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【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドル「…………は?」 一通り聞き終えて、ゴスッ、と容赦なく手甲付きの右手で頭を小突いた。他者に行っているのは滅多に見かけないが、貴方は幼少期からしょっちゅう怒られる時はされていた。 「今、……よくわからないですが、酷く腹が立ったので。 ……くれてやる、じゃなく、預けるですよね? じゃあ何、安心して消えようとしてるんですか。 無意味に重たいのを持たせたなら、…ちゃんと戻って」 ぽつぽつ、普段饒舌に──こっちで再開してからは尚更そう見えがちであった男が、随分と珍しく言葉に詰まっている。 傍からだと相手の発言に動揺したが故に見えるだろう。 それが無い訳ではないが、これは構成員としての取る対応と、 上書きされている自我とが非常に反発しあってる状態だ。 それくらい、揺れている。否、揺れたかった。 本来の気質を思えば政府に突撃してもおかしくない男だ。 必要と与えられた静と、元来の動が、引っ張り反発しあう。 情緒不安定、と見えるのもそれはそうだろう。 今この瞬間も貴方の言葉に揺さぶられて不安定なのだから。 「…… 私の剣 と、名乗るのであれば。容易に折れるのなんて、許しませんからね」 貴方の薔薇の意匠の短剣は、男には 紫 に見えた。心が葛藤状態にあるとき、両方の性質を持つ紫色が バランスを整えてくれるというが、さてどうだろうか。 ──高貴な身分の色としても有名なそれが薔薇に見える。それが、貴方に何の感情を抱いてのものか。男にもわからない。 (-161) poru 2021/12/14(Tue) 15:46:38 |
【秘】 花売り妖精 アイシャ → 仮面の役者 フランドル酒場に戻ってきた翌日頃、貴方の姿を見かけた際に声を掛ける事でしょう。 それは、お部屋の前だったかもしれないし酒場の中だったかもしれません。 「フランドル様……今、大丈夫なのです?」 白かったローブが赤黒くなったままの少女は、張り紙を見て心配だったようで。 少しばかり眉を下げたような顔を見せています。 (-176) otomizu 2021/12/14(Tue) 18:19:49 |
【秘】 貴方の剣 フランドル → 残氷 の エアハート「 い"っっっ 」右拳はもろに喰らった。当然身構えていなかったため。 きっと昔からそうだったんだろう。 貴方の友は、貴方のする事だけは何も拒まなかった。 拒むつもりがなかった。 「…気が向く向かないで返すかどうかは決めないくせに 『腹が立ったから』で人をどつくのか。」 さりとて文句を言うかどうかは別の問題だ。 不平不満を垂れながら片手を小突かれた箇所へとやって。 血が出ていなければいいけど。手甲の角はえぐい。 「折れやしないさ。 言っただろう、 俺はお前が居なきゃだめなんだ。 お前の許しを得なければ、折れる事も死ぬ事もできやしない。 お前が居る限り、そしてお前がこの剣を折らない限りは」 フランドル・スキアーは、決して心折れる事はない。 己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。 これまでも、そしてこれからも。 (-192) unforg00 2021/12/14(Tue) 21:32:05 |
【秘】 貴方の剣 フランドル → 残氷 の エアハート託すものを託し終えれば、徐に踵を返し、貴方に背を向けて。 「そいつは確かにお前に預けた。 政府にくれてやるのは、俺のものでも、お前のものでもない。 ただの"哀れな役者"を演じる為の小道具だ」 今は貴方に預けたものは、剣と杖と、誓いだけ。 薔薇の意匠の短剣は、政府の元に、この街に捨てて行く。 それが今どのような色彩を呈していようとも。 「じゃあな、ハーディ。 預けたものは、俺が戻って来た時に まだお前の剣と認めてくれるなら… 認めても良いと思えたなら、返してくれればいい」 揺れ動く貴方を一人残し、かつん。 陰は"哀れな役者"を演じるべく、踵を鳴らして去って行く。 動揺はすれど、職務を優先とするさまに。 今は少しだけ、安堵を覚えるものだった。 だって、本来の貴方であればきっと それこそ形振り構わずに行動していただろうから。 (-193) unforg00 2021/12/14(Tue) 21:34:18 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 花売り妖精 アイシャ「……おや、アイシャ君」 視界の外、随分下から掛かる声。 心当たりは一つしかないし、それに声は聞き覚えのあるものだ。 「君の方が…いや、無粋だな。 いいとも、話があるなら入ると良い」 ──そこまでやるか、と。 赤黒く染まったローブに一度眉を顰めて。 そう願うように、"大丈夫"と繰り返し口にしていた貴方の姿。 何より自身の立場に、出掛かった余計な言葉を引っ込めて。 場所はきっと、役者騙りの部屋の前。 貴方に一つ了承を返し、扉を開いて室内へと招いた。 (-195) unforg00 2021/12/14(Tue) 21:53:09 |
