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【墓】 花売り妖精 アイシャアイシャは、予定通りに尋問を受けました。 アイシャは「何も知っている事はないのです」と答えました。 その声色も態度も、普段と遜色なく。 理不尽な拘束にも、暴言にも、等しく同じ温度を返しました。 「私はお仕事をしていただけなのです。 怪しい人も、お店には来なかったのです。 いえ、庇ってなど。分かっていたら、ちゃんとお話ししているのです」 花売り妖精にとっては、この騒動が膨れ上がって暴動にならないのであれば それでよいのです。 自分への尋問が行われることで、終着への足掛かりになるのであれば。 アイシャは、それを甘んじて受けるつもりでいたのです。 (+1) otomizu 2021/12/12(Sun) 22:04:06 |
【墓】 花売り妖精 アイシャだからアイシャは、真っ白なローブが捲りあげられて。 背中に生えている綺麗な羽に刃を当てられても しょうがない事なのです。 人間と妖精の合いの子は、妖精の何倍も大きい羽を持っているのですから、それを欲しがる人もいるだろうと知っていたのです。 嘘。我慢してるだけだ。 ヒペリカムの花言葉を思い出して、耐えていました。 (+2) otomizu 2021/12/12(Sun) 22:19:05 |
アイシャは、堪えきれなかった痛みの中で、ちょっとだけおかしな夢を見ました。 (c0) otomizu 2021/12/12(Sun) 22:20:42 |
アイシャは、酒場に戻ってきました。背面が赤く染まったローブの下の膨らみはなくなり、ぺとりと張り付いているよう。 (c1) otomizu 2021/12/12(Sun) 22:23:10 |
アイシャは、今日はしばらく、個室から出てこないでしょう。 (c2) otomizu 2021/12/12(Sun) 22:23:35 |
【墓】 花売り妖精 アイシャ>>3:16 3日目時空のチェルシー様 「ぜひ仲良くなって頂きたいのです。 結果を信じることで、よりよい日々が送れると自負しているのです。 と、お花も言っていたのです。 はいなのです、チェルシー様に愛された花はその恩返しを絶対にしてくれるのです。 陽気なチェルシー様がもっともっと元気で明るい存在になって、 きっと素敵な大スター間違いなし!なのです」 体いっぱいで感情を表現する貴女を見て、花売り妖精もにこにこです。 「む、これは造花なのですけれど…… 実はチェルシー様にぴったりな色をしてるなと思っていたのです。 ぜひプレゼントさせてほしいのですよ」 造花に意味は宿らない。きっと悪いことは起こらないはずです。 オレンジ色のユリに可愛らしい赤のリボンをつけて、貴女に差し出すことでしょう。 (+3) otomizu 2021/12/12(Sun) 23:17:50 |
【秘】 百識眼 の シュゼット → 花売り妖精 アイシャ──コンコン。 と、ノックする音に気付くだろうか。 次いで、ドア越しから声が届く。 「お嬢さん、チョイと良いですかぃ・・・ あっしです、シュシュさんでさぁ。開けてもらっても?」 (-29) BowwowBob 2021/12/12(Sun) 23:37:31 |
【墓】 花売り妖精 アイシャ>>3:24 3日目のミズチ様 その反応に、小首を傾げましたが。 そういえばおふたりはよく一緒におられるのです、と納得いった様子でした。 同じ結果の偶然とはいえ、お揃いのお花を渡すことが出来て少しばかり満足気です。 「とんでもないのです。 ですけどローダンセは、小さくて可愛らしいお花なのです。 そんなお花と同じ色で生まれて、幸せなのですよ」 「きっとお花も喜ぶのです。 変わらぬことを、祈らせてほしいのですよ」 代金を受け取って、ぱちくりとしましたが。 チップのようなものだと分かれば、報酬袋の中に大事にしまい込みました。 (+4) otomizu 2021/12/13(Mon) 0:38:11 |
