[砂糖水までたっぷり蓄えた鈍器を
振りかぶろうとする腕が見えたものだから、
思わず俺は目をまぁるく見開いて─────　...
そう、引き攣った笑みを浮かべたものさ。

ああ、話せば分かる。分からないかもしれないが。
尚そんな声は届くか届いてないか知る前に
無慈悲な砂糖ジョッキアタックは見事にストライク。

────炬燵にごとぶちまけられた砂糖水溜まりの中
無残に倒れ伏したオリュンポスの一柱の指は
床に赤字でダイイングメッセージを綴っていた。]



　

[>>224
　暫く云とも寸とも言わずに倒れ伏している
　───────所謂”死んだフリ”をしていたが、
　流石にサーヴァントたるものこのくらいで死にもしない。



　傍観者の視線を感じたのなら
　”平気平気”なんて言わんばかりに呑気に手を振ってやったら
　散乱したジョッキを取り敢えずコタツの上に置いて...　]
　

　...ハーイ、砂糖水も滴るイイ男復活だ。
　イヤ全然ヨくないけど。髪べたべたするんだけど。

　

　
[>>225
　それにしても立ち上がった気配はちゃんと気付いていたぜ？
　君が音にしかけていた名前の最初の二文字もな。
　まあ、オリュンポスでも末っ子の方の俺よりも、
　生まれの早い君を敬うべきかも少し悩む事もあったが...
　
　何時だって親しみが大事だと思わないか？　]



　
　　　　　　　　　　　[　　見　て　た　ぞ。　]　
　

　........なんてのはサテオキ、
　牛泥棒牛泥棒ってまるで俺が盗人みたいじゃないか？
　　　　　　　　　　　　　　　・

　人聞きが悪いなぁ。まあ間違ってないんだが。
　────────俺はヘルメスだ、そこの君。


　
　

　俺を受け入れてくれたから
　その愛称を許してくれないんじゃないのか？テイちゃん。
　と言うかそれは預言じゃなくない？？？？
　宣告とか通達じゃない？？？？

　預言（物理）ってのは如何かと思うんだが─────！！

　死ななくても死ぬかと思ったぜ─────。
　いやー、ヤバいって。無茶苦茶痛いって。


[　頭を抑える真似をする間に考える。と言うか、思い出す。
　ああ、そうだ。あのウシは人間に変えてから、
　..............どうしたんだったか？　]


　今更返せって言われてもなぁ。
　とっくの昔にウシは人間の生を全うしてるんじゃないか？
　と言うかテイちゃん、ヒトのコトを言う前に
　俺の杖はいつになったら返してくれるんだよ？

　延滞料金でチャラになってもヨくないか？？？？
　

　シャワーの場所は...、そっちね。D'accord.
　って、息の根を止めるなんて言ってるのに他所ならイイの？？
　止めてくれてもイイんじゃないか？？？
　そこのオネーサン。


[　>>247サラッと酷いコトを言うな。
　酷い話だ、罰当たりじゃないか？？


　　

[　手拭を頭に乗せたままそそくさと逃げる...

　教えて貰ったシャワルームの方角に目線をやってから
　さっさとこの砂糖砂利を洗い流してこようとした時だった。]


　........ノーコメント、黙秘権を貫いておこう。
　しかし俺の名前がマークになってるだって？初耳だな。
　

[ソースの名前になったりマークの名前になったり、
人間って言うのは俺が本当に俺が大好きだな───なんて
自惚れはカンチガイ>>257の元に生まれるモノでもある。
それにしても人類皆借りパクしてるのなら、
俺だけ責められる道理は無いんじゃないかと近頃思う俺だ。]
　
　

　　ライダー　...────おっと、クラス名か。
　　それならアルターエゴと言った方がヨかったか？
　　まあ、”　今更　”だろう。


　　こちらこそ、今後ともヨロシク。
　　はは、スプラッタ趣味もバイオレンスもシない主義だぞ？
　　...............テイちゃんが許してくれるならな。

[ >>257
ギリシャ神話自体がある意味教育にヨロシクないのは
さて置いて、まるで外でならイイみたいなコトを言う君に
平和主義の俺はつい肩を竦めもしたワケだ。]


　

(俺だって何時だって真面目だぜ、...イヤだな。


［どう考えたってあのロクでもないような
　クソ親父殿が悪い吊し上げは懐かしい話だ。
　>>259とは言っても兄姉やもっと上の話で
　“どちらにも”そりゃ災難だったなと
　聞くばかりの話だったが──────。　］

