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【人】 靖国 冬莉もし、欲しいとするならば……そうだな。 少し青みのかかった黒犬、———真面目で律儀そうな面構えの奴がいいねぇ。 大層可愛がってしまいそうだ、家から一歩も出たくないほどに。 [吊り上がるその口角を愛おし気に撫でながら、薄く笑みを零し。*] (33) teco 2024/04/28(Sun) 20:10:54 |
【独】 靖国 冬莉/* 背後としては幸春さんの文章が本当に綺麗でとても好き……となっているのだが、それと冬莉さんの幸春さんへの思いが混ざって胸がぎゅぎゅうとなっているのである (-18) teco 2024/04/28(Sun) 20:22:03 |
【独】 靖国 冬莉/* 直情的には言わずとも、自身の存在を冬莉さんのおうちに忍ばせたい欲が見える幸春さんの感情と、その言い回しのいけめんさと、可愛さと相成って、あの、 (-19) teco 2024/04/28(Sun) 20:24:05 |
【独】 靖国 冬莉/* 灰で沢山残してすみません……… 本当にロルも、文章も、そして何より幸春さん自身が冬莉さんと背後が大好きすぎる故に……… 冬莉さんの好きな思いが溢れすぎて、合鍵掘り返しちゃってる………冬莉さんの愛の大きさでどうか返しにくいお返事になってませんように。 (-20) teco 2024/04/28(Sun) 20:26:45 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春[照明を受けて鈍く輝きを放つ選択肢は、やはり 彼の表情を引き攣らせるものだった。 まるで時が止まったように 口付けの余韻さえも残さず 唇を薄く開いたままただ一点を見詰める彼の姿は、何処とない色気を醸し出している。場違いながら、———綺麗だとそう思った。湿りを帯びた唇を、未だ収まらない熱と共にちろ、と正していく。 困らせたいわけではなかった。況しては、彼にそのような表情をさせたいわけでもなかった。 それでも、自身の我儘を通してしまいたくなるのは互いに社会の歯車に身を窶しているからこそ、で。 仕舞い込む間際、彼の表情が曇っていくのを横目で見遣り——— この逡巡が果たして己の不用心さ≠セけのものなのか。 何か別のものが、彼を妨げているのではないのだろうか。 一種の願望に近い、推測が頭に過るのに十分な変化だった。] (-25) teco 2024/04/28(Sun) 22:54:31 |
【人】 靖国 冬莉そうだといいが、……いや。幸せにするさ、この手で。 [重なる眼差しの中で、言葉は本来の意を逸れ、本意を注いでいく。] (38) teco 2024/04/28(Sun) 22:54:37 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春[交じり合った指先を繋ぎ止めるようにきゅうと握り、彼の手の形を、その温もりを確かめる。持ち上げられ、指の先から緩りと降り注ぐ柔さにすいと目を細めた。] ……、 『余すことなく受け止めるさ。お前さんからのものならば愛も、———何もかも¢Sて。』 [なぞらえるのは、つい先刻の、車内での言葉。] 好きだよ、幸春。 この数日、………お前さんのことを考えなかった日は無かった。 [許してくれるのだろうか、と。そう紡ぐ彼の声音は、まるで顔色を窺うような 怯えの入った色味で。 彼の為を思うなら、—————多少の気恥ずかしささえも厭わない。厭いたく、なかった。] (-26) teco 2024/04/28(Sun) 22:55:00 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春幸春。 許しを乞うのは、立場が上の奴等への情感だ。 俺は、お前さんの隣で、対等でありたい。 [片方の腕でそっと、彼の背へと腕を回して 此方へと優しく抱き寄せた。僅かに火照る熱を伝えるように彼の頬へと頬を宛がい、囁くように問いかける。] 勘違いだったら、すまん。 ……お前さんは、何に気後れしているのか。怯えてるのか。 俺に教えてくれないか。* (-27) teco 2024/04/28(Sun) 22:55:05 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春[腕の中で ぽつりと零れる彼の過去に背を撫でながら、耳を傾ける。初めて会ったあの日に 彼の底を暴かんと深く踏み入れて返された言葉の、その続きの凄惨さに視線を落とした。自身へと踏み込ませないように人知れず作られていた壁のルーツが、家族を、付き合った相手を、———周囲のことを連ねるのが、何よりも彼らしいとそう思う。 あんたは、女性を愛せるだろう……? そう吐き出して 愛に応えてくれた彼の言葉の前に、どれ程の葛藤と、過去への情感が鬩ぎ合っていたことだろう。何も知らずにただ 、彼を受け止めることだけに意識を置いた言葉の羅列を思い起こして、恥じる。肩を濡らすものを瞼を閉ざして味わい、頬を更に擦り寄らせては。] 