【墓】 花売り妖精 アイシャ>>3:28 3日目のフランドル様 受け取ってもらえたのを確認すると、一度スカートの端を掴んでカーテシーの仕草。 「期待しているのです、それこそがきっと貴方の生き方だと思っているのですよ」 そして口上と共に差し出されたカランコエの花に、目を瞬かせます。 カランコエの花がもつ意味を思い返し、妖精はふわりと微笑みました。 「はい、幸福のお花―――ですね。 ありがとうなのです。大事に、お部屋に飾っておくのですよ」 差し出した時と同じように、両手で花を受け取ります。 (+5) otomizu 2021/12/13(Mon) 3:50:54 |
【墓】 花売り妖精 アイシャ>>3:38 3日目のレイ様 貴方の優しい手つきに、花売り妖精はまた笑います。 紫の色は、素敵な貴方によく似合うから。 「私は、レイ様を。 そして、お花の声を信じているのです。だから、きっと大丈夫なのですよ」 「きっと、何事もない日常はいずれ戻ってくるのです。 どんなことも、その日の為の必要経費なのですよ。 帰ってきたらまた、皆さんにお花を売って。占いをするのです。 もっともっと、素敵な事を届けたいのです」 だから、"大丈夫"。何度だって、アイシャはそう言うことでしょう。 まるで、そうあってほしいと願っているかのように。 (+6) otomizu 2021/12/13(Mon) 4:15:18 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 迷彩掃除屋 ノアベルト「そうなのです?きっと、皆さん刺激が欲しかったのではと考えていたのです。 それに―――御布令を見て、同情したということも少なからずあるのだと思うのですよ。 もちろん、それが嫌だとは思わないのですけど。 はい、はい―――分かったのです。 これは、好みの話になってくるので一応お尋ねするのですけど…… 濃い色と薄い色ならどちら、という希望はあるのです? ピンク一つとっても、印象が変わってくるのですよ」 銀貨を受け取り、報酬袋へとしまい。 古い万年筆でメモを取っていきます。なんとなくの構想は出来ているようで、ペンは止まらないでしょう。 感情に関しては花売り妖精がどう考えているかはともかく、そうあろうとしていることだけはわかるかもしれません。 「……はい。それでは、私のお部屋にブロワリアのお花を増やしておこうと思うのです。 貴方の祈る気持ちがあれば、きっとそれは届くはずなのですよ」 (-64) otomizu 2021/12/13(Mon) 5:20:51 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 残氷 の エアハート「あ……ごめんなさいなのです。そう言えるなら、初めから言っていたに違いないのです。 ちょっと、デリカシーに欠けていたかもしれないのですよ」 少しばかり失礼だったな、と反省の色を見せていました。 言葉一つで表せない関係などいくらでもある事を知っているはずなのです。 「……なるほど、なのです。 長い間一緒にいて、その中でフランドル様は貴方に身分を明かさなかった…のでしょうか。 それを、エアハート様は許せなかった―――もしくは」 妬んでしまったのか、と思ったが口には出さずに口を噤みました。 「私にも覚えがないわけではないのです。 理解が出来ない、なんてことはないのですよ」 (-66) otomizu 2021/12/13(Mon) 5:50:01 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット貴女が声を掛けてから、少しだけ間があって。 引きずるような物音と、返ってくる声がありました。 「……シュゼット、様」 貴女の名前だけを口にすると、扉は内側から少しだけ開くことでしょう。 隙間からは、濃い花の香りと鉄の匂いが流れてきます。 (-69) otomizu 2021/12/13(Mon) 6:19:13 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 花売り妖精 アイシャ重い軍靴を踏み鳴らすような足音が 貴女の部屋の前までやってくる。 二度の軽いノックの後、 ごとりと何かが部屋の前に置かれた音。 それから部屋の中に、扉の隙間から一枚の紙が滑り込む。 『ツケの支払い 銀貨――5枚 教会の治癒薬――塗り・飲み各2本 花蜜の鎮痛剤――1日2錠まで 3日分』 ごつ、ごつ……足音は去っていく。 扉の前に麻袋が置かれているだろう。 中身は紙に書かれた通り。 いずれもそれなりに値のつく品。 好きなように扱えばいいだろう。 (-84) shell_memoria 2021/12/13(Mon) 12:54:08 |