【秘】 残氷 の エアハート → 仮面の役者 フランドルさすがに手甲と己の腕力の威力の自覚はある。 血が出ない程度にちゃんと手加減済みだ。 それにしたって痛いだろうけども。 「すみません、今何処かの誰かがミスをしたせいで、 すこぶる手が暴れ足りないらしくて。 ついこうしないとやっていけなかったらしいですよ」 ああ言えばこう言う。腹が立っただけで手を上げたのも事実。 ただ、そんな突発的な衝動を起こすくらい感情が揺さぶられて いるのを、貴方はどう思うだろうか。嬉しいと感じるだろうか。 「──許しなんて、絶対出しませんよ」 随分な独占欲を、任務用の顔の癖に含み、滲ませて。この男は独占欲も劣等感も嫉妬もあらゆる感情を常に向けている。 それでも、いつも貴方がずっとこちらを見てくれていたから 安心できたから、その顔を見せなかっただけだ。 「何があっても、他人に折られるのを許しませんから。 ……折る位なら、私がこの手で直々に折ってやります」 暗にそれはもう、貴方を剣と認めているのと同じ事。 去っていく貴方を引き留めたい気持ちと、それに反して全く動かない身体に、ただ目を伏せるしかなかった。 心は、去る貴方を引き留めて抱きしめてしまいたいのに。 遠くに行きたいどころか、傍にすら、在れなかった。 (-202) poru 2021/12/14(Tue) 22:44:50 |
フランドルは、どつかれた所は地味に痛むし寒気はするし。 (a32) unforg00 2021/12/14(Tue) 22:50:53 |
【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル「ここは特別そうでしょう 大蛇の腹の中。吹き溜まりのヨルムガンド。 英雄になれない者達の、犠牲の上に立つ街です」 墓守だった者はそう認識している。 それでもこの街を嫌うことはできない。 「剣と心を捧げる先は彼の者に、と」 彼の『隠し事』はこれだったのだと、理解した。 この騎士は守るものを失わなっていないのだと、羨ましくも思った。 誰も彼もが明日を見ている。明日しか見ることができない。 より良き日々を得ようと足掻いている。 ―――だから。 親しい者達が連れて行かれる事がわかっていながら、傍観を選んだ。 ほんの少し耐えればなにかが、変えられるのだと。そう思ったから。 (-206) sym 2021/12/14(Tue) 23:56:05 |
【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル「私は観客の立場に甘んじていました。 彼女達が傷つく事は、仕方がないと。 貴方達の活動にそう思える理由が欲しかった。 納得できる理由が欲しかったんです」 そんなもの、与えられはしない。 薄々わかっていた事だ。 「……それはまた、都合の良いものを提示してくれますね」 差し伸べられた手。酷く魅力的な提案だと思う。 この騒動の前ならすぐに握り返していただろう。 「ですが、内容次第です」 脳裏を掠めたのは、番犬の名を与えた者。 彼をひとりにはできない。それだけは悩む必要もない。 (-208) sym 2021/12/14(Tue) 23:57:28 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ「この街が、かの大蛇の名を冠するのならば。 いつかは神の鎚に打たれ、相討つ事になるのだろうな」 遅かれ早かれ、何れこの街は変わる事になる。 それが良い事か悪い事かはわからない。 ともすれば、その黄昏を越えた後に より良い明日、新たな時代が待ち受けるのかもしれない。 或いは何もかも、単なる終幕でしかないのかもしれないが。 「自分を納得させる事ができるのは、自分だけだ。 他者の言葉はその切っ掛けには成り得るが、 結局、それに納得する事を選ぶのはいつだって自分なのさ」 自分達さえ口を噤み耐えていれば、いつかは何かが変わる。 その為には、あのように傷付けられる事も仕方ない事だ。 そうして納得できたなら、ともかくとして。 それでは納得が行かない、納得の行く理由が無いのであれば。 自分を納得させるには、自ら動くほかないのだ。 (-222) unforg00 2021/12/15(Wed) 1:13:30 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイそして、その為に今、動く事を選ぶなら。 「さて、内容次第、か。 君を"勧誘"して来ると一芝居打ってもいいが… まあ、当然私としても勧めはしない。 手を組んでいる…共に在る者が居るなら、尚の事。 