　ああ、久しぶりだな？　“ヘカたん”。



　相変わらずマジメそうな顔をしてるが
　...君にも浮付く話があったんだな？
　
[散々飛び交う冷やかしを
ジョーダンの軽口に乗せて、けらけら笑ってやった。

　
　

まあ他にもそうなる前の紆余曲折、
理由はあったりするんだがな？
にィっと人の悪そうな笑みを浮かべておいた。]

　
　まあな。地中海より深いワケが────
　あったりなかったりするが、
　今の俺は半分人間みたいなモノだからな。

　神格としては君の方が高いんじゃないか？
　つまり“今は”俺は君の下ってワケだ。
　

　ははは！　目じゃなくて耳まで壊れたか？
　一度耳を取り替えてくるコトをオススメしたいな。
　ザンネンながらマゾヒズムは俺には縁遠いようだって
　理解しているんでな、ノーサンキューだ。




　........ウシ一匹がケーリュケイオンと
　　　　　　　同価値って言うのもどうなんだ？
　

　　

　神の足元？　
　俺も神なんで土足で荒らしても許されるな。
　それにしても痴話喧嘩ですってよ、テイちゃん？



　─────えー？　揉めゴトは俺のセイじゃないですしー。

[恥じる気も悔悟する気もあれば生まれて直ぐに
大量のウシを盗んだりするワケもないので
そんな文字は俺の辞書には登録されてはいなかったりする。
美人だってのにツレないトコロが
ザンネンだな、なんて肩を竦めながら...

>>279イイ香りが漂う前にシャワーに向かったんだったか。]**
　

　　しかし盗んだモノを返せってな、
　　手に入れたエモノをむざむざ見放せなんて
　　悪属性の美学に反しちまうんだよなァ。
　　まあウシに関してはカンペキに忘れてたんだが。


　　シカタナイ、別の牛を盗んでチャラにしよう。

[シャワーから帰還すれば、
砂糖水から水も滴るイイ男にジョブチェンジしよう。
>>289しかしウシに関しては嗚呼言われたからな...
俺も杖をそろそろ返して欲しいし、考えもしよう。
え？ワガモノ顔で肩に掛けた手拭い？

　　　　　────────サラッと借りパクする気だ。

　

　エロースはどっちかって言えば
　ロマンスよりトラブル引き起こしてないか？
　
　それよりもココに居ないなら...　

　　　　　　　　　　そう、なっちまえばイイんだよ。


[>>362>>363ほらほらソコのお二人で。...え、ダメ？]

　

　──────ッと、酒まであるのか？
　至れり尽くせりだな。葡萄酒なんかもある？



[ひょいッと乗り出したついでに、
親友のトコロから半分家出のような小旅行をする序でに
かっぱらってきた蒸留酒を酒のラインナップに混ぜて置いた。

　　　─────おっと、飲んだのか？

　イヤ、別に何も副作用とかは無いけどな。
　味わって飲めよ、ソレ。


[“命の水”、所謂エリクシル。
万能の霊薬なんて触れ込みのソレの実態は...
飲んだトコロで完全な品ではないし不老不死にもならないが、
それなりに魔力が回復したり酒に弱いヤツなら“逆に”
気分がヨくなり過ぎて悪酔いしたりするかもしれないが───

　　　　　...ま、酒は酔ってなんぼだとは思わないか？］

　

　　さッすが！
　　置いてなければ──────そう、
　　トんだ日本被れの神でも信仰しているのかと
　　思うトコロだった。


[極東の酒も気にはなるが、
手を伸ばすのは“何かと縁ある”フランスワインだ。
それではお言葉に甘えて気儘に頂きましょーか。]

　

　なに、気持ちヨく酔えるよーな
　手伝いをしてやろうと思ったんだが
　...ははは、やり過ぎたか。

　しかしヘカたん。
　ネクタルやアンブロシアなんて出せるなら
　そっちの方が珍しいモノじゃないか？


[>>377英霊を酔っ払わせたトコロで
“善意”で酒を提供した俺は全く悪びれもせず、
ネクタル(仮)に手を伸ばす。
この香り、この味、懐かしいモノだ。]
　

　しかし、地獄とオリュンポスが
　一緒くたになった空間なんてあるとしたら────。

　考えるだけでソコは
　天上なのか地下なのか...謎だな。


[冥府に関してなら馴染みがヨくあるにしても
まあ実際に“そんなコトはない”んだけどな。
タルタロスに送られたよーな記憶があるワケでもなし、
何処だとか考えるも野暮だなと思っていた
神在月さながらの教会でネクタル(仮)を呷るワケだが。]