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【秘】 灯屋 レイ → 番犬 エドゥアルト「そうですね……そうできれば良かったのですが、なかなか難しい。 また頼みたい事ができたらお願いしに来ます」 あまり命じたくないのも、本音。 だけど嬉しそうな貴方を見ると、そう思う。 「用途も理由も言われませんでしたし、聞かなかったので。 はい。よろしくお願いしますね」 そうして、夕刻頃。灯屋はいつも通りに仕事へ行く。 見慣れていたはずの、見慣れぬ様相となった場所。 常に空気が淀むそこに灯りを点す。 ―――そうして、いつも通りの時間に戻ってくれば。 貴方に礼を告げ、預けたものを受け取っただろう。 なんとなく頭も撫でた。わしゃ…… (-13) sym 2021/12/19(Sun) 2:19:34 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 番犬 エドゥアルト「エドゥアルト」 死角から声がかかる。寄ってきたのはミズチだ。一度政府に連れられたという話も聞こえてきていたかもしれないが、平時に見られる姿と何ら変わりない様子である。 「小生の火急の用は済まされた旨を伝えに参上した。今度の話が出来る程度だ。三日後以降の都合はどうだろう?」 (-19) 66111 2021/12/19(Sun) 4:36:45 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「……ミズチ。無事、だったのだな……。 先刻は役に立つ品をありがとう……、と一言伝えたかった」 噂は聞いていれど、いつもと変わらぬ様子にそう言って まさかレイから一時的に預かっていた箱に 探していた貴方の頭が入っていたとは知らぬままだ。 「ああ……、おれの方は特に予定はないし 構わないが。……いいのだろうか」 どことなく、申し訳なさがエドゥアルトのまとう空気に滲んでいる。 (-33) DT81 2021/12/19(Sun) 20:31:34 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 番犬 エドゥアルト「ああ、問題なく済んだ。どういたしまして」 ミズチはミズチで二人が箱の内容を伝えられていないのを知らないし、絡繰の首は取れてもおかしくないものなので驚かせるとも思っていなかった。整備とかでたまに取るし。 「小生もお前に一言伝えたかった。あの鳥はお前が仕留めた獲物らしいな? おいしく食べさせてもらった、ありがとうエドゥアルト」 ふ、と息を吐く音がした。 「いや何、目についた時に思うことはあってな。しかしエドゥアルトが人に指示されることを求めているのなら、小生はお前の求めるものをやれぬ故。これをひとつの切っ掛けにさせてもらった」 「オーウェンのような世話焼きと思ってくれ。オーウェンほどは、小生は人のことを慮ってはいないが。怪我の類をする理由はない方がいい。未然に防ぐことをお前の選択肢に入れたいと考えたのだ」 ミズチは、オーウェンは親切だと思っている。対して己は自己満足が原動力である場合がほとんどだと。はたから見たら大して変わらないよミズチくん。 (-35) 66111 2021/12/19(Sun) 21:31:56 |
【秘】 番犬 エドゥアルト → 錆鉄御納戸 ミズチ「……ああ。鳥と、殴り合った甲斐があった」 こちらこそ、どういたしまして、と。 エドゥアルトは、わずかに目を細める。 それは笑みのような、安堵のような曖昧な表情だ。 「……。ここは、世話焼きが多いな……」 指示をされたがるのは、ある意味癖のようなものだった。 世話を焼かれるそれ自体はとてもありがたいものだが それが続くとどこか、落ち着かない気分になるのも真だ。 「おれにはオーウェンとの違いが、あまりわからないが……」 「貴方が、そこまで考えてくれているというのなら ……お言葉に甘えるとしよう」 怪我をした時のことを思い出した。 人の手を煩わせることが減るのならば、いい。 (-130) DT81 2021/12/20(Mon) 12:43:57 |
【秘】 錆鉄御納戸 ミズチ → 番犬 エドゥアルト「狼牙亭は、そうかもしれないな。主人が主人だ」 「がめついだの冷たいだの人使いが荒いだの言われはするが、 自分の中でのルールや基準が明確で、平等だ。姿勢が良い」 「そうした者が、そうした者に惹かれる者が、 集まりやすいのかもしれない」 ふ、と息を吐く音がした。 「では3日後、朝食の頃に。良ければ共にしよう」 約束を取り付ければ、 そうしてこの場は御開きにされたのだった。 ミズチが人に世話を焼かれ続けないよう 心掛けていることの話なんかは、またその時に。 (-135) 66111 2021/12/20(Mon) 14:30:59 |
【念】 番犬 エドゥアルト"あの頃生きていた自分"と"今ここにいる自分は"違うと認識している。前世の記憶みたいに。他人事というには近くて、自分のことだと言うには少し遠い。 でも確かに身体に刻み込まれている記憶は、掘り起せば じわじわと。蝕むように蘇ってくる。あれは自分だった。 「あの時、殺せと命じられたのは──"家族"」 「目の前に用意された、見たことのない人間を殺した記憶はある。……おれはたぶん、それを家族だと認識できなかった」 生みの親の顔なんて覚えてなかったから。 だから、本当に命令通りに家族と思っている者を殺しただけだ。 「"殺してみろ"」 「"身内も殺せないような脆弱なヤツはいらない"」 彼の最期のことばは、それだった。 そこからもう命令してくる声は二度と聞こえなくなった。 (!2) DT81 2021/12/20(Mon) 18:02:38 |
【念】 番犬 エドゥアルト「…………それだけだ」 せめて苦しまないように、即死できるような殺し方をした。 何を思い、死んでいったなど、知る由もない。 もし、死人に口があったらと考えると その時、はじめて……恐ろしいと感じた覚えがある。 「おれはきっと、捨てられるのが怖かったのだろう。 だが、その行動の矛盾に気づかないくらいどうかしていた」 しかしそれも、もう昔のこと。 今更困ることも、傷がつくこともない。 もしそうだとしても、そんな顔は貴方には見せない。 (!3) DT81 2021/12/20(Mon) 18:02:59 |
【念】 番犬 エドゥアルト「………おれが、貴方に命令を乞うたのも そういった生き方しか、してこなかったからだ」 これは、前にも同じようなことを言ったかもしれない。 最初から、貴方でなくてはいけない理由なんてなかった。 誰でもいいからただ使ってくれればいい、簡単で単純な願い。 それだけで救われていた。 ただ、貴方の下す命令は、いつも知らない感覚を覚える。 だけど、その自身の望みによって、貴方の役に立てることに 感じる喜びは、いままでのものは同じようで、すこし違った。 (!4) DT81 2021/12/20(Mon) 18:10:16 |
【念】 番犬 エドゥアルト「……でも、おれは貴方のおかげで、少し自分の望みを 許せるようになった、気がする……」 きっと様々な生き方があることをこれからも知っていく。すこしづつ、明りが灯るように、見える景色がひろがっていく。 「……………ああ、そうか…………」 「だから、」 何かに思い至ったように口を開く。 「これからもそれ <喜び> をおれに教えてほしい」この街は、きっとこれから変わっていく。貴方が言っていた『より良い日々』かもしれないし、そうでないのかもしれない。 (!5) DT81 2021/12/20(Mon) 18:14:56 |
エドゥアルトは、レイにひとつ頷き、微笑みかけた。 (a51) DT81 2021/12/20(Mon) 20:48:02 |
エドゥアルトは、今は蟹とチキンがお気に入りかもしれない、とふと思った。 (a52) DT81 2021/12/20(Mon) 20:48:43 |
エドゥアルトは、これからの『より良い日々』を祈っている。 (a57) DT81 2021/12/20(Mon) 20:59:09 |
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