内側から変えるには、それが手っ取り早くはあるとしても」 「…なら、"君達"は既に掴んでいるかもしれないけれど。 "卑怯な蝙蝠"、潜り込んだ天の鼠らしく 内通者として、"ご同輩"に関する情報を売るしかないな。」 たとえ、革命に心は無いとしても。 そう遠くない内に沈むとわかりきっている泥舟に、 それに縋り付く者達に、何も思わないという事も無いのだ。 「或いは、 "野良猫"に化けたヨルムガンド。 或いは、 "盲目のアース"の名を冠する者。 彼らはこの半端者の蝙蝠ほど聞き分けが良くはない。 もしも正面切って接触を図るなら、よくよく注意する事だ」 彼らがこの街の薄闇に囚われ続けるという事は。 この"卑怯な蝙蝠"とて、決して望む所ではない。それだけだ。 (-223) unforg00 2021/12/15(Wed) 1:15:04 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「ごきげんよう、役者さん…… 怪盗と呼んだほうがいいかしら? ……それとも〈蝙蝠〉?」 あなたが連れていかれる前の、どこかの時間。 他の誰かに聞かれないように、死霊術師が声を掛けてくる。 「……まあ、なんでもいいわ、革命軍。 どう?首輪にあんな細工までして、順調に進んでいるのかしら?」 (-230) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 1:50:06 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ「──然りだとも。 何れも私を指す呼び名だ、何だって構わない。この街ではね」 不意に掛けられた声に、振り向いて。 役者騙りは、今この場では尚も役者を気取るらしい。 「順調であれば、こうはなっていないだろうさ。 君は 今までずっと見聞きしていた んだ、わかるだろう?"私達"は結局烏合の衆。何が上手く行く道理も無いのさ」 きっと引っ提げていた武器は何処かへとやってしまった頃。 そうでなくとも、仮に貴方が皮肉めいた物言いをしても。 この半端者が貴方をどうこうするつもりは無い。 「よそ者の "卑怯な蝙蝠" が紛れているとなれば尚の事。…さて、この蝙蝠にどのような御用かな?」 (-235) unforg00 2021/12/15(Wed) 2:09:38 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「さあ……あなたたちの全部を見聞きしてるわけでもないもの」 そっけない態度で役者気取りに対面する、付き合う気はなかった。 見聞きしていても、さほど理解もできていなかったかもしれないが。 いわば、自分はあなたたちの企みに巻き込まれたようなものだから。 憐憫を抱くことはあれど、どこかに恨み節がないとも言い切れない。 ……では、彼女はどうしてあなたに、と問えば。 (-238) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 2:35:28 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「取引をしたいと思って、あなたたちと」 「要求は政府に奪われた〈匙〉と〈焔喰らい〉の奪還」 「掲示するものは、革命勢力への部分的協力。 連行されるあなたへの援助、〈焔喰らい〉の情報提供……」 「……最後のは【ホド】に向けたもの」 (-239) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 2:36:13 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「……あなたたちの事情が変わって、 私の掲示するものがもう必要ないと言うのなら…… ……それでも構わないけれど」 「どう? 私としては、悪い話ではないと思うのだけれど。 それとも、もうお仲間の所に持ち帰ることもできないのかしら」 (-240) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 2:39:25 |
【秘】 灯屋 レイ → 仮面の役者 フランドル「彼の予言の通りなら、世界も沈むでしょう。 ……変わる事を黄昏と称されるならば、より良きものになる事を祈るばかりです」 滅びが訪れるのなら?それはその時に考えればいい。 カンテラの揺らぐ光が眉間の影を濃く映す。 「こちらが認識しているのは貴方と同じく『擬』態する者。 これまでの会話でもうひとりの見当もつきました。 たしかに、貴方が一番話が通じたでしょう」 どちらも腹に様々を抱えているように見える。 なんとも厄介な者達が残ったものだ。 「どう転ぶかはしれませんが、気を付ける事にします。 売るのは最後の手段にしたいんですが。 ―――それで、貴方は本当にいいんですね?」 私達に告発する権が回ってくるとも限りませんと前置きをして問う。 