【秘】 残氷 の エアハート → 花売り妖精 アイシャ「いえ、お気になさらず。不快に思ったりもありません。 単純に表す言葉に悩んだと言っただけですから。 申し訳なさそうにする彼女に、 気にしないでと言葉にする代わりに笑顔を見せる。 実際、彼と揉めまくっているのは事実だが、 他人に関係性を聞かれただけで怒るのはジャンル違いだ。 「……私が貴族嫌いな事を当然彼は知っていましたから。 言えなかったのでしょう。私はそれが不快でしたが。 ……さて、許せないのもあったし、単純に私が このような下級の境遇に生きる羽目になった元凶。 それと同種だった事も不愉快でしたし……」 恐らく、言葉で表せられる程、その感情は足りない。 無理やり例えたとして、劣等感・隔離・憎悪── きっと、キリがない。 それはそれとして、目の前の少女が発した言葉に瞬き。 てっきりそう言う差別や暗い事と無縁な子だと、 無意識に決めつけていた物ですから。 謝罪より先に、その真意を尋ねました。 「……覚えがあるのですか?アイシャにも?例えば、どんな」 (-93) poru 2021/12/13(Mon) 15:17:21 |
【秘】 百識眼 の シュゼット → 花売り妖精 アイシャ「・・・っ」 部屋に充満するニオイに、ノブを握る手に力が入る。 半ば強引に引き開けて入室すると、ドアを閉める。 「入るわよ」 いつものと違う口調、休み無しの客商売にあって、僅かなプライベートのときにだけみせる本来の顔。 以前に幾度か、貴女の花を受け取り心満たされた時に見せた事があったか。 それがいま、語気に怒りをはらませて。 貴女の姿を確かめる。 (-104) BowwowBob 2021/12/13(Mon) 20:59:09 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 残氷 の エアハート貴方の笑顔に、少女はホッとしたような顔を見せました。 時折相槌を挟みながらあなたの言葉を聞いて。 「それは、割り切るに割り切れなかったでしょう。 近くにいたからこそ、何も言われなかった事で余計に感情が膨らんでしまった…ということなのかもしれないのです。 エアハート様……そこまで言うほどの事を、されたのですね」 元凶、というからには決定的な何かが貴族との間にあったのでしょう。 それを尋ねるには、やはり躊躇われて。貴方が話してくれるならという姿勢を取り続けるでしょう。 貴方の問いには、纏っていたローブを下げて答えます。 白い布の下から、光を受けて輝く羽が顔を出しました。 「私は、妖精と人間の合いの子なのです。 ですから、どちらからも半端者として扱われていたのです。 人間からは気味悪がられ、妖精からは魔法が使えない事を揶揄われて過ごしてきたのです。 昔は、それで傷付いてしまうことも多かったのですよ」 (-167) otomizu 2021/12/14(Tue) 16:58:16 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット扉を開けた少女は、貴女の姿を見て笑顔を向けます。 しかしそれは いつものような、明るいものではなく。 眉を下げ、額に玉のような汗を浮かべていました。 部屋の中には、小瓶がいくつか転がっており ベッドのシーツも強く掴んだようにくしゃりと歪んで半分床に落ちているでしょう。 「あ……あの お片付け、できて…なくて」 貴女が入って来るのを止める事はないでしょう。 申し訳なさそうに、そう言うだけ。 (-169) otomizu 2021/12/14(Tue) 17:04:01 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ貴方の置いていった品は、暫くして扉の前からなくなっていることでしょう。 そして翌日の夜頃、貴方の部屋を控えめにノックする音が聞こえます。 出てきてもらえるのであれば、または外から帰ってくるところであれば 扉の前に花籠を持った少女の姿がある事がわかります。 (-174) otomizu 2021/12/14(Tue) 18:09:44 |