情を傾けることに良し悪しも無いはずなのに 周囲の反応で、悪だと定義づけられてしまう。 お前さんはその時、どれ程の情感を……付き合った相手に寄せていたか分からないが、 ………否定されることは、辛いし、苦しかったよな。 (-36) teco 2024/04/29(Mon) 13:57:19 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春[初めて彼が情を傾けた相手を想うと ちくりと軋んでしまう胸の淵は今は気が付かないふりをしたまま。 彼へと向けられた、揶揄いも別離も、失望も、———涙も。 その奥に別の意図があったやもしれないが、全て彼の思いを謗る≠烽フに他ならない。未成年という檻籠の中で、田舎という閉ざされたコミュニティーの中で、自身の行いをただ謗られ=Aそのまま周囲が崩落していく様をまざまざと見せつけられる。その光景を想像することしか叶わないことに、彼と同じ目線に立てない自身を歯がゆく思う。] ………、話してくれてありがとな。 [顔を上げて笑みを作らんとする彼のその目尻に溜まっている滴を、指腹で払いながら 向ける眼差しは努めて穏やかなものを。過去さえも、その恐れさえも超えたいほどに情を傾けてくれる彼の、その痛いほどの想いに胸の底を締め付けられて、———互いに向けあう情感が同じであることの幸福を、噛み締める。 ] (-37) teco 2024/04/29(Mon) 13:57:39 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春なあ、幸春。 もし、俺等の関係がバレたら 、 ( もし、同じことが起きたとしたなら ) その時は、何処に行きたいよ。 田舎……は 衆目が気になるだろうから、ある程度人で賑わう場所が良いな。 お前さんの故郷も、此処からも離れた場所で、事業を立ち上げるか。 嗚呼、いや。マンション買って 不労所得生活も悪くねぇなぁ。 [国内でなしに、海外も視野にいれるのも有りか。言葉にするだけでも選択肢が広がっていくのを眼鏡越しに目を細め、抱き返された腕の中で 繋いだ手をもう一度きゅうと握り締めた。] 高校生のお前さんと違って、今の俺等は自由だ。 ……例え、俺等が居る此処に未だに好奇の目が蔓延っていたとしても 環境を変えることができる。 なんて、環境を変えることができずに藻掻いていた俺が言うのは説得力はねぇけどな。 [苦笑を浮かべながら、彼のそのぎこちない笑みにそうと優しく唇を落として。] (-38) teco 2024/04/29(Mon) 13:57:53 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春……少なくとも、俺はその初めて付き合った相手のように お前さんを一人になんかしたり、しねぇよ。 [気付かないふりが出来ないままに 隠しきれない嫉妬を声音に乗せたまま零す。] お前さんを幸せにしたい、——もっと色んな表情が見たい。 (そして、それが全て俺の前だけのものであればいい。) (-39) teco 2024/04/29(Mon) 13:59:03 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春俺を幸せにしてくれよ、幸春。 [期待を掛けて 欲のままに彼の線引きを超えて縛り付ける自分自身も彼にとっての障害そのものなのだろう。それでも、引くことが出来ないのは———溢れ出るこの情感の味を知ってしまったから。] (-40) teco 2024/04/29(Mon) 14:11:53 |
【人】 靖国 冬莉[指先を解き、頬へと指腹を伝わせ 薄く笑みを浮かべる。窓越しには僅かに滲んでいた陽光は消え失せて 夜の帳が下りていた。*] (40) teco 2024/04/29(Mon) 14:12:33 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春[表情を歪ませながらも 絞るように言葉を漏らす彼に小さく首を振って見せる。彼の頭を優しく撫でながら 過去のことであれ 心の何処かで抱いていたであろう痛苦を、ただ一人でそれを抱え込んでいたが故の堅さを解さんとして。 ] ……俺が聞きたかったんだわ。 お前さんとこれからを築いていく為に、な。 言葉にしねぇと、伝わらないこともあるだろ? [弱さを、本音を吐露することに後ろめたさを覚えて欲しくは無かった。 況してや、自身よりも周囲へと目を向けて 心を痛める彼だからこそ、尚のこと。] (-46) teco 2024/04/29(Mon) 20:08:27 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春………ちょっとは、心 軽くなったか? [口元が解け、笑気を零し 手で隠された先に僅かに映る表情筋を動かす彼の姿に眉を下げる。 ] そうはならないよう、お前さんを守るのは当然として。 俺はお前さんとの関係を、障り≠ニしてでなし 指標≠ニして捉えていきたいと思うよ。 、 俺等が生きやすい方へ、向かうための尺度だ。 [単位は如何としても変容することはない絶対的な、もの。環境に応じて関係を変えていくので無しに、関係に沿って、環境を変えていくなんて、————数日前の、彼に出会わなかった自身だったなら、出てくることも無かっただろう。] その顔、……好きだわ。 [無論、どの顔も、表情も余すことなく心を奪われるのは前提で。ちゃんと見せてくれよ、と小首を傾けて 押し隠す彼の手の甲のその輪郭を辿っていく。角ばった、されどすらと長く伸びる指先へと達せば、その手を握り取って 優しく剥がさんとした。] (-47) teco 2024/04/29(Mon) 20:08:31 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春俺も驚いてんだわ、自分が此処まで情を向けることができる人間だったなんて。 [内々に溜めていたものを発散するように、互いの利害を貪る恋愛≠ヘ幾度となく触れてきたのに。否、———そういうものだと 思っていたはずだったのに。数日、たった数日だ。されど、彼の一挙動に心を揺さぶられて、吐き出す言葉は彼と共に在ることを前提にして。まるでそう、周囲に群がっていた女たちのように、甘ったるい言葉を重ねてしまう。続く彼の言葉は、受け止めるには未だ慣れないもので 口元が漣立ってしまうが。] ……なんで、もっと早くお前さんと出会えなかったんだろうな。 [小さく呟き、 頬に触れていた指先をそうと ネクタイへと滑らせては端正に作られたディンプルを崩し 結び目を解いていく。重力のなすままに 視界から外れていく臙脂色に目を向けることなく シャツの釦を外し 首元を緩めた。付き合い方を教わった=\―― 過去は変えられないと頭では分かっているのに 反芻する言葉への自身の浅ましさが 今にも零れそうなのを抑えながら。] (-48) teco 2024/04/29(Mon) 20:08:36 |
【秘】 靖国 冬莉 → 葛切 幸春勿論 ————お前さんのものだ。 頭のてっぺんから、足の先まで。そして未来も、全てな。 [口元が弧を描き、 緩やかに頷く。それは契りに似た肯定の意だった。] 愛してるよ、幸春。 [薄く唇を開き はだけた首筋へと顔を埋めては 柔肌に歯を甘く突き立てた。音を立てて吸い付き、———誓いの跡を植え付ける。先日付けたものが薄らいだ紅と化しているその傍らに 自身のものだと主張するように鮮やかに色付く跡を眺め 満足げに笑みを零した。*] (-49) teco 2024/04/29(Mon) 20:22:13 |
【独】 靖国 冬莉/* 前の村と交差する情感と、彼との先を言葉を交わすなかで具体化していく。 過去の愛の囁きも決して軽いものではなかったのだけど それに更に彼の過去の憂慮をも包括し 掬い上げて 共にするための覚悟を伝える、言葉を吐き出しているんだろうなって。 恋とは人をこんなにも変えていくんだなぁ こんなにも、情を傾けて 親身になる人だとは思ってなかったのだ それほどに、幸春さんのことに惹かれていて 愛してるんだろうなぁ………………めっちゃ分かるよ冬莉さん。本当に幸春さんは天才かわいいありがとうございます……… (-50) teco 2024/04/29(Mon) 20:46:09 |
【独】 靖国 冬莉/* 立ち止まってくれる存在を稀有に思ったり、 情が厚いんだなって思ったり、 愛を貰うことを当たり前としないその凛とした姿が美しくて。 それが周りにも撒いているものでなし、自分だけのものだって彼が本当の意味で理解したときの表情が見てみたい。 (-51) teco 2024/04/29(Mon) 20:52:28 |
【独】 靖国 冬莉/* 自分自身の感情や利益よりも、手離すことができずに相手に降りかかるであろう不利益の方に思考が向いてしまう幸春さんが愛おしいんだ。 無自覚に恐らく、自分自身を蔑ろにしてしまう癖がついちゃったのかなとか色々と思いを馳せてしまう。 そして、そのことに気付いているからこそ、なんだろうね。冬莉さんが言葉を尽くしているのは。 多様性を理解しないのが悪い。幸春は何も悪くない、と。周囲を謗る、………高校生の頃の幸春さんに対して周囲が向けた態度と同様な言葉を投げるのでなく。無意識か、意図的か、視線を向けずにいた(或いは言うべきことでないと口をすぐんだ)幸春さん自身への言葉を真っ先に注いだのはきっと、それが理由なんだと思う。 (-52) teco 2024/04/29(Mon) 20:59:59 |
【独】 靖国 冬莉/* 幸春さん研究会になってる……… 違うんです、愛ゆえにです………解釈が間違っていたら教えてくださいずびび………… (-53) teco 2024/04/29(Mon) 21:01:09 |
【独】 靖国 冬莉/* そして冬莉さんは強欲おじさん。 もうちょっと自制を効かせてください…… いや、それほどに幸春さんの魅力が溢れてるのは分かる、分かるよ。分かるんだ……… (-54) teco 2024/04/29(Mon) 21:04:27 |
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