒の居る読書スペースを通り過ぎて。
立ち並ぶ本棚の、更にその本と本の間。
結局一頁も読む気にならなかった本を元の場所に戻した。

用件は、それだけ。
(17) unforg00 2022/05/03(Tue) 1:00:32

【人】 神経質 フィウクス

>>19 エルナト

「………音楽理論」

音も無く、視線だけで傍らに立つ少年を見下ろして。
投げ掛けられた問いには、なんとも無愛想な返答だけ。

あなたの見上げる先、返却されたばかりの本が収まる棚。
そこには基礎から専門的なものまで。
詩集や小説とはまた毛色の違う本が収まっている。

あなたが以前に勧めた事は、
物語に没頭する事
だった。
けれど、実際に持ち出された本のジャンルはと言えば。
少しばかり、それとはずれているような。


「何となくで手に取った程度の本は。
 少し経てば、読む気分じゃなくなる事くらいあるだろ」

お前は違うか
?」

たとえば、表紙だけ見て買った本を読まずに積み上げるような。
とはいえここの生徒の大半は、
そんな無駄遣いを経験する事も少ないのだろうけど。
(22) unforg00 2022/05/03(Tue) 2:14:32

【独】 神経質 フィウクス

/*
なんでわざわざそれ選んだの?
人が出てくる本が嫌だからです……………

それ以外の理由は……特にない……ピアノは弾けるらしいです。
(-49) unforg00 2022/05/03(Tue) 2:20:07

【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット


何もわざわざ人の嫌がる人と違う事がしたいわけじゃない。

けれど生徒の輪に溶け込む事は得意ではない。それは同じ事。
かといって、不調和を起こしたいわけでもない。
それもきっと同じ事で、

「お前のそれがわからないとは言わないが。
 今までずっとそうしてたのか。もう少しやりようがないのか…」

わかるとも言いはしない。理由は違うからだ。
つまり、これは同情だとか、同族意識だとか、気遣いだとか。
そういう類のものじゃなくて。

あなたの不自然な不在が、不器用な隠しごとが。
それによってあなたのそれが暴き立てられる事が。
より大きな不和を生む事は、自分にとっても不利益だから。
現実がそんなに都合よく行くものかは別として。
(-52) unforg00 2022/05/03(Tue) 3:25:10

【秘】 神経質 フィウクス → 雷鳴 バット


「……誰にも使われてない寮の部屋を一つ貸されてる。
 
お節介な誰か
が同じようにお前に一部屋やるかもしれないが。
 毎朝、朝食の前には鍵を開けておく。
 俺の居ない間にお前が使おうと、俺の知ったことじゃない」

あいも変わらず素っ気無く前置きをして。
貸し与えられた一人部屋の場所を端的に伝えた。
食堂を出るタイミングはあなたの方が早いと知っている。
だから食事中に鉢合わせる事にはならない。

「使いたければ、使えばいい」

言うだけ言い終えれば、そっぽを向いて踵を返す気配。
どのみち、問題児の自分がよく出入りする場所の方が。
見知らぬ誰かが寄り付く事も少ないだろうとは思う。
(-53) unforg00 2022/05/03(Tue) 3:26:31

【人】 神経質 フィウクス

>>26 エルナト

「何の本だろうと同じ事を言うくせに」

視線を逸らして、小さく鼻を鳴らす気配。

意外だ、と言われた事が特別気に障ったわけじゃない。
どこかフラットなあなたの雰囲気は、寧ろ。
気難し屋にとって、どちらかと言えばやりやすい部類になる。

「……選んだ基準はある。
 俺の病状これを悪化させる要素が少ないものを、
 覚えのあるものから、ただ消去法で選んだだけだ。」

ただ、あなたが以前に言った事に少し思う所があっただけ。
けれどこれが益になるかもわからない。
却って嫌なものが増えるだけかもしれない。


「それでも逆効果にならないとは限らない。
 お前ほど上手く付き合えるとは限らない。
 だから読む気が起きなかっただけだ」

上手く付き合える、という言葉が指す先は。
本、或いは物語というものか、それとも等しく抱える瑕疵か。
(27) unforg00 2022/05/03(Tue) 14:56:01
フィウクスは、静かに過ごすトットに突っ掛かるような事はしない。
(a11) unforg00 2022/05/03(Tue) 15:00:35