アイシャは、戻ってきた次の日のお昼ごろ、酒場に姿を見せました。 (c4) otomizu 2021/12/14(Tue) 18:10:16 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 仮面の役者 フランドル酒場に戻ってきた翌日頃、貴方の姿を見かけた際に声を掛ける事でしょう。 それは、お部屋の前だったかもしれないし酒場の中だったかもしれません。 「フランドル様……今、大丈夫なのです?」 白かったローブが赤黒くなったままの少女は、張り紙を見て心配だったようで。 少しばかり眉を下げたような顔を見せています。 (-176) otomizu 2021/12/14(Tue) 18:19:49 |
【秘】 百識眼 の シュゼット → 花売り妖精 アイシャ貴女を見て。部屋を見て。やるせなさに顔を歪めて。 ごちゃり、と持ち込んだ大風呂敷を床に置く。 拒否されなければ、貴方の頭を撫でて優しく抱くでしょう。 「無事・・・とは言えないわね・・・いいのよ、無理しなくて」 「庇ってあげられなくてごめんね、アイシャが層じゃないって分かってたのにね・・・」 辛かったでしょう、怖かったでしょうと、自分に慰めの言葉をかける権利があるかも分からず。 暫くして荷物を解いて、中から様々な医療器具を取り出す。 「必要そうなのは粗方持ってきたわ、変に跡になる前に処置させて頂戴、放っておいて良い事なんてないんだから」 (-177) BowwowBob 2021/12/14(Tue) 18:33:59 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 花売り妖精 アイシャ夜。仕事の計画を立てながら過ごしていると、 控えめなノックが聞こえた。 深夜に窓をノックする者はいる。 昼夜問わず乱暴に扉を叩く者もいる。 それらには決まって「入れ」と促す。 日頃からノック音すらさせずに入る者も、 まあ、いるのだが。それはさておき。 夜に、部屋のドアを、それも控えめにノックする。 そんな者は……部下は、そういない。 書き物をしていた机を指先で2回叩いて僅かに考え、 ペンを置くと「今行く」と声を返した。 間もなく、巨漢が外開きの扉をゆっくりと開け、 視線がゆっくり降りて行った。 「…………」 あまり予想していなかった来客なのだろう。 男は無言で貴女を見下ろしている。 室内から、僅かに煙が頭上を抜けていった。 (-178) shell_memoria 2021/12/14(Tue) 18:38:41 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼット無理しなくていい、と言われると。 素直に体を預け、貴女の胸元に顔をうずめています。 少しだけ、布が濡れてしまうような感触があるかもしれません。 「っ……いえ、いえ…これが、必要なことであるのは、わかっていたのです…… だから、大丈夫、で。私は、大丈夫……なのです」 赤黒く染まったローブと、衣服の下 肩甲骨の辺りに刃物で抉られたような傷跡が残っていることがわかるでしょう。 見ているだけでも痛々しいもので。 ろくに手当てもされておらず、傷口は塞がりきっていないようです。 (-189) otomizu 2021/12/14(Tue) 20:57:28 |
【秘】 百識眼 の シュゼット → 花売り妖精 アイシャ自身が何で濡れようと構わず。 「ばか、あんたみたいな娘傷付けて良い道理があるわけないじゃない。いい子すぎるのよ。 こんなになって大丈夫なわけないじゃない、背中のはぜったいに取り返すから安心しなさい」 長い付き合いだ、ある程度察していたのだろう。 ただそれを明かすわけでも、冗談でも羽をくれなどと言う事は無かった、言わず見守る事が互いの為としていたから。 「それじゃ服、脱がすわよ」 服越しでもその凄惨さは伝わってくるものがあるが、処置をするならば直に容態を観察しなければいけないだろう。 「医療系じゃないにしても自分とトコで売ってる道具の使い方くらいマスターしてるわ、だから安心して。 ちなみに薬が効きすぎたり効かなすぎたりしないわよね?」 (-194) BowwowBob 2021/12/14(Tue) 21:46:23 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 花売り妖精 アイシャ「……おや、アイシャ君」 視界の外、随分下から掛かる声。 心当たりは一つしかないし、それに声は聞き覚えのあるものだ。 「君の方が…いや、無粋だな。 いいとも、話があるなら入ると良い」 ──そこまでやるか、と。 赤黒く染まったローブに一度眉を顰めて。 そう願うように、"大丈夫"と繰り返し口にしていた貴方の姿。 何より自身の立場に、出掛かった余計な言葉を引っ込めて。 場所はきっと、役者騙りの部屋の前。 貴方に一つ了承を返し、扉を開いて室内へと招いた。 (-195) unforg00 2021/12/14(Tue) 21:53:09 |