元々これは貴方達に近しい立場だ。既に裏切っているに等しい。ならば更に裏切りを重ねるのだって。彼に手伝わせる事になるのは申し訳ないが、そう難しくはない。 ただ、貴方は彼らと親しいはずだ。それで本当に良いのかと。 (-242) sym 2021/12/15(Wed) 3:04:05 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ「……取引、か」 そう、貴方達は謂わば自分達の行いの被害者だ。故に。 怨み言や報復の類か、という推測が無かったとは言わない。 貴方がそんな事に時間を割くように見えるか、と問われれば その答えは否、ではあるのだけど。 「私個人の返答としては、構わない。 どうせ大人しく連行されてやるのも癪だったところだ。 ついでにあちこち探りを入れるくらいはしてもいい」 ともあれ、先ずは"蝙蝠"としての取引への返答を。 あの時、誰ぞの手を噛んでやると嘯いたのは。 あれだけは、強ち"演技"でもなかったらしい。 「さりとて、あてのない探しものなど一つで十分だ。 君、奪われたものの行方に見当は? 目星が付いているなら、話が早くて助かるのだけど」 奪われたもの、つまりは〈泥掬いの匙〉と〈焔喰らい〉の行方。 持ち去られたものを手掛かりも無しに探すなど無謀も良い所。 できる事なら遠慮したいものだ、とはいえ。 この蝙蝠はその無謀をやっていたのだけど、それはさておき。 (-246) unforg00 2021/12/15(Wed) 3:46:39 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 死霊術師 ペトルーシャ「それから、…… 他の二人には…伝えはするが、あまり期待しない方が良い "野良猫"は慎重だ。又聞きの話は信用しないだろう "ホド"は…何を考えてるんだか、 …いや、考えさせられているのか。 ともあれ私にも少々測り兼ねる節がある」 二人の"共犯者"の話になれば、 淀みない語調にも少々考えあぐねるような間があった。 結局は、革命に与する者達の実態は。 きっと貴方が見聞きしたものとそう乖離したものではない。 良く言えば互いに深入りしない、悪く言えば互いに理解が無い。 そうなれば当然仕事以外、つまりは個人的な信用も薄い。 そんな烏合の衆でしかない。 「あの二人が君の提示した条件を飲むかはわからない。 それでもいいなら、伝えるだけ伝えておこう。 初めから、私にできる事と言えばそれくらいのものだ」 未だうわべを取り繕えど、言葉に嘘の気配は無く。 最後の言葉には、少々遣る瀬無い思いが滲んだかもしれないが。 (-247) unforg00 2021/12/15(Wed) 3:49:33 |
【秘】 仮面の役者 フランドル → 灯屋 レイ「その程度で止まるようなら、止めてやった方が良い」 静かに、けれど明確に、淀みなく。 カンテラの光に照らされ、陰はその輪郭を確かなものにする。 或いは、不確かなものが追い遣られ、確かなものだけが残る。 ──この"蝙蝠"が、彼ら共犯者と親しいのか。 それは彼らにも問わねばわからない事だ。 そして、きっと"蝙蝠"も自ら語る事は無い。 「"野良猫"は、随分な破滅願望を抱えている。 これで少しでもこの街の崩壊が早まればそれでいいんだと。 "ホド"は…あれは、先も言った通り どうにも思考や記憶に何か手を加えられているらしい」 二人の"同輩"の抱えるものには、少々思う所があるようで。 垣間見える表情は、どこか苦々しげなものだった。 「どちらも、この行いの果てに望むものがあるとは思えない。 本来は、望みはもう少し違う形だったように思える。 止めてやる奴が居ないというのも、残酷な話だろう」 それでも迷いは無い。きっと、ここが岐路なのだ。 少々妨げられた程度で揺らぐような信念なら、尚の事。 揺らがぬ陰は、折られる事も時には慈悲とさえ思うのだ。 (-248) unforg00 2021/12/15(Wed) 4:43:55 |
【赤】 仮面の役者 フランドル「……随分、…いや… …俺は現状無理に動く理由は無い。 後のことはあんた達に任せる事としよう。 任せきりにはなるが、新参者らしいと言えばらしい有り様だ」 「言うまでもないが、向こうにあんた達の事は吐かないさ こっちに構わず為すべきを為すといい。 口を噤んだところで、バレる時はバレるだろうがな…」 /* たいへんおそくなりました。 わたくしグチャグチャお嬢様、襲撃先も襲撃もお二方にお任せ致しますわ。 正直延長が無ければ終末(オワ)ってましたわ。 ギリギリでいつも生きていましてよ… (*3) unforg00 2021/12/15(Wed) 6:24:24 |
【独】 仮面の役者 フランドル「……あの二人を残して大丈夫なのか?」 あの場、ものすごい空気になるんじゃなかろうか。 蝙蝠はけっこう本気で心配しています。 (-251) unforg00 2021/12/15(Wed) 6:27:46 |