フィウクスは、勉強会には行かない。
(a12) unforg00 2022/05/03(Tue) 15:00:44

【置】 神経過敏 フィウクス

無人の部屋。
寮の自室ではないどこか。

今日という日の夜が深くなってしまう前には。
扉を開けて、今は誰も居ない事を確かめる。
一度鍵を閉める為に。

「…………」

病によって形成された神経質な精神性は。
そこに残るほんのごく僅かな名残に、
見て見ぬ振りをする事すらできない。

それでも、この紛れもない不快感に起因する悪感情は。
誰か特定の個人へ向けるものではない悪感情は。
理性による思考と、心の様相が相反しているよりは。
罪の無い者に苛立ちをぶつけてしまうよりは。
まだ良い方だと感じてしまう。
(L1) unforg00 2022/05/03(Tue) 15:37:21
公開: 2022/05/03(Tue) 16:00:00

【教】 失意 フィウクス


人を愛さずに生きられるなら、さぞかし楽だろう。

人を思わずに逃げられるなら、どんなに身軽だろう。
(/0) unforg00 2022/05/03(Tue) 15:39:55

【人】 神経質 フィウクス

>>29 エルナト

「でなきゃお前は本なんて勧めてない」

何よりも、そういうところ。

誰にも愛想良く素直に、親しみ深く接するけれど。
裏を返せば特別に扱いはしないし、
周りほど
何かしてあげよう
という姿勢で接する事もないし、
険のある態度に、言いたい事を呑み込んだりもしない。
そのように認識しているから少しだけ接しやすい。


「特別好きでもないし、特別嫌いでもない」

「大人に言われてやらされていただけだ。
 ……誰かに聞かされるんじゃ意味がないから。
 だから、教材だけ渡されて、一人で。
 何時間か好きでも嫌いでもないピアノの前に座らされる」

一人きりの部屋で、自分で自分に聴かせる為だけの音楽を。
それを楽しんでいるわけでもない、ただの単調作業の時間。
恐らくは音楽療法の一環だったのだろうけど。
確かに一人きりで課題をこなす間は症状に悩まされず済んだけど。

結局はそれだけ。改善らしい改善にはならなかった。
(31) unforg00 2022/05/03(Tue) 22:56:09

【人】 苛々 フィウクス

>>29 エルナト

「………変わらなくていい。」

あなたが伸ばした手の先は見ないまま。
どこか苛立ちを込めて、独り言めいて、そう呟いた。

「苦しみは変わらない。現状維持は姑息な手段でしかない。
 根本的な解決を望むなら行動すべきだ。
 …そんな事は俺だってわかっている。だが、」

良くなる事が幸せな事だとも限らない
。」

何も悪化を望んではいないけれど。
好転もまた、望んではいない。
(32) unforg00 2022/05/03(Tue) 22:56:54

【独】 神経質 フィウクス

/*
単にPLのオレがジムノペディが好きなだけなんですが……
なんか音楽療法にも使われてたらしいので……
じゃあちょうどいっか。って思ってこの設定を入れました。完。
(-129) unforg00 2022/05/03(Tue) 23:00:38

【秘】 神経質 フィウクス → 半分の仮面 リアン


その日のどこかの時間。
一度寮の部屋に戻った時に、その書き置きを見て。

溜息を一つ。

同じ様に書き置きでもって返答としても良いけれど。
うっかり一人で居る所を探し回られてはかなわない。
だから仕方なく重たい足を再び部屋の外へ向けた。

「食事はお前達の居ない所で済ませてる。
 いつもの事だ。
 今更気に掛けなくていい。」

そのうちにあなたを見付ければ、
短い言葉で、素っ気無く、一方的に答えを投げ掛けて。

「……俺は、
この病を治したいとは思ってない

 お前や同じような奴等と違って。
 だからお前が手助けをする必要は無い。」

そもそもの話、前提からして違えていたのだ。
これ以上あなたに骨を折らせるのは良い気分でもなかった。
(-141) unforg00 2022/05/03(Tue) 23:49:29

【人】 神経質 フィウクス

>>33 >>34 エルナト

「お前の耳が人一倍良ければ、いつか聴こえるんじゃないか」

素っ気無い返答は部屋の外から、が大前提。

何もしなくていい。すぐ傍に居てほしいわけでもない。
同じ子供に、同じ病人に、何ができるとも思わない。
もし仮に、何かしたい事、できる事があったとしても。
自分はそれに望んだ結果を返せもしないから。

だから何もしなくていい。

「……別に、本が嫌なわけじゃない。
 ただ、……」
(35) unforg00 2022/05/04(Wed) 0:12:00

【秘】 不安定 フィウクス → 司書 エルナト


「…この病の症状が出るのは対人関係だけだ」

だから人間が関わる本は読みたくない
。」

それだけ。

「人生の半分以上を苛立ちに支配されて生きてきた人間が、
 それを急に取り上げられたらどうなると思う?
 そうして病と共に過ごす間に築かれた気質や価値観は
 治療と共に自然に変わるものだと思うか?