アイシャは、ぼうっとお花を並べています。 (c6) otomizu 2021/12/15(Wed) 0:28:30 |
【墓】 花売り妖精 アイシャ>>26 レイ様 貴方に声を掛けられて、少し遅れて反応を返します。 ふわり、と笑顔にはまだ疲れが残るものの 以前のように振舞おうと努めている様子です。 「あ……は、はいなのです。 ごめんなさい、ぼーっとしてたのです。 えっと、どのようなお花をお求めなのです?」 勿論、希望がなければお任せでも構わないようです。 (+14) otomizu 2021/12/15(Wed) 1:13:36 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 骸狩り スカリオーネ「あ……こんばんは、なのです。スカリオーネ様」 ぺこりと頭を下げて、小さな少女が貴方を見上げています。 まだ本調子ではないようで、いつもよりも元気のない声をしていますが へら、と小さく笑みを浮かべました。 「あの、…お薬、ありがとうございました。なのです。 ツケにされるって、言ってたので。そうかなって、思ったのです。 だから、お礼に来たのです。大した物じゃ、ないのですけど」 花籠の中には、厨房を少しだけ借りて作ったお花の蜜を使ったクッキーと、薬のような液体が入った瓶が2本ほど。こちらからも、花の香りがするようだ。 (-226) otomizu 2021/12/15(Wed) 1:33:54 |
【秘】 骸狩り スカリオーネ → 花売り妖精 アイシャ「…………」 かける言葉が出ないのか、声もなく。 ただ小さく頷くだろう。 相変わらず、何にも興味のなさそうな顔。 「………………気にするな」 少女の言葉に対して、焦れるほどの沈黙。 それからやっと出てきた言葉は、たったの5文字。 これではまるで――。 「――ツケの支払いに礼は不要だ。精々安静にしていろ。 煙も、夜歩きも、……身体に障る」 瞑目し、小さく首を振る。 煙が身体と扉の合間から振り落ちる。 花とは程遠い、苦味のあるにおい。 不要だ、と言いながら、しかし扉を閉じてしまうでもなく。 だからと言って、花籠に手を伸ばす訳でもなく。 金属の指輪がいくつも嵌った指は、 所在なさげに扉と、首元のネクタイにかけられている。 「…………その瓶は?」 絞り出すような言葉が降りかかるだろう。 (-231) shell_memoria 2021/12/15(Wed) 1:56:02 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 花売り妖精 アイシャ「……借りは返す主義なの、私」 「何か依頼があれば、いつでも力になる。……いつでも」 (-234) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 2:02:44 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 百識眼 の シュゼットすん、と鼻を鳴らす音。 「取り返す、なんて……いいのです。 時間が経てば、いずれまた……新しいものにかわるのです。 それに、私が犠牲になって この町が平和になるのなら……それで、いいのです」 そう思って、そう信じて。 少女は、この尋問を切り抜けてきたのです。 それでも貴女の言葉が優しくて、鼻の奥がツンと痛みます。 信頼を寄せる貴女にだけは、本音が漏れてしまいそうになって。 「はい、なのです。……っ、ぅ…」 服を脱ぐために、腕を上げるのもつらくて 小さく呻きが漏れました。 貴女のような、彼女と取引のあった人間には 部屋に転がる小瓶から薬草の匂い、それも冒険者用に効果の強くなっている鎮痛薬であることが伺えるでしょう。 今のところは、見た目より痛みが多少緩和されているようです。 「シュゼット様、の腕を……疑うことは、ないのです。 はい、今は痛み止めを飲んでいるので……そういうものは、効きが悪いかも、くらいなのです」 (-244) otomizu 2021/12/15(Wed) 3:25:53 |