【神】 斜日の夢 フランドル──高所。 ふと、ヨルムガンドの街並みを、遠景を眺める事をやめて。 手摺の真下、直下を覗き込む。 近いようで遠い所に地面が見える。 地に足は付けたまま、けれど足元が不安定になるような錯覚。 吸い込まれるような、目眩くような、現実感の遠退くような。 得も言われぬ、そんな感覚。 子どもの頃から、高い所が好きだった。 二人連れ立って、街の外まで行った時の事。 小高い丘から街を見下ろした時の事を、今でも覚えている。 煙霧の晴れるような実感だった。 あの息苦しい街が、随分とちっぽけに思えたものだ。 あの路地裏だけが自分達の世界の全てではないと思えたのだ。 世界も案外捨てたものではないのかもしれないと。 だから二人で何処か遠い所へ行きたかった。 何のしがらみも無い、自分達とは何の関係も無い所に。 あの頃からずっと、望む事はそれだけだ。 (G3) unforg00 2021/12/15(Wed) 11:26:32 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「……契約成立、ね。 助かったわ、無用な脅迫をしなくてもよさそうで…… あなたたち、詰めが甘いんじゃないかしら こんなことして理解者が得られると思っているのなら……」 つまり、そう言った手段で訴えかけることも考えていたということ。 「……まあ、いいわ。それほど切羽詰まっているということで。 私の手を離れたと言っても、あんな奴らの手には余るもの。 取り上げたものとして一緒くたに仕舞ってるんじゃないかしら。 ……そんな扱いをされていると思うと、腹立たしい限りだわ」 (-275) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 20:22:57 |
【秘】 死霊術師 ペトルーシャ → 仮面の役者 フランドル「……私としては、〈匙〉と〈焔喰らい〉が戻ってくるなら、別に」 「どうでもいいのよ、あなたがひとりで何でもできると言うなら」 「……自信がないのなら、ちゃんとお仲間とも協力することね。 わざわざ、恨みを買うようなことした上で尻尾を見せているのよ。 『拷問に音を上げて仲間を売った』なんて筋書、簡単に作れるわ」 「……わかるでしょう? 私の言ってることも」 (-277) 7_hertz 2021/12/15(Wed) 20:31:20 |
【置】 残影の フランドル託すべきものは託した。 託されたものは、可能な限りを。 あとは時を待つだけだ。 自分のものも、誰かの為に在る自分も。 他人には、何一つとしてくれてやるつもりはない。 くれてやるのは、"哀れな役者"の道化芝居だけだ。 何があろうとも、他人に折られる事は許されていない。 だからフランドル・スキアーは折れる事ができない。 生かすも殺すも委ねる先は一人だけ。 己に立てた誓いがある限り、剣に寄る辺のある限り。 これまでも、そしてこれからも。 (L4) unforg00 2021/12/15(Wed) 20:44:15 公開: 2021/12/15(Wed) 20:50:00 |
【秘】 灯屋 レイ → 哀れな役者 フランドル「これは随分手厳しい。 ですが、そういう顔をする程度には情もあるようだ」 ゆら、ゆら。 灯屋の陰はまだ微かに揺れている。 「"野良猫"も"ホド"も、厄介なものを抱えている。 破滅願望は件の蟹退治でどうにか発散してもらいたいものですが……思想と記憶が実に厄介だ。 誰がどうして手を加えたのか、解除する方法はあるのか。"蝙蝠"である貴方にもわからないと見ていいのですか?」 元に戻したとして元の"ホド"がどのような思想を持っていたのかはわからない。けれど彼らは以前から知っている者達だ。それが誰かのいいようにされているのは……なんだか癪に障る。 これは案外、感情で動くタイプである。 「……ともかく、"番犬"にも伝えてみましょう。 少しでも救いのある終幕になるように」 私、ただの灯屋なんですけどねぇ……等と呟きながら再度、溜息を吐いた。それでも乗りかかった舟だ。 裏切りに裏切りを重ねる事になろうとも、これは選択をするだろう。 (-279) sym 2021/12/15(Wed) 20:46:07 |
【独】 哀れな役者 フランドル/* オレ天才かもしれん。 自分では折れる事も死ぬ事も選べないド依存人間らしく 投票委任してやったぜ!ギャハハハハ! (-278) unforg00 2021/12/15(Wed) 20:46:30 |
【独】 哀れな役者 フランドル/* 普通にテロだからやめた方がいいと思う(急に良識が出てくる) 人、びっくりするよ でもやるっきゃねえよなあ (-280) unforg00 2021/12/15(Wed) 20:48:55 |
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