 10年も居なかった人間が急に戻って来て、
 必ずしも、何処にでも、受け入れられると思うか?」

「……
俺は何もかも無くなるのは嫌だ
。」

それだけ。
(-149) unforg00 2022/05/04(Wed) 0:13:10

【人】 神経質 フィウクス

>>33 >>34 エルナト

「………お前は」

差し出された本を、渋々といった様子で受け取って。

「そう言うお前は、これまでに
 ここを去って、その先を歩いて行く為に。
 自分の為に、どれだけ努力をしてきたと言える?」

自分だけ答えるのはフェアじゃないとばかりに、
異なる考えを持つあなたに問いを投げ掛けた。
(36) unforg00 2022/05/04(Wed) 0:13:50

【秘】 失意 フィウクス → ライアー イシュカ


「……家族だって、必ずしも受け入れるわけじゃない」

父が居て、母が居て、多くの兄弟姉妹が居て。
今はもう自分の居場所ではない家
がこの森の外にあって。
何れも無い事と比べれば、幸福な事だったのだろうか?

きっと答えは否だ。
それぞれにそれぞれの苦しみがある。
今ここでそれを比較する事に何ら意義はない。

「必ずしも受け入れないと言いたいわけでもないが。
 今更無条件の受容を夢見れるほど楽観的になれもしない。
 
一概に言えるものじゃない

 結局は環境だのタイミングだの周りの人間性次第だ。」

同腹の兄弟姉妹であっても喧嘩する鼠が居るように。
全ては個体差個人差だ。家族だからといって、
誰もが誰もの病を無条件に受け入れるわけじゃない。
今更急に降って湧いたところで受け入れられるとも思えない。
そんな理由で優しくされたくもない。


「……だから、別に、いいだろ。
 俺達がそういう奴等に歩み寄らない事を選んで。
 周りの奴等が、普通じゃない奴を──
 俺達を受け入れない事を選ぶだけだ。
公平だろ。
(-177) unforg00 2022/05/04(Wed) 6:35:53

【秘】 迷子 フィウクス → 半分の仮面 リアン


あなたが仮面を被る理由を知らない。
知ろうとして来なかったから。それはこちらも同じ事。
けれど自分にとって、
見境なく背負い込む事は逆効果でしかなくて。

苦い思いに表情は硬く険しいまま。
それから、周りに誰も居なくてよかった、と思った。

「……良い方向が何処かもわからないのに?」

今はただ、その場に留まり続ける為に進んでいるだけ。
本当は自分の行くべき先が何処かもわからない。
わからない場所に向かう事はできない。

「俺にはここ以外に居場所なんて無い。
 今更、家に戻ったって居場所になりはしない。
 お前はどうだ。この場所の外に帰る先があるのか?
 この場所に来て以来、
 一度でも家族はお前を気に掛けてくれたか?」

「お前は何度家に帰った事がある?」


フィウクスは、ここに来て10年の間、ずっと。
たとえ生徒達に長期休暇が訪れても。
一度たりとも家へ帰った事はなかった。
(-184) unforg00 2022/05/04(Wed) 9:40:34

【秘】 焦躁 フィウクス → 司書 エルナト


「──今更本当の自分もあるものか」


「物心付いた頃には既に病と共にあった俺は。
 そうして今ここに至る俺は。
 病が治療されれば消えて無くなり、偽りと化すのか。
 俺が苦しみ足掻き続けた18年は欺瞞だったのか?」

病の影響を受けて形成された人格は。
病と共に歩んできた人生は。
病の上に築かれた自己同一性は。
今更になって手放すには、少しばかり時間が経ちすぎた。

たとえあなたから見れば何もないのと同じだとしても。
今となっては、この病も確かに自己を形成する一部だった。

それがどんなに煩わしいものであったとしても。

「違う、違う、違う。
 
俺という人間とこの病はもう切り離せない

 俺はもう、これを現実と受け入れるしかない。」

「……それを受け入れてくれるのは、きっと
 結局のところは、この場所だけだ。」
(-185) unforg00 2022/05/04(Wed) 10:50:47

【人】 苛々 フィウクス

>>37 >>38 エルナト

「……俺は、お前と同じようには考えられない。
 お前と同じようにはできない。
 お前の病への対処法は、お前の病への対処法だ。
 そうやってできる事があるのは、…恵まれてるよ」