【秘】 残氷 の エアハート → 花売り妖精 アイシャ「……そうですね」 思いを馳せるように目を閉じる。 「言って欲しかった。でも知りたくなかった。 私の、少々特殊な異能が使える一族は、 貴族の顰蹙を買って殺され、私は下級市民に。 そんな奴らの血なんて、流れていて欲しくなかった。 ……理解していますよ。彼には何の咎も無い事も。 それでは嫌う貴族と同類、むしろそれ以上の悪だと。 それでも、それじゃあ。と割り切れなかった。 ……私は、私は、善人にはなれなかった。 なにより、それを本音では悪い事と思っていない。 そんな自分がいる事すら、もう嫌になりますよ」 理屈で理解していても、それでも割り切れない。 それができる模範的な人間もいるが、己は違った。 理不尽と自己矛盾に常に振り回されて来ている。 「……妖精?ハーフ、のようなものでしょうか」 光り輝く羽根を初めて見るような目で見つめる。 こうして対話する存在でそれを見かけるのは初めてだ。 「妖精側からはともかく、人間側からと言う事は…… 年を取るか、成長する速度が遅いのでしょうか。 ……でも、昔は?今は、傷付かないのですか?」 (-245) poru 2021/12/15(Wed) 3:26:34 |
【秘】 百識眼 の シュゼット → 花売り妖精 アイシャ希少な採取品の依頼主として、冒険者のパーティに加わるのはままある女、その中では稀に重症者が出てしまう事もあり、慣れてるとは言い難いまでも傷跡を確かめていった。 「それなら、新しく生えくるのを邪魔しないようにするわね。 腕を信じてくれるなら尚の事」 生え直すとしても、大切な取引相手で大切な友人から理不尽に奪われたものを、そのまま黙って放っておく事など、この女には我慢ならないことだから。 女はきっと取り返すだろう、その時これがつらい事を思い起こさせるようなら、手元で大切に保管して置いて。 それからベッドメイクし直して縁に座る様に促す。 種族によっては薬や毒に対して人と違う効力や効能を得たりする。 ハーフの貴女がそうでないと分かれば鎮痛剤の薬効と邪魔し合わない麻酔を選び、準備を進めると。 「ほんと、いい子すぎるのよアイシャは・・・ そんなだから、何度も救われてるのよね、あたし」 そんな言葉をこぼし始めた。 /* 質問いいでしょうか? シュラール商店は三代前から続くお店でシュゼットはこの街で生まれ育っています、アイシャちゃんは外見年齢10代後半との事ですが、昔からこの街で花売りをしていたのでしょうか? (-263) BowwowBob 2021/12/15(Wed) 14:07:12 |
アイシャは、ノアベルトの声に顔を上げた。 (c11) otomizu 2021/12/15(Wed) 18:37:22 |
【秘】 迷彩掃除屋 ノアベルト → 羽無し妖精 アイシャ「そうですね〜……。 こんな寒い冬だからこそアイシャの花が一層映えますし。 笑顔で花を送ってくれる妖精さんに、情をかけない奴はいませんよ」 いつもありがとうございます、と追加で告げながら。 色を悩んでいるのか顎に指をあて、考える仕草をする。 誰かを思い浮かべているようで、少し時間を要してから口を開いた。 「薄い、色でしょうか。春のようなイメージで。 色はカラフルの方が嬉しいです。 まあ、なんとも……あたくしが持ってると随分と似合わないものになりそうですが贈り物なので仕方ないです」 ゴミが入ったズタ袋を運ぶことが常な男が花籠を持つ姿を想像する、なかなか目を引くものにはなりそうだと苦笑した。 「アイシャまで笑顔が曇るとあたくしが何をし始めるかわかりませんよ。 ともかく、……例の首輪だけは外せるように策を巡らせていますから。窮屈な思いだけはし続けないでしょう、"お互い"苦労することになりそうですね」 (-272) toumi_ 2021/12/15(Wed) 20:02:20 |
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