だからお前はまだマシな方だとか、言うわけじゃなくて。

「俺と同じようにならなきゃいいな」


無愛想に、ぶっきらぼうに。
声色は変わらず不機嫌そうで、苛立ちの篭もったものだけど。
やっぱり特別あなたを煩わしく思っているわけではなくて。
問いへのあなたの答えにそんなふうに言葉を返して、
その前の不満げな言葉には返事をしないまま。

図書室を後にするべく踵を返し、背を向けた。

「俺は、……自分以外に構ってる余裕なんて無い…」


「俺には視野を広げる余裕なんてない。」

独り言のように呟いて、一歩、二歩、出入り口の方へ。

内に籠もる事でしか自分や他者を守る事ができない。
いつも片眼を遮る前髪は、
どこかそれを物語っているようだった。
(40) unforg00 2022/05/04(Wed) 10:52:13

【独】 神経質 フィウクス

/*
Q. なんで片目隠れなん?
A. 視界が広い(情報量が多い)と気が散るから……


物理的すぎる対処法だけど結構効果あると思います。
視覚と聴覚はモロに来るから情報量を絞るのは大事。
(-186) unforg00 2022/05/04(Wed) 10:57:31

【独】 焦躁 フィウクス


「……強いられた形が、本当の自分でなどあるものか」

図書室を出て、扉を背に、ぽつり。

誰かに、自分に、言い聞かせるような言葉。
それがいやに耳に残って離れない。

病を抱えたまま生きる事が許されない事であるならば。
卒業までに病を克服できなかった人間は、
その存在すら許されはしないのか。

拒んでも、抑え込んでも、どうにもならないなら。
自分の一部として、受け入れるのが一番なんじゃないのか。

外の世界は、社会はそれを許さない。
そんな事はもうわかっている。
けれどここでは、ここだけは、それが許されるはずで。
(-212) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:20:12

【秘】 焦躁 フィウクス → 半分の仮面 リアン

「………ほら、やっぱり、」

お前も人に手を差し伸べられるような立場じゃないんだ。
誰かを何処かに手を引いて連れて行ける保証なんて無い。

「じゃあ、もう、お前にだってわかるだろ
 行く先も帰る場所も無いのにここを出て行く事が、
 誰もに無条件にそれを幸せな未来と押し付ける事が、
 どんなに無責任で楽観的な事に思えるか。

 …俺は、俺だって、
 他に居場所も無いのにここを出て行くほど愚かじゃない。
 後先を考えて──まだ、生きていける道を選んでる」

生きていけもしない苦しみと、
辛うじて生きていけるような苦しみと。
今はまだ、自分の意思で、後者を選ぶ事を選んでいる。

一度ここを出てしまえば、きっともう考える時間は無い。
どうしたいか考える余裕なんて今より更に奪われる。
だからきっと、ここで出した結論が。
自分にとって最後の決断なんだろう。

ここで生きていくしかないんだ
。お前も、俺も。
 卒業した後もここに居られるようにするしかない。
 実習生のように一度外へ放り出されて戻って来るんじゃない。
 それまでの道程もこの場所の庇護下にしなければならない」

「俺は……その為なら、手を汚したっていい」
(-217) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:47:55

【独】 神経質 フィウクス


病が治療される事は果たして幸福な事だろうか。

病に冒されていない、自分さえ知りもしない自分。

それを今更になって『あるべき形』と押し付けられる事は、

果たして幸福な事だろうか。
(-218) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:53:08

【教】 焦躁 フィウクス


正しい  など 見えません

   で歪んで 見えません
(/1) unforg00 2022/05/04(Wed) 19:54:00

【置】 物思 フィウクス

動物達の世話と、飼育小屋の手入れを終えて。
気付けばもうじき日は沈む頃。

水草が浮き、時折小型の魚影が水底を過ぎっていく。
小さなビオトープの、風に揺らぐ水面を。
暫くの間、一人黙って見下ろしていた。

ある程度生徒に任せられている動物達とは違う。
これは基本的に大人が手入れし管理しているものだ。
箱庭の中にある箱庭の縮図。
(L4) unforg00 2022/05/04(Wed) 20:16:35
公開: 2022/05/04(Wed) 20:50:00

【独】 神経質 フィウクス

/*
ああ〜〜〜〜誰も監視したくないよお〜〜〜〜〜〜〜

でもシステム的なフックが無いとオレは人と触れ合えねえんだ
オレは襲撃でしか人とコミュニケーションが取れないPL……

同室や残りの先生監視するにはまだ早いからどうしてもここに
うぐ〜 うぐ〜〜〜〜〜
その文脈返しをやめろ
(-230) unforg00 2022/05/04(Wed) 20:30:50
フィウクスは、今日も本の頁は捲らなかった。
(a42) unforg00 2022/05/04(Wed) 20:50:07